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月に昇るその日まで

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うり(マクワウリ)** 万葉植物 **

 

うり(マクワウリ)

 

万葉仮名 -- 宇r利

 

真桑瓜(マクワウリ)

 

マクワウリの花

マクワウリの花  ウイキペディアより拝借

 

 

瓜食(うりは)めば子ども思ほゆ栗食めばまして偲(しぬ)はゆいづくより来りしものそまなかひにもとなかかりて安眠(やすい)しなさぬ

 

山上憶良 万葉集 [巻五 802]

 

「瓜を食べれば、子供に食べさせたいと思って子供のことが思い出されるし、栗を食べれば一層子供のことがいとしく思われてならない。子供は可愛いものだなあ。いったいどこから来たのだろう、子供のことが目の前にちらついて安眠もできない」

京に残してきた子供らを思い出して詠んだ歌。

 

「瓜」は今の真桑瓜のこと。

 

 

上記の歌は長歌ですが、後にとても有名な 反歌 (短歌)が続きます。

 

 

銀(しろがね)も金(くがね)も玉も何せむに優れる宝子にしかめやも

 

「金も銀も珠玉も、子にまさるものはありませんよ。子は宝です」

 

 

マクワウリ(真桑瓜)

Cucumis melo var. makuwa

 

初夏の果物(果物的野菜)として親しまれたきたウリ科の一年草。

日本での発祥の地は、岐阜県本巣市真桑地区(旧地名 岐阜県本巣郡真桑村)。

「真桑瓜」の名称は地名にちなんで付けられた。

古くは「甜瓜」と書き、カラウリ・アジウリ(味瓜)とも呼ばれた。

 

アフリカ原産のメロン類がインドを経て紀元前に中国に伝わり分化したもので。

華北を中心として発達し、5世紀ごろには多くの品種が育成されたといわれる。

日本への渡来は明らかでないが、応神天皇のころ朝鮮からの使者や帰化人によって伝えられたともいわれている。

 

岐阜県本巣市真桑地区では、西暦2世紀ごろにマクワウリの栽培が始まったという言い伝えがあり、ほとんどの農家が栽培していた。

 

ところが1962年ごろに、マクワウリとネット系メロンを交配させた甘い 「プリンスメロン」が登場。

さらにアンデスメロン・アムスメロンなどのネット系メロンに追いやられ姿を消した。

70年代以降は地元でも忘れられた果物となった。

けれど、今も「真桑の名がつく伝統の果物」を栽培しているところもあるようです。

 

 

マクワウリ イラスト

 

マクワウリの茎は、有毛のつる性でよく分枝し、浅く5裂した葉を互生する。

普通親づる、子づるには雄花が着生し、孫づるの1節目から2節目に果実となる両性花がつく。

開花は6〜7月。収穫は7〜9月。

 

果実は丸・楕円・円筒形などがあり、果皮は品種によって熟すると白・黄・黄緑・緑などになる。

上品な甘さと芳香、シャキッとした歯ざわり、特に種の周りは軟らかくて美味しい。

 

マクワウリの未成熟果実は苦味があり、薬用にされる。

 

最近は店頭であまり見かけなくなっていますが、黄金色のマクワウリを「マッカ」と呼んで、子供のころによく食べた。

古事記・万葉集にも登場。織田信長も愛した「マクワウリ」は、昔なつかしの果物です。

 

 

※ 参考文献:平凡社大百科辞典  2005年8月23日 毎日新聞記事

 

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| 万葉植物 | 08:00 | comments(4) | - |

なでしこ(カワラナデシコ)** 万葉植物 **

 

なでしこ(カワラナデシコ)

 

万葉仮名 -- 石竹 瞿麥 奈泥之故 牛麥 奈弖之故 那泥之古

 

 

河原撫子(カワラナデシコ)

Dianthus superbus var. longicalycinus

 

カワラナデシコ

2008.08.01 伊吹山で

 

 

 

我がやどのなでしこの花盛りなり手折(たを)りて一目見せむ児(こ)もがも

 

大伴家持 万葉集 [巻八 1496]

 

