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月に昇るその日まで

がんばろう!

Ouna のブログへようこそ!

うはぎ(ヨメナ) ** 万葉植物 **

うはぎ(ヨメナ)

 

万葉仮名 -- 宇波疑 菟芽子

 

嫁菜(ヨメナ)

 

嫁菜(ヨメナ)

 

 

ヨメナかノコンギクか

 

 

春日野に煙立つ見ゆ娘子らし春野のうはぎ摘みて煮らしも

 

万葉集 [巻十 1879]

 

「春日野に煙が立っているのが見える。おとめたちが春の野のうはぎを摘んで煮ているらしい」

 

 

「うはぎ」は嫁菜のこと。

万葉のころから代表的な春の摘み草であり、歌から食用にされていたことがわかる。

 

 

嫁菜(ヨメナ)は秋に分枝した枝先に、径3cmほどの淡紫色・白色の花を咲かせる。

「柚香菊(ユウガギク)」「関東嫁菜(カントウヨメナ)」「深山嫁菜(ミヤマヨメナ)」「野紺菊(ノコンギク)」などが、一般に「野菊」とよばれているようですが見分けるのは難しい。

 

けれど、春の摘み草としては、どれも同じように利用できるそう。

3月ごろに若芽を摘んで、おひたし・あえもの・てんぷら・炒めもの・嫁菜飯などに。

 

Ouna は食したことはないのですが、キク科の植物なので少し苦味があるかも!?

民間薬として、茎・葉を煎じて解熱・利尿剤などに用いる。

 

「嫁菜(ヨメナ)」の名の由来は、諸説あるようですが。

春の若菜の中で美味、美しく優しい花を咲かせるところから「嫁」の名がつけられたのかな…… (*´∇`*)

 

 

嫁さん

 

 

うはぎ(ヨメナ)として載せている画像は、2014年10月に旅行した 信州 駒ヶ根高原の道端で群生して咲いていたもの。

それまで、嫁菜さん・嫁菜さん・嫁さ〜ん、と探していた。

やっと、それらしき2種類の花に会えたのですが…… ヨメナかな!?

 

どちらも違うかも知れません。(;¬д¬)

今年のヨメナが咲くころに、見分けてみようと思っていたのですが、ヨメナに出会えません。

 

よく似ているヨメナとノコンギク、違いはいろいろあるようですが、確実なのは 冠毛 の長さ。

花を分解してみると、ヨメナは冠毛がほとんどなく 0.5mm。

ノコンギクは 5mm以上の長さという。

 

 

ヨメナ(嫁菜)

科名:キク科

分類:多年草

花期:7〜10月

分布:本州中部以西・四国・九州

畦道や川の縁など、やや湿っていて日当たりのよいところに生える。

 

 

上記2枚の画像だけでは難しいと思いますが、どなたか見分けてくださいませ。

嫁菜(よめな)と 媼(おうな)が お願い申します。

 

花

 

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| 万葉植物 | 15:00 | comments(2) | trackbacks(0) |

うも(サトイモ) ** 万葉植物 **

うも(サトイモ)

 

万葉仮名 -- 宇毛

 

 

里芋(サトイモ)

 

里芋 葉・葉柄

(自宅近くの菜園で 2019.10.17)

 

 

蓮(ハス)

 

蓮 葉

(万博記念公園・日本庭園で 2015.06.09)

 

 

蓮葉はかくこそあるもの意吉麻呂が家なるものは芋の葉にあらし

 

 長忌寸意吉麻呂 万葉集 [巻十六 3826]

 

 

芋(うも)は里芋のことで、万葉集に1首だけ登場している。

 

宴席で戯れて、蓮の葉と芋の葉を比べて詠んだ歌のようです。

「蓮の葉はこのように美しいものなのですね、これに比べたら意吉麻呂の家にあるのは芋の葉みたいなものですよ」

このような直の解釈ではなくて……。

 

意吉麻呂が参加した宴席で美しい見事な蓮の葉を見たのでしょう。

蓮の葉に美女の姿を重ね……それと比べると我が家の妹(妻)は、芋の葉みたいなもの、と謙遜して詠んでいる!?

