私たち 葉牡丹(ハボタン)一同は、
春になったら〜〜〜 楽しいダンスパーティー開きます。
今はまだ寒くて、ロゼットのドレスで頑張ってますけど。
春になって背が高くなったら、思い思いのロングドレスで着飾って……。
ヾ(〃^∇^)ノ わくわく♪
踊る曲目は「星影のワルツ」それとも「きよしのズンドコ節」かな。
古い!古い!…… それなら「勝負の花道」は、どうでしょう……。
先輩ハボタンの選んだ曲ね。今は氷川きよしは歌ってないわね。
正月に、葉牡丹たちは春に開くダンスパーティーの話で盛り上がっていたようです。
ドレスの乱れに 気を付けて
ドレスの埃は 払いましょうね
ドレスに シミを付けないで
しっかりと 目を覚ましましょうね
大粒の涙は こぼさないで
葉牡丹一同に Ouna が短いコメントつけています。
葉牡丹たち、ダンスパーティーに向けてプチリハーサルしてるのか、氷川きよしの歌声が聞こえてきましたよ。
元気な応援歌のようだけど……。
葉牡丹たちは、ロングドレスでちゃんと踊ることができたのでしょうか!?
YouTube
勝負の花道 氷川きよし 公式 YouTube
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万葉仮名 -- 茵 都追慈 管士 管仕 管自
六甲高山植物園で撮影
河辺宮人 万葉集 [巻三 434]
「風が激しい美保の浦には白つつじが美しく咲いているが、亡き人のことを思うと、いくら見ても楽しい心にはなれない」
亡き人に見せてやりたかったのに……。挽歌でもある。
万葉集では、白つつじ・丹つつじ(ニツツジ)・石つつじ(イワツツジ)の名でも「つつじ」が詠まれている。
「丹つつじ」は赤系のつつじ。
詠まれているのは主に野生種のつつじでしょう。
つつじを詠んだ歌は10首。赤系のつつじは一首のみ。
清楚な感じの白花が好まれたのでしょうか……。
初夏の山を彩る代表的な「ヤマツツジ」は、花色も 紅・橙・桃・紫・白色といろいろ。
野生種でよく知られているものに、コメツツジ・ミツバツツジ・モチツツジ・レンゲツツジなどがある。
また、キリシマ・ミヤマキリシマ・ウンゼンツツジ・ヒラドツツジ・クルメツツジなどと、地名のついたのもある。
因みに家の庭には、園芸品種のヒラドツツジのオオムラサキ(大輪の紅紫色)が咲く。
京都・長岡天満宮で撮影
学名:Rhododendron
ツツジには種類が何百種もあり、それらの総称。
ツツジ科ツツジ属の低木または高木。
葉は常緑または落葉性で互生し、鋸歯がなく先端に水孔がある。
4月〜6月に咲く花は鐘形。ときに筒形で先が5〜8裂する。
雄しべは花冠裂片と同数か2倍あり、葯は先端に穴が開いて花粉を散らす。
?果は4〜5室からなり、室の背面が縦に裂けて多数の小さな種子を散らす。
日本では、北海道から九州まで自生している種類が多く、庭園樹に多く利用されている。
学名:Rhododendron quinquefolium
少し高い山の尾根筋、とくに岩場に生える落葉低木。
高さは3〜6m。
葉が枝先に5枚輪生状に付くので、ゴヨウツツジ。別名をシロヤシオ。
新緑の時、葉の周囲が赤く染まって美しい。秋には紅葉する。
花は枝先に1個か2個、斜め下向きに咲かせる。
径3〜4cmで純白、一部に緑色の斑点が入る。
敬宮愛子さまのおしるし花として有名になった。
(六甲高山植物園 ガイドブック より)
ツツジは各地でいろいろ見たが、ゴヨウツツジを六甲高山植物園で見た時、珍しいと思った。
ピンク色のも咲いていて可愛いかったけれど……シロヤシオを載せました。
今までに訪ねたツツジの名所
* 京都・長岡天満宮
* 西宮・広田神社
* 奈良・葛城山
* 京都・梅宮大社
* 雲仙・仁多峠
参考図書:平凡社大百科事典 やまと花萬葉