「なでしこの花が今真っ盛り。。。手折って一目見せてやれるような女の子がいたらいいのになあ」

 

 

「なでしこ」は、万葉集に26首詠まれているが、うち11首は大伴家持の歌。

家持の家の庭に美しい撫子(なでしこ)がたくさん植えられていたのでしょう。

Ouna は群生している撫子を見てみたいなー。

 

ナデシコ

 

 

撫子は花びらの先が糸のように細く裂け、繊細・優雅な感じがする。

可愛らしいので撫でてみたくなる。そのように感じられることから名が付けられたよう。

 

山野や河原などに生育するので河原撫子と呼ばれるているが、大和撫子の別名もある。

「大和撫子」というのは、中国から平安時代に渡来した石竹を「唐撫子」と呼んだのに対して、それと区別するためとかで……。

やがて「大和撫子」は、日本女性の清楚な美しさを讃えていう言葉になった。

 

 

 

「なでしこ」で思い浮かぶのは「なでしこジャパン」

日本国籍を有する女子のトップ選手で構成される日本女子代表チームの愛称。

FIFA女子ワールドカップ・ドイツ大会 2011で世界一! 「なでしこジャパン」は美しくそして強かった。

 

 

 

 

野辺見ればなでしこが花咲きにけり我が待つ秋は近付くらしも

 

万葉集 [巻 十 1972]

 

撫子は秋の七草の一つ。

古くは「常夏(とこなつ)」と呼ばれ、7月ごろ咲き始め、夏から秋への季節の移り変わりを知らせてくれる花。

 

 

 

ナデシコ(撫子)

なでしこ(撫子)はナデシコ科ナデシコ属 Dianthus の植物の総称

学名:Dianthus

科目:ナデシコ科

分類:多年草

草丈:30〜80cm

分布:日本では 本州・四国・九州に広く分布

花期:7〜10月

日当たりのよい草原や河原に生育する

花色は淡紅色・白色

 

撫子の種子は漢方で「瞿麦子(くばくし)」と呼んで利尿剤などに用いられる。

 

 

 

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| 万葉植物 | 12:00 | comments(4) | - |

しだくさ(ノキシノブ)** 万葉植物 **

しだくさ(ノキシノブ)

 

万葉仮名 ー- 子太草

 

我がやどは甍(いらか)しだ草生(お)ひたれど恋忘れ草見るにいまだ生ひず

 

万葉集 [巻十一 2475]

 

「わが家には屋根のしだ草なら生えているけども、恋忘れ草はまだ生えていません」

恋の悩みや苦しみが忘れられるといわれる草(萱草)が、生えていたならいいのに、と詠っている。

 

万葉集中に 「しだ草」は 2首 詠まれているようです。

 

 

 

軒忍(ノキシノブ)

 

軒忍(ノキシノブ)

2011.05.18

鉢中の岩石上の水苔に観賞用に植えたノキシノブ

 

 

画像のノキシノブは空き家にしている別宅庭のもの、自然の雨露だけで永年生きている。。。

このノキシノブが植わっている鉢はずっと昔から庭にある。

撮る少し前に水をかけたら生き生きして……。

 

 

軒忍(ノキシノブ) 巨木の幹に・・・

 

巨木の幹に生えているノキシノブ 1

 

 

巨木の幹に生えているノキシノブ 2

2020.06.22

神社境内のクスノキの巨木に生えている ノキシノブ

 

 

屋根や古い家の軒端に生えるので「軒忍(ノキシノブ)」の名がついた。

今では屋根や軒端にノキシノブを見ることは少ないが。

神社・寺の境内の大木に生えているのはよく見かける。

 

 

葉は革質で長さ約8〜25cm。

胞子(胞子嚢群)が目玉のように並ぶことから、「八つ目蘭(ヤツメラン)」とも呼ばれる。

胞子は晩秋から初冬に熟し、二面体形で黄色。

 

長期間乾燥すると葉は内側に巻いて細くよれ、乾燥に耐える。。。w( ̄o ̄)w オオー!