調べてみると様々な解釈がされているようですが難解です。

 

古代では蓮の葉は食べ物を盛る皿として使われたりした。

万葉集 [巻十六 3837] の歌に、宴会のご馳走を蓮の葉に盛りつけた、と記されている。

蓮は万葉集に「蓮葉・蓮」で4首詠まれている。

 

💚

 

サトイモ(里芋)

 

食用にするサトイモ科の多年草。

インド東部からインドシナ半島部にかけての地域が原産地。

古く稲作の渡来以前に日本でも栽培されていたとの説もある。

 

茎は地中にあってほとんど伸びず、肥大して塊茎(いも)になる。

葉は長さ1〜1.5の葉柄(ずいき)を直立する。

葉身は楯形・卵円・ハート形で長さ30〜50cm 幅25〜30cm。

表面が滑らかで水をはじく。

 

花は和蘭海芋(カラー)や水芭蕉に似た形の仏焔苞をもつ。

花期は8月ころ。まれにしか咲かない。

 

サトイモの収穫は 9月下旬〜11月下旬ころ。(暖地)

旧暦8月15日の中秋の名月は、「芋名月」とも呼ばれ。

秋の収穫を感謝して満月に団子とともに里芋を供える風習がある。

 

サトイモの品種は とても多く、日本でよく栽培されるのは、赤芽・土垂・石川早生・唐芋・八頭など。

芋のつき方などから品種は数型に分類されている。

 

サトイモの食べ方

塩ゆで・芋雑煮・芋汁など主食的に、また汁の実・田楽など副食惣菜用にする。

葉柄は汁の実・漬物・煮物に。

 

我が家では、夏に出回る葉柄(ずいき)を茹でてアク(シュウ酸など)を抜き、煮物や甘酢に漬ける。

甘酢に漬けると美しい紅色になる。

里芋を皮ごと蒸して作る衣被(きぬかずき)や煮物も好き。

 

サトイモの栄養

サトイモにはガラクタンと呼ぶ炭水化物とタンパク質が結合した粘性物質が含まれている。

皮をむくとこのぬめりが芋全体を覆う。

ぬめりは調味料のしみ込みを妨げる。

 

皮をむくとき手指がかゆくなるのは、サトイモに含まれているシュウ酸カルシュームが原因とか。

 

成分はほとんどがデンプン。

カルウムを多く含んでいるため、ナトリウム(塩分)を排泄するので高血圧に効果がある。

近年、コレステロールの生成を抑制する成分が含まれていることが分かったそうです。

 

💚

 

里芋の葉は、蓮の葉と形が違うが大きくて表面が滑らかで水をはじく。

子供のころ、七夕の短冊に願いごとを書くために、朝早く起きて里芋の葉に溜まった露を集めて墨をすった。

里芋の葉にも蓮の葉にある「ロータス効果」と同じような仕組みがある。

 

 

関連記事:

はちす・はす(ハス) ** 万葉植物 **

 

 

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ひし(ヒシ) ** 万葉植物 **

ひし(ヒシ)

 

万葉仮名 -- 菱

 

菱(ヒシ)

 

菱(ヒシ)大沢池で

 

 

君がため浮沼の池の菱摘むと我が染めし袖濡れにけるかも

 

 万葉集 [巻七 1249]

 

 

豊国の企救の池なる菱の末(うれ)を摘むとや妹がみ袖濡れけむ

 

 豊 前 国の白水郎(とよくにのみちのくちのあま) 万葉集 [巻十六 3876]

 

 

豊国は現在の福岡県東部と大分県全域にあたる。

 

万葉集で菱は2首詠まれている。

2首とも、菱の実を摘んでいるのは女性で袖を濡らしている様子。

 

万葉人は菱の実を採って食していたことがうかがえるが、どのようにして食していたのでしょう。

鋭い とげ があるので魔除けとかに用いていたかも。(・・。)ん?

 

 

菱 の 群生

 

大覚寺・大沢池の中 菊が島周囲

 

菊が島周りの菱 群生

(2015.09.26 夕方)

 

大覚寺へ月見に行って、中秋の名月が映り込む大沢池で菱(ヒシ)を見た。

蓮(ハス)と共に池の北岸沿いの天神島・菊が島辺りをおおい尽くしている。

このように繁茂している菱を見たのは、子供のころ以来のことで懐かしかった。

 

 

Ouna の生家前、国道を横切ると大きな池があって水面を菱がおおっていた。

夏に水遊びしながら、若い菱の実を採って生のまま食べた。く(""0"")>なんてこと!