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JUGEMテーマ:お花見&桜
今年の桜の開花は平年より早い予感がします。
わが庭の梅の花がビックリするほど早く咲いたので。(´*ω*`)
2006年ごろから Okina と Ouna は、桜の時期がくると地元以外の桜の名所へも足を延ばした。
そのころはブログ「竹取物語」を始めたばかりで記述が不十分、撮った写真も紛失したりで……。
ブログ「月の滴」「月に昇るその日まで」に移ってからのも古い記事です。
年月を経て桜の風景も変わっているかも知れませんが……。
どこの桜も一生懸命に美しく咲いていて感動したのを覚えています。
近畿圏の兵庫・大阪・京都・奈良・滋賀などで印象に残ってる桜。
吉野山の桜。
宇陀・仏隆寺の千年桜。本郷の瀧桜・又兵衛桜
岐阜・根尾谷の宇野千代が救った淡墨桜。
これらの桜は超古木ながら、管理がよくて今も健在で美しく咲いているようです。
滋賀の大津・彦根・長浜・海津へと、琵琶湖畔一周など。
桜前線お迎えに、九州・山口へ。
桜を追って遠くの東北から北海道へも旅をした。
お花見できていない名所は、まだまだ多く残っている。
悔しかったのは二度も行ったのに、散っていた長野の高遠城址公園の桜。
三度目の正直で花見できるかな!? でも、老いてもう行けない。
そこで、ブログに載せた桜の名所・花見の記事から、ピックアップして回想します。
ずっと以前に、琵琶湖の遊覧船上から、湖岸に連なる見事な桜を見た。
とても素晴らしかったので、二度目は桜並木を散策してみた。
海津大崎の桜〜琵琶湖を臨みながら満開の桜並木を散策〜♪♪v(⌒o⌒)v♪♪ 2014.04
彦根城の桜満開! 内濠・中濠の桜ソメイヨシノは落花盛ん。。。
花嵐で花吹雪となって、、、濠に浮かぶ。
濠に浮かんだ風情ある浮橋・花筏に魅了された。
彦根城の桜満開で 〜〜 お濠は一面の花筏 〜〜 2014.04
花の浮橋・花筏 〜散ってもなお美しく〜楽しませてくれる桜〜 2014.04
ひこにゃんのお出まし時間に、合わせて訪ねるのも楽しい。
ひこにゃん
天守閣へ上がって、太閤さんも見たであろう城下町を見たかった。
豊公園・長浜城の桜 と レトロな街並み・黒壁スクエア 散策〜♪v(⌒o⌒)v♪ 2014.04
弘前公園・弘前城の桜満開、夕日に映えて綺麗だった! 2012.05
弘前公園・弘前城 お濠の桜満開!岩木山も望めた ( v ̄▽ ̄) 2012.05
津軽鉄道のストーブ列車に乗って桜を見に・・・ 2012.05
見ごろを過ぎていたのが残念だった。
角館・武家屋敷通りのしだれ桜 (^ー^)ノ~~ 2012.05
河川敷から満開の桜並木を見渡せば、朝日を浴びてまばゆく輝き圧倒された。
角館・桧木内川堤の桜並木のトンネルをくぐる 2012.05
北上川遊覧船に乗って、桜と鯉のぼりのコラボが見られて楽しかった♪
北上展勝地の桜と北上川の鯉のぼり〜\(^o^)/ 2012.05
石割桜 20年振りに会ってきた! 2012.05
桜を追って北国へ。。。 2011.04
高田城と桜 2011.04
「高田城百万人観桜会」 *** 高田城の夜桜 *** 2011.04
最上階(天守六階)を目指したが断念! 天守三階の武者窓から見た桜。
赤い埋橋(うずはし)と桜と天守閣。
松本城と桜 2011.04
大阪城の桜 2009.04
遅咲きの桜が見られた ..大阪造幣局の桜の通り抜け 2018 .. 2018.04
** 大阪造幣局の桜 ** 通り抜けて見た桜 ** 2017 2017.04
*桜の通り抜け*〜雨上りの造幣局で〜2015 2015.04
通り抜けました〜 *** 造幣局の桜 *** 2009.04