また松の幹に生え、風蘭に似るので「松の風蘭(フウラン)」の名など、別名が多い。

観賞用に栽培されることがある。

 

 

ノキシノブ(軒忍)

学名:Lepisorus thunbergianus

科目: ウラボシ科

分類:常緑性シダ植物の多年草

分布:北海道南部以南の平地・山地に分布

通常、木の幹や岩の上などに着生する。

全草が薬用にされる。

 

 

 

しだくさ(ウラジロ)説

「しだ草」は「軒忍(ノキシノブ)」が定説になっているが……。

「した草」と読み、裏白(ウラジロ)とする説もあるそうです。

 

裏白は新年のしめ飾りなどに使われる縁起の良い草。

ウラジロ科 常緑性シダ植物の多年草。

 

 

関連記事:

わすれぐさ(ヤブカンゾウ)** 万葉植物 **

 

 

参考図書:

平凡社大百科事典 やまと花萬葉

 

 

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| 万葉植物 | 20:20 | comments(4) | - |

つづら(ツヅラフジ)** 万葉植物 **

つづら(ツヅラフジ)

 

万葉仮名 -- 都豆良 黒葛

 

 

葛藤(ツヅラフジ)

 

葛藤(ツヅラフジ)

2017.05.12 奈良春日大社・萬葉植物園で

 

 

駿河の海おしへに生(お)ふる浜つづら汝(いまし)を頼み母に違ひぬ

 

万葉集 [巻十四 3359]

 

 

「駿河の海の磯辺に生えた浜つづらのように私はあなたをあてにして、母にそむいてまで、いつまでも待っていますよ」と、ひたむきな乙女心を歌ったもの。

 

万葉集に「つづら」を詠んだ歌は二首登場。どちらも恋の比喩に用いている。

 

 

「つづら」は「蔓(つる)」の意味。

歌にある「浜つづら」は海岸や海に近いところに生える蔓性植物の蓮の葉葛(ハカズラ)、別名 犬葛(イヌツヅラ)と考えられるが「葛藤(ツヅラフジ)」の説が有力。

 

「葛藤(ツヅラフジ)」は「大葛藤(オオツヅラフジ)」とか「つたの葉かずら」の名でも呼ばれる。

ツヅラフジ科、木質のつる性 落葉低木。

林縁に多く生えて他の木にからみついたり、地を這って長くのびる。

 

葛(ツヅラ)の蔓(ツル)のごとく曲がった坂道を九十九折り(ツヅラオリ)という。。。(⌒▽⌒)アハハ!

 

花は夏に青々した葉の間から、さわやかな感じのする淡い黄緑色の細かい花が円錐状に何か所にも咲く。

晩秋から初冬にかけて、ぶどうの房に似た果実が実る。

果実は濃い藍色で白粉を帯びて美しいが毒性があり食べられない。

 

トップの画像で見ると若い蔓(茎)は緑色をしているが古い蔓は黒っぽく見える。

根と茎は利尿、鎮痛、解熱薬に利用される。

 

 

蔓で編んだカゴは「葛籠(ツヅラコ)」というが、これも略されて「つづら」と呼んでいる。

「つづら」というのは、はじめツヅラフジの蔓を用いて作ったからで。

縦を丸蔓、横を割り蔓で編み、四方のすみと縁はなめし皮で包んで作ったという。

 

背負い籠や衣服を収める物入れとして使われていたようだが。

のち、ツヅラフジで作ったものはすたれた。

 

 

近世に入って万年葛籠と呼ばれたもので、竹・ヒノキ製に紙をはり渋や漆を塗ったものが作りだされた。

当時、葛籠は婚礼道具の一つであり、縦2尺3寸、横1尺4寸、深さ1尺2寸、金紋・蒔絵などの上等品も作られていた。

 

葛籠は大正初期までひろく一般家庭で用いられていたが、その後すたれてしまい、今日ではほとんど見られなくなった。

 

Ouna は長く生きているので、子供のころ、蔓で編んだ葛籠は知らないけれど、大正時代の葛籠は見たような気がする。

「つづら」という言葉も知っている。

 

 

「つづら」を背負って帰るお爺さん

 