三角形の実に2本の鋭い とげ があり、成熟して堅くなったのはさわると指にささって痛かった。

 

調べてみると、菱の実は豊富な栄養成分を含んでいるようです。

塩ゆでや焼いて食べると栗の実のような味がする。

 

菱は有機ゲルマニュムを含む数少ない植物で、薬効効果も高いらしい。

これからは薬膳として注目していきたい、とひしひし思う。ヾ(´ε`*)ゝ

 

 

菱 の 構造図

 

菱の構造図

 

ヒシは池の水底から細い茎を伸ばし、夏に水面に葉を放射状に広げて、水面をおおうヒシ科 一年生の水草。

果実には逆歯のある とげ があり水底に固着して越冬する。

 

春に頂端部から芽を出し、泥中に根をおろして水面に向かう茎を伸ばす。

茎の各節には、対生して細かく枝分かれする水中根がある。

 

葉は互生で放射状に出る。長い葉柄がありその中部はふくらんで浮袋となる。

ひし形の葉には粗い鋸歯がある。つぎつぎと新しい葉がつくられ、枝分かれもして繁茂する。

 

花は7月ころから順次咲く。

若い葉の葉腋から出る柄の先に白い4弁の花がつき、水面に顔をのぞかせる。

萼4枚・おしべ4本・めしべ1本、子房は2室で基部は萼筒と合着していて、この部分が花後に発達する。

花が終わると柄がのびて水中に没する。

 

萼片は前後の2枚は脱落するが、左右の2枚は残って果実の とげ になる。

果実の内層は堅い木質になり、1室のみが発達して大きな1種子を持つ。

 

種子には胚乳がなく、1個の大きい子葉と1個の麟片状の子葉とがある。

子葉には生の状態で約20%のデンプンが貯蔵されている。

 

(参考図書:平凡社大百科事典 ヒシ 菱 から抜粋・画像転載)

 

 

ヒメビシやオニビシは萼片が4枚とも残り、とげ になるそう。

こちらは忍者が用いる道具のひとつ、撒菱(マキビシ)に……!?

足の裏攻撃!!ヽ(* ̄▽ ̄)┌θ~(>y<;)ツ イテテテ!!

 

 

菱紋

 

菱餅・武田菱

 

菱餅 武田菱

 

割り菱・松皮菱

 

割り菱 松皮菱

(菱紋:Wikipedia から拝借)

 

菱紋は、菱の実または葉を図案化したものともいわれる。

アップしている菱紋以外にもいろいろあります。

万葉集の時代に紋はなかったでしょうが、後の時代に歌に詠まれている植物がいくつも紋になっている。

 

 

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| 万葉植物 | 10:15 | comments(2) | trackbacks(0) |

いちし(ヒガンバナ) ** 万葉植物 **

いちし(ヒガンバナ)

 

万葉仮名 -- 壱師

 

 

彼岸花(ヒガンバナ)

 

彼岸花(ヒガンバナ)

 

 

道の辺(へ)のいちしの花のいちしろく人皆知りぬ我(あ)が恋妻は

 

万葉集  [巻十一 2480]

 

 

「道端に咲く彼岸花は真っ赤に咲きすぐ人目につく。私の恋しい妻のことをその花のように皆に知られてしまった」

 

歌の「いちしろく」は、いちじるしい・めだってはっきりしている、の意味。

 

万葉集に壱師(いちし)が詠まれているのは一首だけ。

 

「いちしの花」というのは、羊蹄(ギシギシ)・ 虎杖(イタドリ)・ 草苺(クサイチゴ)など、多くの説があり。

中でも彼岸花(ヒガンバナ)説が最有力だそうです。

 

彼岸花

 

ヒガンバナ(彼岸花)

ヒガンバナ科の多年草。花期は9月。

彼岸花は中国大陸から帰化したものらしい。

「曼珠沙華」という別名があるが、” 天上の華 ” という梵語に由来する。

 

ヒガンバナは有毒植物である。そのため土に穴を掘る小動物は避けるとか。

昔は飢饉の時に備えて田の畦などに植えていた 救荒植物

 

彼岸花

 

彼岸花(ヒガンバナ)

 

彼岸花(ヒガンバナ)

 

 

プランターの 彼岸花・・・もう限界よ・・・(((( ;゚д゚))))

 