近年はOkina・Ouna ともに老いて遠出はできないので、近場で花見をしていたようで……。
大阪造幣局の通り抜けもコロナ禍で中断していたり。
昨年(2023年)は行けなかったが投稿をしている。
象さんの桜「普賢象」 パンダの桜「蘭蘭」 今年も元気に咲いたかな!? 「桜の通り抜け」で 2023.04.18
大阪城の桜は、がんばれば見にいけないこともないが……。
今年は沿線の阪急夙川のソメイヨシノ。
王子動物園のソメイヨシノ 近場でのお花見をしてみよう。
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万葉仮名 -- 山吹 山振 夜麻夫伎 夜麻夫枳 夜末夫吉 也麻夫支
万葉集 [巻十 1860]
「花が咲いても実はならぬのに、長いあいだ花が咲くまで心待たれることだ。山吹の花は……」
花咲きて実は成らねどもから、実のならない八重咲き種があったことがうかがえる。
高市皇子 万葉集 [巻二 158]
「山吹の花が咲いている山の清水をくみに行こうと思うのだが、道がわからないのです」
山吹の黄色と清水とで黄泉(よみ)を表現している……。
この歌は、十市皇女(とおちのひめみこ)が亡くなった際に、異母兄の高市皇子が詠んだ挽歌。
黄金色を ”山吹色”といわれるほど、山吹は鮮やかな黄色に咲く。
花びらが吹き散って、地面が黄金色に染まる風情もいいもの。
日本全土に分布し、山間の谷川沿いなどに自生しているが……。
万葉のころから庭などに植えられていたようです。
古くから日本人に愛されて、万葉集に17首詠まれている。
山の谷間で枝垂れた枝が、風に大きく振れるさまから「山振(やまぶき)」と呼ばれたのが語源といわれている。
敦賀・金崎宮境内、桜の木の下で咲いていた山吹。
目を見張るほどの大きな一重の花。
学名:Kerria japonica DC.
英名:Japanese rose
科・属名:バラ科 ヤマブキ属
分類:落葉低木
高さ:1〜1.5m
花期:4〜5月
山吹の基本種で5弁花。
日本全国の山野に広く分布する。
実がなり9月ごろ暗褐色に熟す。
雄しべが花びらに変化し、雌しべが退化したもので実がならない。
学名:Kerria japonica f. plena
科・属名:バラ科 ヤマブキ属
分類:落葉低木
高さ:1〜2m
花期:4〜5月
山吹(ヤマブキ)の八重咲きで園芸品種。
ヤマブキよりも生育旺盛で樹高も高くなり、株は直立する。
実がならないので地下茎を伸ばして株を増やし広がっていく。
山吹の名所である 京都・松尾大社で、珍しい花びらが4弁の白山吹が咲いていた。
「清めの白山吹」として、種子を参拝者に授与されていました。
学名:Rhodotypos scandens
科・属名:バラ科 シロヤマブキ属
分類:落葉低木
高さ:1〜2m
花期:4〜5月
花びらは4弁。
径3〜4cmの花を側枝の先端に一輪つける。
葉が対生する。(黄色い山吹は互生)
黒い実がなる。
黄色い山吹と別属の植物。
日本では、西日本の限られた地域に自生する。
絶滅が危惧されているようですが、挿し木・実生で繁殖しやすいので、庭木などに植えられているそう。
参考図書:やまと花萬葉
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2024年2月28日(水)
N公園の蘇鉄(ソテツ)の実も完熟するころ、と見に行った。
赤い実は数が減っているような感じもするが、収穫されたようではない。
赤い実が生った 。。。蘇鉄(ソテツ) 幸運を呼んでくれそう! 2023.12.31
・・・の続きです。
N公園前のバス停で下車して、公園の奥の方に植わっているソテツ目指して進んだ。
4株のソテツが向こうに見える所で足が止まった。
あれ! 枯れている!?