「舌切り雀」の話の中のお爺さん、雀の宿で つづら に入ったお土産をもらって帰る。

 

河鍋暁斎画:「舌切すずめ」 Wikipediaより拝借しました。

 

 

参考文献:

平凡社大百科事典 やまと花萬葉

 

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| 万葉植物 | 22:00 | comments(4) | - |

わらび(ワラビ)** 万葉植物 **

わらび(ワラビ)

 

万葉仮名 -- 和良妣

 

石走(いはばし)る垂水の上のさわらびの萌え出づる春になりにけるかも

 

志貴皇子 万葉集 [巻八 1418]

 

春の訪れをつげる蕨(わらび)の新芽が息吹き、山野の生き生きした様子が詠われている。

「萌え出づる春になった……」と詠み人の喜びの気持ちが伝わってくる。

万葉集に わらび を詠んだ歌は1首のみ。

 

 

蕨(ワラビ)

 

ワラビ

2011.05.13

苔むしたベンチに載せて

 

 

ワラビ

2011.05.13

草むらで

 

 

春の初めの若芽を摘んで食用にするのは日本の古くからの習わしで、現在でもワラビ(蕨)は山菜の代表の一つ。

田舎育ちの子供のころ、たまに食べていたけれど……。

今はワラビの新芽を目にする機会がなく、口にすることもない。

 

以前に 三田市・永沢寺へ牡丹を見に 行く途中、新緑の静かな山間の川沿いでワラビを見た。

もう初夏で、ワラビの背丈は伸び、新葉は羽のように開きかけていた。。。

 

草むらを探して……。

握りこぶしを思わせるような新芽を土の中から突き上げているワラビを見つけた。

うれしくなって、少しばかり折り採った。

 

停留所でバスを待つ。

大きな桜の木の下に朽ちて苔むしている木のベンチが……どうみても座れそうにないベンチ。

いつからこの場所に置かれているのだろう? と見入ってしまった。

採っていたワラビをそっと座らせて記念撮影。

 

 

ワラビ(蕨)

学名:Pteridium aquilinum

科名:コバノイシカグマ科(かつてはイノモトソウ科)

分類:夏緑性シダ植物の多年草

分布:日本全国、北半球に広く分布

採取:4〜5月

 

ワラビは、おひたしや含め煮、山菜ご飯などにするとおいしい。

塩漬や干しワラビにして保存食料とした。

 

根茎からは澱粉をとり「ワラビ粉」として菓子原料や糊の材料に。

最近の「ワラビ餅」はジャガイモなどのデンプンを使っているようですが。

 

ワラビにはチアミナーゼというアクの成分が含まれているので、生のままでは食用にできない。

アクの抜き方ですが、アルカリと熱で分解される。

重曹を使うと手軽なのですが、昔ながらの木灰を使ったアク抜きがよいそう。

 

万葉人も自然の木灰などでアク抜きして食していたのでしょうね。

 

 

今年の春はワラビに会える山野に出かけて、しっかりと観察しよう。

そして少しばかり採ってきて、子供のころ母がばら寿司に春の香として添えてくれたようにしてみよう。

体力的には今年が最後のチャンス! と思っていたが、新型コロナ禍で望みは絶たれた。

 

 

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| 万葉植物 | 09:00 | comments(4) | - |

むぎ(オオムギ)** 万葉植物 **

むぎ(オオムギ)

 

万葉仮名 -- 麥 武藝 牟伎

 

 

大麦(オオムギ)

 

オオムギ(大麦)

2017.05.12

奈良・春日大社 萬葉植物園で

 

 

 

馬柵越(うませご)しに麦食(むぎは)む駒の罵(の)らゆれどなほし恋しく思ひかねつも

 

万葉集  [巻十二 3096]

 

 

「柵越しに馬が青麦を食べると叱られるように、私があの方と逢ったことで親に叱られた。それでもあの方のことがなお恋しく思われて仕方がない」

 

 

万葉集に「麦」は2首、ともに「麦食む駒」と詠まれている。

 

 