彼岸花を忌み嫌う人もあるようですが、ouna は真っ赤に咲く妖しげな雰囲気に引かれて絵にした。

花を細密描写するために、プランターに植えて咲かせた。

増殖してプランターが窮屈になったので、有毒植物ではあるが食用・薬用になるという 鱗茎(球根) を掘り起こして観察。

 

 

彼岸花 の 鱗茎

 

彼岸花の鱗茎

 

茎を切り取り外皮をむいて洗った鱗茎。

鱗茎は多量のデンプンを含むが、毒性のあるアルカロイドも含む。

すりつぶした後に数回水洗いしてアルカロイドをとり除けばよい、と知ったが食べる勇気はなかった。( ̄ー ̄;

 

彼岸花

 

関連記事:

彼岸花(ヒガンバナ)の絵

 

彼岸花

 

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| 万葉植物 | 10:30 | comments(2) | trackbacks(0) |

つきくさ(ツユクサ) ** 万葉植物 **

つきくさ(ツユクサ)

 

万葉仮名 -- 月草 鴨頭草

 

 

露草(ツユクサ)

 

露草(ツユクサ)

 

 

月草に衣は摺(す)らむ朝露に濡れての後はうつろひぬとも

 

 万葉集 [巻七 1351]

 

「月草で衣を摺り染めにしよう。朝露に濡れてしまった後、たとえ色があせてしまうことがあっても……」

 

月草は万葉集に9首詠まれている。

 

「月草」は露草(つゆくさ)のこと。

染料として古くから利用され、よく布に染めつくことから「着き草(つきくさ)」と呼ばれたそう。

けれど、この花で染めたものは色が落ちやすく、あせて変わりやすい。

万葉集で月草は、移ろいやすい恋心や、はかなさのたとえで詠まれている。

 

 

露草(つゆくさ)は、夏から秋にかけて道ばたや荒地でよく咲いている花。

けれど、Ouna は家の近くで露草を見たことがないのです。

 

故郷へ Okina とお彼岸参りに行った折のこと。

道ばたで一面に広がって咲いているのを見て、子供の頃の懐かしい記憶がよみがえった。

朝露にきらきら輝く鮮やかな青色の花を摘んで、綺麗な青い水を作って遊んだことを……。

思い出にふけっていると、Okina に置いてきぼりにされていること露知らず。(ノд-。)クスン

 

 

露草(ツユクサ)

 

 

< ツユクサ(露草)>

ツユクサ科の一年草。花期は6〜9月。

路傍や荒地のやや湿った場所に生える。

花は苞葉に包まれた短い花序に数個つくが、1個ずつ咲くので一輪咲きに見える。

花の命は短くて、朝咲いて昼すぎにはしぼむ一日花。

 

朝露に輝くみずみずしい姿から「露草」の名がついたとか。

青花(アオバナ)・  藍花(アイバナ)・ 帽子花(ボウシバナ)・ 蛍草(ホタルグサ)とも呼ばれる。

 

乾燥させたものは薬用に、新芽は食用になる。

花が大輪の大帽子花(オオボウシバナ)は、観賞用・染料用に栽培され。

青色色素のコンメリニンを含む花汁で染めた青紙は、友禅・絞染の下絵の絵具に用いられる・(参考図書:平凡社大百科事典など)

 

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| 万葉植物 | 12:00 | comments(6) | trackbacks(0) |

すすき・をばな・かや(ススキ) ** 万葉植物 **

すすき・をばな・かや(ススキ)

 

万葉仮名 -- 須須伎 乎花 加夜

 

 

薄・芒(ススキ)

 

薄・芒(ススキ)

(六甲高山植物園で)

 

 

帰り来て見むと思ひし我が宿の秋萩すすき散りにけむかも

 

 万葉集 [巻十五 3681]

 

人皆は萩を秋と言ふよし我は尾花が末(うれ)を秋とは言はむ

 

 万葉集 [巻十 2110]

 

 

尾花(おばな)は、薄・芒(すすき)の花穂のこと。

尾花の名は花穂の形が馬などの尾に似ているところからで、「花芒」ともいわれる。

薄は秋の七草の一つ、十五夜に飾られる代表的な草花です。

 

薄は寂しげな風情を漂わせているが……。

花が咲いて後に白い綿状の毛束になって風にそよぐ姿は美しく、風に乗って飛んでいくさまは風情がある。

けれど、枯れ尾花はとんでもないものに見間違えられたりで…… (ノ>。☆)ノ キャッ

 