駆け寄って見ると、昨年末の思い切った剪定で驚いた少ない葉、黄色くなっているのもあって……。
枯れるはずはないでしょう、市立公園のソテツはプロの剪定でしょうから。
けれど全景を撮るのが忍びなかった。
多方向から撮ってみた。
樹高が高くて下からの撮影で実がよく見えない。
2024.02..28
背伸びして撮った赤い実。
花(大胞子葉)は黄色くなっているがきれい。
実の表面に短毛が生えているようで初々しく見え、美味しそう。
ソテツの実は毒性があるが、カラスの好物。
中毒成分が含まれていない皮の部分を上手に食べるらしい。
2024.02.28
剪定されて少しになった葉が黄変しているのが気になる。
2024.02.28
この面は赤い実は少しだけ見られる。
2024.02.28
この面は赤い実は少しだけ。
2024.02.28
背丈が高くて赤い実はよく見えない。 実は少しだけ!?
完熟すると風に吹かれて落下するのもあるでしょう。
1か月後に観察します。
2023.12.25
昨年末に 思い切って剪定されたソテツ。ビックリしました。
今回(2024.02.28)全景写真は撮っていません。
少しだけの葉、六甲おろしの寒風にさらされ黄変したのかな!?
新しい葉が元気に出ることを祈る。
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万葉仮名 -- 梨 成
六甲山系植生電子図鑑 より拝借
万葉集 [巻十 2189]
「露霜が冷たく降りる夕方の秋風で、黄葉したのだなあ……この梨の木は」
「なし」が「無し」に通ずることから「妻梨の木」は「妻無し」の意味にかけたもの。
万葉集に詠まれている梨は「山梨」のこと。
現代人は紅葉(こうよう)を愛でるが、万葉人は黄色く色づく黄葉のほうを愛でていたよう。
紅葉ち 黄葉ち 読み方:もみち
タ行四段活用の動詞「紅葉つ」「黄葉つ」の連用形である「紅葉ち」「黄葉ち」、あるいは連用形が名詞化したもの。(weblio 辞書より)
古語は難解です!
学名:Pyrus pyrifolia
別名:ニホンヤマナシ・アオナシ・イワナシ・オオズミなど
科・属名:バラ科 ナシ属
分類:落葉高木
樹高:5〜10m
花期:4〜5月
果期:9〜10月
果実を食用として栽培される和ナシの野生種。
日本国内では本州中部地方以南・四国・九州に自生する。
花は葉の展開とほぼ同時に短枝の先に散房花序をだし、白色の花を5〜10個つける。
花径は2.5〜3cm。
花弁は5個。雄しべは約20個あり、葯は紫色を帯びる。花柱は5個。
果実はナシ状果で直径2〜3cm。
ほぼ球形になり、黄褐色に熟し、表面に小型で円形の皮目が目立つ。
種子は長さ8〜9mmになる。
果肉は白色で硬くて酸味が強く、生食には向かない。
甘みは乏しいが香りがよく、長十郎梨の味によく似ているといわれる。
またホワイトリカーに漬けて果実酒にもできる。
このヤマナシが品種改良されて生まれたのが「青梨」の二十世紀や「赤梨」の長十郎など。
現在、改良種は数多く、甘くて美味しい。
腸の働きをよくして便秘解消。利尿作用もある。
わが家では「赤梨」を好んで食している。
それにしても、和ナシが「ヤマナシ(山梨)」の品種改良種とは知らなかった。
ヤマナシの木・花・果実もたぶん見たことがない。
ヤマナシ【六甲山系植生電子図鑑】 国土交通省近畿地方整備局
春の花の時期は、白い花が木全体に咲き乱れて見事です。
六甲山の上部に点々としか見られません。探しに行くなら4月下旬から5月初旬がおすすめです。
この時期にドライブウェイを歩けば、真っ白な花を目いっぱいに咲かせているヤマナシを簡単に見つけることができるでしょう。
元気だったころはよく登っていた、六甲山で見られるとの情報を得たが、もう高山は無理な Ouna。
ヤマナシの歌は、露霜が冷たく降りる秋のもみつ(黄葉)を詠んでいて、今の時期にふさわしくないが……。
大きなヤマナシの木に咲く白い花を見たい Ouna。
春が待ち遠しい!