「麦」は大麦・小麦・ライ麦・燕麦などの総称。

万葉集に詠まれる麦としては「大麦」が当てられる。

 

大麦と小麦は相当古い時代に中国から渡来して、栽培された重要な穀物だったことから、両者とも「麦」とする説もあるそう。

 

 

大麦は食用・飼料として栽培されてきた越年草(エツネンソウ)で。

春に花が咲き真っすぐな穂に 穎(エイ)花を密に付け、 麦秋(バクシュウ)に収穫される。

 

大麦には麦穂を上から見て6方向に分かれて種子(実)を付ける六条大麦(ロクジョウオオムギ)と、2方向に分かれて種子(実)を付ける二条大麦(ニジョウオオムギ)がある。

二条大麦はビール麦として栽培される。

 

大麦は粒のまま、あるいは砕いたものを利用する。

これを原料としたものに押麦・麦みそ・麦こうじ・麦茶・麦焦しなどがある。

麦焦し(はったい粉)は子供のころ、おやつにときどき食べた。。。 (*゚▽゚*)

 

太くてやわらかい大麦の 稈(カン)は、麦わら細工・麦わら帽子などの原料になる。

 

小麦は主に製粉して小麦粉として利用、パン・麺類・菓子・てんぷら粉などに。

 

 

オオムギ(大麦)

学名:Hordeum vulgare

科名:イネ科

分類:越年生草本

原産地:中央アジア近辺

草丈:60〜100cm

花期:4〜5月

 

 

市立公園の分区園で赤いスイートピーと一緒に、麦が植えられているのを見たことがある。

観賞用でしょう、花屋さんでも生け花用の青麦を見かけます。

万葉集に柵越しに馬が青麦を食べると叱られる、と詠まれているように……。

麦を大切な穀物としていた万葉人、現代のように生け花とかにして愛でたでしょうか?

 

 

参考文献:

平凡社大百科事典 やまと花萬葉 春日大社・萬葉植物園 説明板

 

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| 万葉植物 | 10:30 | comments(4) | - |

あふち(センダン)** 万葉植物 **

あふち(センダン)

 

万葉仮名 -- 相市 阿布知 安布知 安不知

 

 

栴檀(センダン)

 

センダン

 

 

玉に貫(ぬ)く楝(あふち)を家に植ゑたらば山ほととぎす離(か)れず来(こ)むかも

 

大伴書持 万葉集 [巻十七 3910]

 

 

「楝の花を家に植えたなら、山ほととぎすがいつも来るだろうか」

 

詠み人、大伴書持が、久邇京(恭仁京 ー 京都府加茂町)にいる兄の大伴家持に、贈った歌であるの後書きあり。

 

「玉に貫く」は、楝(おうち)の蕾を玉として、縵(かずら)や首飾りなどを作るのに細ひもに通すこと。縵(かずら)= 髪飾り。

「楝」は、現在の栴檀(センダン)のこと。

 

万葉の時代には、楝は霊力が憑依(ひょうい)する聖なる木とされていた。

憑依という言葉が気になりますが……。

楝の可愛らしい花や実を愛で、花が散るのを惜しむ歌が4首詠まれている。

 

 

センダン の 花

 

センダンの花

 

センダンの花の蕾を見れば、ほんに玉のようで美しい……。

 

 

センダンの葉は鳥の羽のような形で広がり。

初夏、若枝の葉腋に淡紫色の小花を円錐状にたくさんつける。

萼片は5枚で小さく早落性。花弁は5枚で長さ約8mmの長楕円形〜披針形、淡紫色。

雄しべは筒状に合着し、筒部は紫色、先は多裂しその内側に10個の がある。

 

 

センダン の 果実 と 鳥

 

センダンの実と鳥

 

センダンの果実は毒性があるのに鳥がついばんでいる。大丈夫かな!? 大丈夫!