秋の七草の萩もいいけれど、Ouna も尾花に秋を感じます。

子供の頃、薄の葉を扱い(しごい)て指を切った痛い思い出もある。

 

 

薄は、茅・萱(かや)とも呼ばれる。

昔は屋根を葺いたり、炭俵を編んだりで、とても役に立つ植物だった。

屋根葺き材は地域によって、薄・葦・麦わらなどが使われており、それらの総称を「茅(かや)」と呼んでいる。

クマ笹や琉球竹を屋根材に使うところもあるらしい。

 

 

茅葺き屋根の家

 

茅葺き屋根の家

2009.11.20

 

10年も前のことだけど、京都府美山町の かやぶきの里 北村を訪ねた。

茅葺き屋根の家が多数あり、日本の農村の原風景を残して自然豊かでのどかだった。

画像の交流館・玄関前にも薄・尾花が見える。(*゚▽゚)ノ

かやぶきの里 北村では、今も薄で屋根の葺き替えをしている家が多いようです。

 

 

薄・尾花(オバナ)

 

薄・尾花;

2015.11.19

 

能勢妙見山で、尾花が秋の風になびいていた。

この薄は山野に生える普通の薄。

薄は色々な変種があるようです。「糸芒」「鷹葉芒」「縞芒」など。

葉に白い縦縞がある「縞芒」、観賞用に植えられているのを見たことがある。

 

 

 

ススキ(薄・芒)

イネ科の多年草。花期は7〜10月。

日本全土の日当りのよい山野に普通にみられ群生することが多く、茎葉が密生して大株となる。

茎は高さ1m前後の円柱形で、やや太く中実で節がある。

 

葉は長さ30〜50cmの線形、幅は6〜10mm、先はしだいにとがる。

中脈は太く白色で基部は長い鞘となり鞘口に長い毛がある。

 

花序は秋に茎の頂につき、長さ15〜30cmの散房状。

短い中軸上に7〜多数の枝(総)をつけ、各総はその基部から先端まで小穂を密生する。

 

ススキの小穂

 

小穂は長柄および短柄の2個が対になり、小穂自体は長さ5mmほどで黄色く、先端に ※ 芒(のぎ)がある。

小穂の基盤に長さ7mm内外の白い毛を密生するため、総全体が銀白色の毛に包まれる。

※ 芒(のぎ)とは、イネ科植物の実の外殻にある針のような毛。

(参考図書:平凡社大百科事典 小山鐵夫)

 

 

関連記事:

かやぶき屋根の里・・・京都府南丹市美山町 2012.10.31

 

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| 万葉植物 | 10:30 | comments(2) | trackbacks(0) |

あさがほ(ムクゲ) ** 万葉植物 **

あさがほ(ムクゲ)

 

万葉仮名 -- 朝貌 朝杲 安佐我保

 

 

木槿・槿(ムクゲ)

 

木槿(ムクゲ)

 

 

臥(こ)いまろび恋ひは死ぬともいちしろく色には出(い)でじ朝顔が花

 

 万葉集 [巻十 2274]

 

色鮮やかな朝顔の花を引き合いに出して、

「恋い焦がれて死ぬようなことがあろうとも、顔には出すまい……。」と熱い恋心を歌にしたもの。

 

「あさがほ」は、桔梗と解釈されているが、木槿・槿の説もあるそうです。

 

 

木槿・槿(ムクゲ)の花は華麗に咲くが、朝咲いた花が一日でしぼんでしまう一日花。

次のように、はかない栄えのたとえに使われる。

 

「槿花一日の栄」(きんかいちじつのえい)

「槿花一朝の夢」(きんかいっちょうのゆめ)

 

けれど、この短命な花のひとときの美しさが好まれるのでしょうか。

底紅と呼ばれる白地に赤の「宗旦槿(そうたんむくげ)」が夏の茶花として用いられる。

 

 

木槿・槿(ムクゲ)

 

木槿 宗旦槿(そうたんむくげ)

 

 

ムクゲ(木槿) アオイ科

原産地は中国と推定される。高さ2〜4mの落葉低木。

花期7〜10月。 花の直径は7〜10cm。

花は、白・紅紫・青紫色などがあり、底紅・一重・八重咲きなどと種類が多い。

 

観賞用として庭に植えるほか、茎の皮から繊維をとり、製紙原料にも。

漢方では粘滑剤として、花・木皮・根皮を薬用に用いる。

 