万葉集に詠まれている秋のもみつ(黄葉)や小さな果実も見たいなあ。
参考文献:やまと花萬葉 ウイキペディア
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万葉仮名 -- 黄楊
花芽をつけたツゲ
万葉集 [巻十一 2500]
「二人はずいぶん古い仲だけれど、どうしてあなたはいくら見ても見飽きないのでしょうか」
櫛(くし)に寄せる恋の歌で、黄楊(つげ)の櫛が古くなったことに、二人の仲が古いことをかけている。
黄楊(黄楊木)の名前は「次(つぐ)」が変化したもの。
葉が層をなしてつぎつぎと密についていることに由来する。
別名の「本黄楊(ほんつげ)」は本物の黄楊の意味。
学名:B. microphylla var. japonica
科名:ツゲ科
分類:常緑低木
花期:3〜4月
関東〜沖縄の石灰岩や蛇紋岩地に遺存的に生育する。
種としては朝鮮・中国・台湾にも分布し、中国名は黄楊(こうよう)。
樹高は1〜3m。幹の径は10cmになる。
葉は対生し、倒卵形でやや厚く、光沢がある。
ほとんど無柄で長さ2cm内外。
春に咲く淡黄色の小さな花は葉腋に束状となって群生し、中央に1個の雌花、周りに数個の雄花がつく。
花弁はなく、雄花には萼片とおしべが各4個、雌花には6個の萼片と1個のめしべがある。
花柱は3本あるが、子房は合着して3室。子房上位。
果実は楕円形の?果(さくか)で各室に2個の黒色種子。。
材は黄色で緻密で硬く、櫛(くし)・ 印判・版木(はんぎ)将棋の駒・そろばん玉などの工芸材として重用される。
鹿児島県や東京都御蔵島がツゲ材の重要な産地。
庭木として植栽され、とくに矮性(わいせい)の変種ヒメツゲ(クサツゲ)は境裁に用いられる。
なお、イヌツゲをツゲと称することがあるが、これはモチノキ科で、葉は互生、果実は石果となることにより容易に区別できる。
イヌツゲに対し、本種をホンツゲとよぶことがある。
イヌツゲの櫛かも……。
子どものころ「めばちこ(麦粒腫)」がよくできていた。
つげの櫛の背の部分をこすって熱をおびさせて、腫れたまぶたに軽く押し当てて治していた!?
おまじないのような気がします。
櫛の背の部分を何でこすっていたのか、思い出せない。
ネットで検索すると「畳のへり」に、こすりつける…… (*´∀`*)アハ
現在は髪の毛をとく道具といえば、ヘヤーブラシ・プラスチックの櫛が主流を占めている。
黄楊の櫛は「魔物を避ける霊験あらたかなもの」らしい。
今はもう「めばちこ」はできないが、天然パーマの Ouna。
もつれがちな髪を本つげの櫛でといてみたい。
国産本つげ櫛のオンラインショップをのぞいてみた。
京都 十三や 国産本つげ櫛
参考図書:平凡社大百科事典 やまと花萬葉
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JUGEMテーマ:チョコレート
超高齢の Okina と Ouna には「バレンタインデー」は無縁ですが……。
過去に服用の「おくすりやさんチョコ」を思い出して 〇〇〇〇株式会社 の 通販で買う。
2012年には Okina からプレゼントされたけど、今年は自立神経が乱れやすい自分用に。
このチョコはお味・効能よりもクスッと笑ってしまうパロディーなチョコなのよ!