画像に鳥は三羽だが、大木の鈴生りの実にムクドリが群れで来ていて賑やかだった。

 

果実は長さ約1.5cmの楕円形の石果(核果)で10月ごろ黄色に熟し、落葉後も長く枝上に残る。

センダンは、石果(核果)の果実を鳥に食べさせて、不消化のままの種子を排出、散布させる「被食散布」植物。

 

センダンの果実を「苦楝子(くれんし)」といい、整腸・鎮痛薬に。

樹皮は「苦楝皮(くれんぴ)」で、回虫などの駆虫薬にされる。

茎や葉は農業用の殺虫剤として利用される。

 

 

センダンは、古名を楝・樗(おうち・あふち)といい、あて(漢字?)の木とも呼ばれた。

アテは大工用語で反りやすい悪質の材木、アテ地といえば日陰の耕地に適さない土地をさすように、悪い意味がある。

 

楝は平安時代には獄門の前に植えられ、罪人の首をかけたといわれる。

今でも屋敷に植えるのを忌嫌う所が多い。

一方で、この葉は古くから5月の節句に、ショウブと共に軒に葺いたり身に帯びるものとされ、邪気を払う木と考えられていた。

 

 

センダン(栴檀)

学名:Melia azedarach L.

別名:オウチ(楝)

科名:センダン科

分類:落葉高木

花期:5〜6月

有毒植物

 

ヒマラヤ山麓地方原産と推定される。

古くからアジアの各地で植えられ、日本でも伊豆半島以南の暖地沿岸に野生状に生育している。

庭園樹・街路樹として植えられることも多い。

 

 

センダンの名の語源は

調べていたら下記のサイトにたどり着きました。

 

センダン - 額田医学生物学研究所・付属病院

 

 

「栴檀は双葉より芳し」といわれるセンダンは、「白檀(ビャクダン)」のこと。

白檀はビャクダン科。半寄生の熱帯性常緑樹。香木として利用される。

 

 

 

※ 参考図書: 平凡社大百科事典 辞典 やまと花萬葉

 

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| 万葉植物 | 08:45 | comments(4) | - |

つた(テイカカズラ)** 万葉植物 **

つた(テイカカズラ)

 

万葉仮名 -- 都多 津田

 

 

定家葛(テイカカズラ)

 

テイカカズラ

 

 

石(いは)つなのまたをちかへりあおによし奈良の都をまたも見むかも

 

万葉集 [巻六 1046]

 

 

「もう一度若返って、美しい奈良の都を見たいが、また見ることができるだろうか……」と都をなつかしく思いだしている。

 

 

「石つな(いはつな)」は、岩に這う(はう)ツタのこと。

名前は「伝う(つたう)」に由来する。

この「石(いはつな)」の万葉歌は、定家葛(ていかかずら)が当てられている。

 

 

定家葛(テイカカズラ)の 花

 

テイカカズラの花

 

 

 

テイカカズラ(定家葛)

 

「定家葛」の和名の由来は、藤原定家 が愛する人、式子内親王を忘れられず……

蔦葛に変わってその人の墓にからみついた。という伝説にちなむとか。

 

学名:Trachelospermum asiaticum

別名:マサキノカズラ(柾葛)

科名:キョウチクトウ科 テイカカズラ属

分類:つる性の常緑木本

原産地:日本

花期:5〜6月

 

日本では本州・四国・九州の山野に自生。ときに庭木にされる。

テイカカズラは気根によって樹石上にのぼり、高さ十数m、直径5cmぐらいにもなる。

 

初夏に真っ白な花を咲かせ、初めは真っ白で次第に淡黄色に変化する。

花びらの形は風車・スクリューに似ていてユニーク。

枝が揺れるたびに甘い香り、ジャスミンのような香りが辺り一面に漂う。

 

果実は細長いむち状の袋果で2個が対になってぶら下がる。

熟すると縦に裂け目を生じて種子を散布する。

葉や茎を切ると白い乳液が出る有毒植物だが、葉・茎を乾燥させて解熱強壮剤に。

 

 

関連記事:

以前にテイカカズラがセンダンの大木にからんで咲いている姿を見た。

 

センダンとテイカカズラ*花と香りの競演!? (月の滴)

 

 

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| 万葉植物 | 15:00 | comments(6) | - |

ささ(ササ)** 万葉植物 **

ささ(ササ)

 

万葉仮名 -- 小竹 佐佐

 