朝鮮では mugunghwa(無窮花)とよぶ。

夏から秋にかけて一時に咲かず、ねばり強く 咲き続ける様が朝鮮の国民性を表すとされている。

ムクゲは韓国の国花とされている。

(参考図書:平凡社大百科事典)

 

 

とあるお宅の生垣で、夏が来ると華麗に咲く宗旦木槿。

[ムクゲ(木槿)] 2008.07.29 (月の滴)

 

木が大きくなって公道にせり出したので、バッサリと刈り込まれた。

枯れてしまうのでは、と心配していたけれど。

今年も次々と花を咲かせているので、万葉集に詠まれている歌を添えて……。

 

関連記事:

あさがほ(アサガオ) ** 万葉植物 **

 

あさがほ(キキョウ) ** 万葉植物 **

 

 

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| 万葉植物 | 10:00 | comments(2) | trackbacks(0) |

あさがほ(アサガオ) ** 万葉植物 **

あさがほ(アサガオ)

 

万葉仮名 -- 朝顔 朝貌 朝杲 安佐我保

 

 

朝顔(アサガオ)

 

朝顔,アサガオ

 

 

言(こと)に出(い)でて言はばゆゆしみ朝顔のほには咲き出ぬ恋もするかも

 

万葉集 [巻十 2275]

 

「恋しさのあまり胸の内を口に出して言えば、不吉なことが起こりそう、なので人目に立たぬようにしましょう」

 

 ◆

 

朝顔は万葉集に5首詠まれている。

万葉集にある「あさがほ」は、おもに 桔梗(ききょう)や木槿・槿(むくげ)を指していたといわれるが。

現在の朝顔・昼顔の説もあるようで、真夏の早朝に清々しく咲く朝顔について調べたので載せます。

 

現在いう朝顔は、薬草として奈良時代に中国から伝来したもので、当初は種子を牽牛子と呼び、下剤として用いていた。

やがて、この牽牛子も朝顔と呼ばれるようになり、平安時代の中ごろには朝顔といえばこれを指すほどになった。

 

 ◆

 

アサガオ(朝顔)

 

ヒルガオ科アサガオ属の植物。花が美しので観賞用に栽培される。

ヒルガオ科は世界中で約50属、1600種が知られており、ほとんどが亜熱帯・熱帯に分布。

アサガオ属も亜熱帯・熱帯に分布しているが、サツマイモ属とごく近縁で同一属とされることもある。

 

アサガオ属には、アサガオのほかに、アメリカアサガオ・ノアサガオ・マルバアサガオなどがある。

アサガオの原産地は南中国からヒマラヤ・ネパール山麓地帯か、カリマンタン島(ボルネオ)・ スラウェシ島(セレベス)など東南アジア地域と推定されている。

 

アメリカアサガオ

熱帯アメリカ原産で、葉は心状卵形、全縁のこともあり、くびれが大きく3裂している。

花は小輪で淡青色、つぼみが2,3個ずつ固まってつき、一日中咲く。

 

ノアサガオ

紀伊半島以南、九州・沖縄・台湾などに分布。

多年生のつる草で、葉は広心状卵形、花は淡紅〜淡紫色。

 

マルバアサガオ

熱帯アメリカ原産で、葉は広心状卵形、3〜5個ずつのつぼみをつけ、花色は濃青・紫・淡青。紅など。

 

 ◆

 

日本のアサガオは、奈良時代末期に遣唐使が種子を薬として持ち帰ったとか。

朝鮮の百済から持ち込まれたとかいわれるが定説はない。

 

中国ではアサガオを牽牛(けんご)、種子を牽牛子(けんごし)といっている。

薬用の種子は黒と白色のもので、利尿・殺虫をかねた峻下剤として珍重されたようです。

 

日本でも初期は、朝廷が大和の畝傍(うねび)地方の薬草園に植えたと推定されている。

渡来当初のアサガオの花色は淡青1色の小輪咲き。

それ以降約1000年の間には白と浅黄の2色のものが出現。

 

文化・文政年間(1804−30)になって急激に栽培熱が高まり品種改良が進んだ。

突然変異も再々繰り返されて、次々と現在見るような多くの花色・模様が出現し、葉形・花形も多種多様のものが現れた。

また詩歌に詠まれ、絵画・浮世絵にもとり上げられた。

 