書き間違いのないように・・・パロディー!?
内服楽(のりぐすり)
なにわ楽局
1包(小袋)に優しい色糖衣のマーブルチョコ6粒6グラム入り。●●●●
6グラムと表記されているが、計量すると7グラム。
試しに服用しましたが普通に美味しい。
楽ぶくろに服用法。
各小袋の裏には [こんなときに] 服用と説明があります。
冷えきった仲をかいふくしたい人に
[こんなときに]
・ケンカの後の仲なおりにお二人で。
・ケンカの後にアイナインコールドダメヨXバツ
・ケンタイ期の方に。
過去の悲しい思い出を忘れたい人に
[こんなときに]
・失恋したとき、仕事でミスしたとき等今までの苦い思い出を忘れたいときにぜひどうぞ。
軽やかなプリッがしたい人に
[こんなときに]
・軽やかなプリッがしたい時
・頭スッキリ カイベン プリッ!
・プリッと〜〜〜 一発〜〜〜ッ!!
緊張してつい出てしまう人に
[こんなときに]
・緊張してつい出てしまうとき、おイモを食べたとき等お尻のしまりの悪いときにぜひどうぞ。
リストラされそうな、浮気がバレそうな人に
[こんなときに]
・リストラされそうな時
・大好きなあの人にフラれそうな時
・浮気がバレ ソウダンです…
・そんなヘルプミーなあなたに…
うそ、ほら、ゴリオシを言いたい人に
[こんなときに]
・うそ、ほら、ゴリオシを言いたいとき等思いっきり主張したいときにぜひどうぞ。
インターネット、電話をしすぎの人に
[こんなときに]
・長時間、TVゲーム、インターネットのしすぎ等の気分転換にぜひどうぞ。
美をヘロモンであらわしたい人に
[こんなときに]
・パーティーなどで注目を集めたい時に、ゴージャスフェロモンで異性がむらがります。
・飲み過ぎると化粧が落ちることがあります。
自分の性格がイヤになった人に
[こんなときに]
・人見知りする人、別人こわ99クナイン。
・好きな人の前でつい上がってしまう時に。
・夜十二時を過ぎるとキャラが変わるおねえさんに。
ボヤキをしだしたらとまらぬ人に
[こんなときに]
・切れるジイ・出すぎたジイ・イボジイ、全てのジイに!!
・朝刊前にお召し上がりください。
・コメンテーターの皆様に。
[こんなときに]
・ゆがむカコ(過去)を清算したい時にぜひどうぞ。
・楽しいユメが本当にナール。
過剰歌唱な人に
[こんなときに]
・あっ歌詞忘れちゃった「るーるーるー」♪
・あっミスっちゃった、ごまかしちゃえ「るーるーるー」♪
・あっやってもうた「るーるーるー」♪
数あるおくすりチョコの中から、Ouna が常備したいのは……
◇ ユメナール ◇
◇ ベツジンコーワ 99 ◇
◇ ソーシン ◇
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JUGEMテーマ:神社仏閣
式年遷宮は20年に一度、約1300年の長きにわたり繰り返し行われています。
2013年(平成25年)10月には第62回目の遷宮が行われました。
次回 第63回の式年遷宮は2033年に予定されている。
先日「ひ(ヒノキ)** 万葉植物 **」を投稿。
桧(ヒノキ)の素晴らしさを学んだ。
桧は日本の固有種で、耐久性や品質で世界に誇る建築木材と言われています。
伊勢神宮の遷宮には、すべて木曽から運ばれた桧(ヒノキ)が使われる。
約1万本の桧が必要となるそうです。
Ounaは高齢、次回の伊勢神宮式年遷宮の参拝・拝観はとうてい無理。
2014年(平成26年)3月15日の伊勢神宮参拝・拝観のブログ開いて……。
桧造りの伊勢神宮を回想してみます。
桧の鳥居、柱に亀甲模様を見つけました。
内宮と外宮の御正殿の棟持柱として、20年間使われたものを削りなおして再利用。
傷あとなどに亀甲形の材を埋め込んで修復したのでしょうか?