 

隈笹(クマザサ)

 

笹・クマザサ

西宮神社境内の神苑で 2020.01.08

 

 

都笹(ミヤコザサ)

 

笹・ミヤコザサ

宮城県松島・西行戻しの松公園で 2011.02.24

 

 

笹の葉にはだれ降り覆(おほ)ひ消(け)なばかも忘れむと言へばまして思ほゆ

 

万葉集 [卷十 2337]

 

 

「笹の葉にはらはらと降る雪が覆いかぶさり、やがて消え去るように、私も消え去ってしまったならば、あなたを忘れることができるでしょうか。と妻が言うのでいっそうかわいく思われる」

 

笹は万葉集に 相聞歌 として5首詠まれている。 ラブ

 

 

写真の隈笹(クマザサ)は 西宮神社の境内の神苑で撮ったもの。

 

西宮神社・えべっさんの縁起物の福笹は、なに笹なのだろう??

オカメザサ だろうか? 後日に調べてみます。

 

 

クマザサは多年生常緑笹で日本固有種。

原産地は京都だが、日本の山間部に広く野生化している。

草丈1〜1.5mほど。 横幅 4〜5cm、長さ 20cmほどの葉を4〜7枚つける。

春に美しい緑色の新葉を出し、秋から冬になると葉の縁が白く枯れて隈取ったようになる。

それで、隈笹の名がある。

クマザサは現在ではほぼ全国的に栽培されている。

 

 

写真の 都笹(ミヤコザサ)は 2011年2月24日に、宮城県松島・西行戻しの松公園のアカマツの下で撮った。

デジカメ向けていると、「クマザサ」やね。と話しかけてくださった方がいた。

けれど、クマザサに似ているようですが、葉が細いのでたぶん「ミヤコザサ」!?

 

 

ささ(ササ)

Sasa

イネ科の多年生植物。

日本のタケ類はほとんどが中国から渡来したものですが、ササは日本独自の種が多く、さらに地方によって変異が多いのも特徴。

 

ササの種類は多く、クマザサ(隈笹)・ミヤコザサ(都笹)・チマキザサ(粽笹)・ネザサ(根笹)・チシマザサ(千島笹)などがあり、ふつう山地に自生する。

 

タケとササはよく似ているので区別はとてもむずかしく、大型のものをタケ、小型のものをササという。

けれど、ササと呼んでいるタケ「オカメザサ」は成長しても2mほど。

タケよりも大きいササ「メダケ」は大きくなると最大で8mにもなる。

「クマザサ」は正月や祝いごとの「松竹梅」の花材として「タケ」同様に扱われている。

 

タケ・ササともに、新芽をタケノコと呼び、タケはタケノコの皮がはがれ落ちるが、ササはいつまでも残っている。

ササの 稈(かん)は低く多くは2m以下、節から出る枝も少数で、比較的大型の葉をつける。

タケもササも地下茎によって無性繁殖する。まれに花が咲くが花弁はない。

 

 

ササは古くから、葉は薬用に稈(かん)は 釣り竿・竹垣・うちわなどの細工物に利用されてきた。

ササ類は小型で刈り込みに耐え、常緑性でクマザサのように冬にも美しく隈どる種類や斑入り葉のものなどがあり。

庭園のグランドカバー、垣根や植込みに利用されている。

 

特に、青葉には抗菌防腐作用があり、粽(ちまき)や富山の鱒ずしのように食品の包装にもよく利用される。

 

5月5日に 粽(ちまき)を食べるのは、もともと中国で供物を捧げていた行事が由来していて。

奈良時代に端午の節句の風習のひとつとして日本に伝来したらしく。

当時、都のあった近畿地方を中心に、白く甘い団子をササの葉で包んだ粽(ちまき)が広まったようです。

 

 

チシマザサ(千島笹)は大型のササの一種。

稈の基部が弓状に曲がっていることからネマガリダケ(根曲竹)の別名がある。

ササのタケノコは小型であるがチシマザサのような大型のササでは、食用として重要でスズコの名で広く利用されている。

 

 

万葉集ではササそのものについては詠まれていないが、万葉人も稈(かん)や葉をいろいろと利用していたことでしょう。

粽(ちまき)のようなものは作ったかなー (*'ω'*)......ん?