文化・文政年間、嘉永・安政年間(1848−60)に熱狂的に栽培された変化アサガオは、1885年ごろから1935年ころまで再びブームで盛況をきわめた。

しかし、徐々に大輪咲きの栽培熱が盛り上がり変化咲きは大輪咲きに押されて衰退の一途をたどった。

 

現在、日本で栽培されているアサガオは、大輪アサガオと変化アサガオに大別される。

一般にアサガオといえば、漏斗状の丸咲きのアサガオのことで。

変化アサガオについてはあまり知られていなかったが、近年は桔梗咲き系のものが市販されている。

 

 ◆

 

牽牛子の名の由来

牽牛子は、アサガオを意味する「牽牛」の種子のこと。

その名の由来は諸説あるようですが……

古代中国ではアサガオの種子は牛と取引されるほど高価な薬だったとする説。

謝礼として牛を牽(ひ)いて来たという逸話に由来する説。

……などがある。

 

アサガオの別名 牽牛花

江戸時代には、アサガオが七夕のころに咲くことと「牽牛花」と呼ばれていたことから、花が咲いた朝顔は「彦星」と「織姫」が年に一度出会えたしるしとして、縁起の良いものとされた。

 

有名な東京入谷の朝顔市は、明治中期にはじめられたもので一時中断していたが。

第2次大戦後に復活し、七夕まつりの前後、7月6〜8日に鬼子母神の境内で行われている。

 

 ◆

 

Ouna 子供のころは、「牽牛子」のことも知らずにアサガオの弾けた種子でよく遊んだが……。

以来、アサガオにあまり関心がなかった。

調べてみると今は、超巨大輪のアサガオ・桔梗咲き・矮性種など、種類や色彩も豊富で美しくて驚いた。

 

この朝顔は万葉集に詠まれている「あさがほ」ではないらしく残念だけど。

種子は強い薬理作用があり、花は七夕の「彦星」「織姫」に見立てられ、ロマンチック。

いろんな顔をもつ朝顔、来年は行灯仕立てにして咲かせてみようかな。

☆*~゚⌒('-'*)⌒゚~*☆

 

(参考図書:平凡社大百科事典など)

 

関連記事: あさがほ(キキョウ) ** 万葉植物 **

 

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をみなへし(オミナエシ) ** 万葉植物 **

をみなへし(オミナエシ)

 

万葉仮名 -- 女郎花 娘子部四 美人部師

 

 

女郎花(オミナエシ)

 

オミナエシ

 

 

手に取れば袖さへにほふをみなへしこの白露に散らまく惜しも

 

万葉集 [巻十 2115]

 

「手にしたら袖までもが黄色に染まってしまうような美しい女郎花、この白露で散ってしまうのは惜しいなあ」

キラリと光る白露、揺れ動く美しい女郎花の姿を詠んでいる。

 

 

萩の花尾花葛花なでしこの花をみなへしまた藤袴朝顔の花

 

山上憶良 万葉集 [巻八 1538]

 

 

女郎花は秋の七草の一つ。

万葉集には14首詠まれている。

 

 

 

「女郎花」の語源は分かっていないようですが、美女の中でもなお美しい姿であるとの意味。

また、粒々の黄色い花を粟飯(あわめし)に見立てて、「女飯(おみなめし)」とも呼ばれている。

 

 

 

オミナエシ(女郎花)

オミナエシ科 多年草 花期8〜10月。

日当たりのよい山野の草地に生える。

北海道から九州、さらに朝鮮・中国・シベリア東部に広く分布。

 

茎は直立し60〜100cm。葉は対生し羽状に深く切れ込む。

花は茎の先に多数つき散房状。

花冠は黄色、直径3〜5mm、5裂する。おしべは4本。

子房は下位、3室のうち2室は退化し、1室に1種子ができる。

 

古来より親しまれ、切花にされたり庭に植えられる。

仲間のオトコエシ(白花)とともに、若葉を和え物などの食用に。

根は薬用に使われる。

生け花にした後の水には悪臭があるという。

(参考図書:平凡社大百科事典)

 

子供の頃は、山野で咲いているオミナエシの花で、ままごと遊びなどしたけれど。

今は時たま、花屋さんで見て懐かしんでいる。

 

 

 