傷あとなどに亀甲形の材を埋め込んで修復したのでしょうか?
新御正宮の板垣は新しい桧材が陽に照らされて黄金色に輝いています。
参拝は御正宮の南側に位置する板垣南御門内に進み、、、
生絹の御幌(みとばり)の掛けられている外玉垣南御門前(一般拝所)にて参拝します。
参拝者が多くて中央では混雑していました。
左脇の方から外玉垣越しに、正装で御垣内にて特別参拝されている方が見えました。
御正宮は鳥居の内では撮影禁止です。
唯一神明造(ゆいいつしんめいづくり)という日本古来の建築様式を伝える御正殿。
毎日朝夕の2度、天照大神・豊受大神を始めとする神々をお祭するための御饌殿。
奥の方にあって到底拝することはできません。
老若男女が宇治橋を渡って内宮にお参りです。
2009年(平成21年)に架けかえられた五十鈴川に架かる新しい宇治橋。
橋脚は欅(ケヤキ)その他は桧(ヒノキ)で作られている。
橋を渡ると神苑です。
右手の五十鈴川御手洗場へ下りて、しばし清流を眺める。
鳥居をくぐるごとに巨木の杉木立に囲まれ、神聖な場に入っていきます。
神楽殿を左にして御正宮へと進みます。。。
新御正宮の南、板垣南御門の石階段下に着きました。
木漏れ日に御正宮の桧の素木が黄金色に輝いて見えます。
参拝所が混雑しているようなので、石階段下で待っている参拝者。
石階段を上って新御正宮の板垣南御門に並んで待つ参拝者。
一般参拝所の外玉垣南御門の生絹の御幌(みとばり)は下がったままです。
外宮参拝の時は、風で一瞬御幌がはためいて向こうを拝することができました。
2011年(平成23年)1月12日に撮影。
2009年(平成21年)11月に式年遷宮に先駆けて架けかえられた。
橋脚は欅(ケヤキ)その他は桧(ヒノキ)で作られている。
橋を渡ると神苑です。
宇治橋上流の8本の柱は「木除杭(きよけぐい)」
五十鈴川の増水・氾濫の際に、上流から流れてくる流木が橋脚へあたることを防ぎ橋を守る。
橋を架けかえる際は下流に仮の橋を架けてから工事を行うので、宇治橋の位置は変わらない。
社殿の建築|神宮について 伊勢神宮
YouTube
【伊勢神宮】式年遷宮 ‐永遠の祈り‐
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万葉仮名 ‐- 檜
ヒノキの大木 ホトライブラリーより拝借
万葉集 [巻七 1095]
「三輪山を見ると、すぐそばの泊瀬の桧の原が思い出される」
泊瀬は奈良県桜井市の初瀬一帯を指す。
万葉のころは桧の木立が見事だったのか、万葉集に度々詠まれている。
「檜(ひ)」はヒノキのノキが略されたものでもとは「火の木」の意味。
名前の由来は大昔の人がこの木をこすり合わせて火をおこしたことによる。
学名:Chamaecyparis obtusa
ヒノキ科の常緑高木
福島県以南の山地に広く分布する。
日本特産で木材の用途がきわめて広い。
幹がまっすぐ伸び、ときに高さ50m、径2mに達する。
幹の樹皮は帯赤褐色で縦に裂けて薄くはがれ、あとは赤みが強い。
枝は密に分かれ楕円状円錐形の樹冠になる。
小枝は扁平で鱗片葉を十字対生し、葉は背腹面のものがひし形、側方のものが二つ折り、先端は鈍形。
小枝背側(裏側)の各葉の境に白い気孔線があってY字形が見える。