 

 

参考図書:平凡社大百科事典

 

 

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ふぢ(フジ)** 万葉植物 **

ふぢ(フジ)

 

万葉仮名 -- 藤 敷治 布治

 

 

藤(フジ)

 

藤・フジ 白花

2017.05.12

奈良・春日大社 萬葉植物園 藤の園で撮影

 

 

恋しけば形見にせむと我がやどに植ゑし藤波今咲きにけり

 

山部赤人 万葉集 [巻八 1471]

 

「恋しくなったら形見にして懐かしもうと思い庭先に植えた藤の花が今咲きました」

山部赤人には離れた所に恋しい女性がいたのでしょうか…‥。

 

「藤波」は、藤の花が垂れ下がって揺れている様子を波にたとえたもの。

 

 

藤(フジ)

 

大木に絡みついて巻き上がった藤(フジ)

 

藤・フジ 白花

2017.05.12

奈良・春日大社 萬葉植物園 藤の園で撮影

 

 

藤波の花は盛りになりにけり奈良の都を思はすや君

 

大伴四綱 万葉集 [巻三 330]

 

防人司・大伴四綱が九州太宰府の長官・大伴旅人に献じた歌で。

「藤の花の盛りを見ると、都を思い出しませんかー」と問いかけている。

 

藤は万葉集で26首詠まれているが「藤波」と表現されているのが18首。

藤の花は奈良時代には、奈良の都を代表する花だったのでしょうか。

 

◆ 

 

藤原氏の氏神である奈良・春日大社の有名な「砂ずりの藤」は、4月末〜5月上旬が見ごろ。

花穂が地につくほどに長く垂れて咲く。

大社の社紋は「下り藤」、昔から藤は手厚く保護されてきたようです。

 

春日大社は御蓋山(みかさやま・三笠山)麓の原生林に囲まれた森の中に鎮座する。

原生林の杉や竹柏(なぎ)の太い古木に、力強く絡みついた多くの自生の藤も咲き誇る。

 

 

藤(フジ)の 花

 

藤・フジの白花

 

 

フジ(藤)

学名:Wisteria floribunda

科名:マメ科

分類:つる性の落葉木本

花期:4〜5月

 

日本人の生活や伝統文化に密接な関連をもつ日本固有種。

日本のフジは大別してフジ(野田藤)とヤマフジ(山藤)の二種がある。

フジのつるは右巻き、ヤマフジのつるは左巻きとか。

 

フジの茎は初め草質、生長が早く、長く伸び、右巻きに他物に巻きつく。

後に木質化して老大し、径数十cmになる。

 

葉は大きく、9〜19枚の奇数小葉をつける 羽状複葉 で長さ20〜30cm。

小葉は卵形で先がとがり、長さ4〜10cm。

 

4〜5月ごろ長く垂れ下がる 総状花序 を伸ばし、多数の蝶形花をつける。

花序はふつう20〜50cm、長いものでは2mにもなる園芸品種がある。

花は美しい紫色で藤色と呼ばれるが、白色・淡紅色の園芸品種もある。

 

果実は細長く、扁平で長さ15〜30cm。

果皮は木質で固く細かい毛が密生している。

冬に空気が乾燥してくると2片にはじけて、円形・扁平な種子を飛び散らせる。

本州・四国・九州の低山地・平地に生える。

古くから観賞用として日本で広く栽培され、園芸品種も多い。

 

種子はあぶって食用や薬用に用いられる。

つるは非常に丈夫で、椅子やカゴなどの家具として利用される。

かつては繊維をとり、織物にしたり、ロープのように利用。

 

藤づるの繊維から作った藤布は、原料が自給でき丈夫だったので、山村では長い間利用されてきた。

万葉集では「荒妙の藤(あらたえのふぢ)」と詠まれ、織り目の粗い布を意味した。

 

 

※ 参考図書:平凡社大百科事典 やまと花萬葉

 

 

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