Ouna は旅行先で見た木々や花たちを、いつもコンデジに収めるのが習わし。

トップの写真の女郎花は、2011年7月25日、旅先の湯布院金鱗湖畔に植えられていたもの。

秋の七草の桔梗や撫子も、ちらほら咲きで……。

 

女郎花がもう咲いている、と眺めていたら通りかかった方から、何の花? と聞かれた。

とっさに「なでしこ」、と言ってしまい……。

 

折しも7月17日(日本時間18日)、なでしこジャパンが女子ワールドカップ初優勝! 日本中が歓喜に沸いていた。

 

女郎花さん、ごめんなさいね! 名前を間違えて教えてしまい。 (。-人-。)

でも、急いで追っかけて、「お・み・な・え・し」で〜す! と伝えましたよ。

 

 

 

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くれなゐ(ベニバナ) ** 万葉植物 **

くれなゐ(ベニバナ)

 

万葉仮名 -- 紅 呉藍 久禮奈為

 

 

紅花(ベニバナ)

 

ベニバナ

 

 

紅(くれなゐ)の深染めの衣(きぬ)色深く染みにしかばか忘れかねつる

 

万葉集 [巻十一 2624]

 

「紅の染料が衣にしみこんで濃い色に染まるように、あなたのことが私の心にしみ込んでしまったせいか忘れられないのです」……という恋の歌。

 

紅花は「くれなゐ」として、万葉集に29首詠まれている。

 

 

「紅」は中国の呉の国から伝わった「呉の藍(くれのあい)」の意味で、今は紅花(ベニバナ)と呼ばれている。

日本へは推古天皇の時代(6世紀末から7世紀初め)に朝鮮半島を経て渡来したといわれるが……。

 

藤ノ木古墳(奈良県)から出土した絹製品は、断片が約1,000点で石棺内の水に浮いていたそう。

二人の被葬者を覆っていた布は紅花染めと推定されている。

このことから、紅花は古くから日本に伝来していたことは分かったのですが、伝来の時期については定かではないらしい。

 

  

 

紅花(ベニバナ)は、西南アジア原産のキク科の二年草。

サフラワーともいう。

古くから南ヨーロッパ〜中近東・インド・中国で栽培された。

花から紅をとるほか、薬用にも栽培された。

美しさと薬効を考慮してか、古代エジプトのミイラの着衣が紅花染めであるという。

 

紅花栽培は、ふつうは秋に、寒地では春に種をまく。

草丈0.5〜1mに育ち、葉はアザミに似てとげがある。

上部で枝分かれし、初夏に各茎頂に橙黄色のアザミに似た花をつけ、日がたつと赤色に変わる。

 

花を摘む作業は、とげが皮膚を刺すので早朝または朝露のある間に行う。

茎の末の方から花が咲き始めるのを摘み採ることから「末摘花」ともいう。

この花が淡い黄色や鮮やかな紅色の染料になり、口紅などの化粧料などにも。

漢方では婦人病藥に利用される。

 

1花に10〜100個の種子が実る。種子はリノール酸が多く含まれており、上等の植物油となる。

血液中のコレステロールを除き、動脈硬化予防に効くとして需要が増加している。

この油を燃やしたすすをを集めて作った墨は、紅花墨と呼ばれ高級品。

若い茎葉は野菜として食用にされる。 切り花やドライフラワーにも使われる。

 

紅花は、植物染料として江戸期に最も発達し、藍・麻と並び三草の一つに数えられていたが。

現在の栽培地は山形県の月山の麓や最上川のほとりなど。

(参考図書:平凡社大百科事典 他)

 

 

紅花に寄せて・・・

 

Ouna はずっと紅花・紅花染に興味を引かれていた。

2010年3月に、月ヶ瀬梅林を訪ねた折、古くは月ヶ瀬の名産だった「烏梅(うばい)」のことを売店で尋ねたけれど、今はほとんど生産していない、とのことでした。

「烏梅」は、紅花で染める紅染めの発色剤としてなくてはならないもの。

 

古代の日本では、わら灰汁や果実の酸を使って紅花染めをしたようですが……。

万葉人はどのようにして染めたのでしょう。

 

 

今回、ウエブ検索で下記のサイトを見つけました。

機会があったら参加してみたいと思っています。

 

奈良・月ヶ瀬で日本の伝統色・紅の烏梅染色…

 ↓

 

紅花染

 

 

紅花で作られた口紅も買ってみた...... 紅皿 ** 紅花の口紅 ** 2011.03.11

 

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