早春に短い小枝の先に雌雄の花が別々につく。
秋に径8〜12mm の球形の球果を結ぶ。
種子には両側に短い翼がある。
ヒノキの材は特有の芳香と光沢があり、耐久性も高く、かつ長年強度が落ちないことから用途は広い。
日本人の感覚や好みに合うためか、古くから宮殿・神社仏閣の建築材として重用されてきた。
今日でも伊勢神宮の遷宮にはとくに木曽からヒノキ材が運ばれる。
木曽のヒノキは日本三大美林一つに数えられている。
桧皮葺(ひわだぶき)の屋根は、曲線が美しいが近年では神社仏閣でしか見られない。
私宅は1988年(昭和63年)に桧キャンペーンで在来工法の建築をした。
柱はヒノキで建築中とその後もいい香りがして清々しかった。
その後、巧みな大工でなくても建てられる集成材の住宅が造られだした。
今年はまだ2月になっていないのに、目の周りがすこし痒いし涙が出る。。。
もう、スギ・ヒノキ花粉が飛んでいるのかしら……。
昔は花粉症は無かったでしょう。
ヒノキの実 ホトライブラリーより拝借
参考図書:やまと花萬葉 平凡社大百科事典
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万葉仮名 -- 梅 烏梅 汗米 宇米 宇梅 有米 干梅
山上憶良 万葉集 [巻五 818]
「春がくれば一番に咲く庭の梅の花をひとり眺めながら、春の長い一日をすごすのだろうか」と観梅の宴席で歌ったもの。
大伴旅人(不明) 万葉集 [卷五 851]
「わが庭に盛りと咲いている梅の花は今にも散りそう、、、見る人がいてほしいものだなあ」
梅は、もともと中国原産で奈良時代に九州大宰府に伝わり、奈良の都にもたらされ。
宮廷や豪族の邸宅に植えられたようです。
漢詩には詠み込まれているものの、憧れであった梅の花が馥郁(ふくいく)と庭に咲いたのですから……。
観梅の宴が盛大に行われたもよう。
万葉集では、梅の歌は萩に次いで多く、120首詠まれている。
詠まれている梅はすべて白梅。
紅梅が伝わったのはもう少し後の平安時代とか。
上記の山上憶良の歌は、大伴旅人邸宅で催された観梅の宴で詠まれた32首の内の1首。
「我がやどに盛りに咲ける梅の花 … 」は、観梅の宴で詠まれた32首の後に追和した4首の内の1首。
詠んだのは、大伴旅人であろうといわれている。
Prunus mume
バラ科 落葉高木 花期2〜3月 果実収穫6月
梅は寿命が長く、寒さにも耐えて2月になれば梅の花だよりが届く。
花は芳香を放ち、正月や祝事に 松・竹・梅 として飾られる。
果実は、おなじみの梅干しや梅肉エキスに利用、食あたりを防ぎ下痢止めにも。
梅酒は美味で健康増進の薬効がある。
わが庭には白梅と紅梅があるが、紅梅は盆栽を地植えにしたもので小さい。
樹齢80年近い白梅が昨年(2023年)かつてない大豊作だったので、梅干しと梅ジャムにした。
梅の名所「月ヶ瀬梅林」を2010年3月に訪ねた。
古くは月ヶ瀬の名産だった「烏梅(うばい)」のことを本で見て、興味を抱きお店の方に尋ねたけれど。
今はほとんど生産されなくなっているで落胆していたが、下記のサイトに巡り会えた。
日本唯一の烏梅農家の新たな挑戦!知られざる梅の魅力を伝えたい!
「烏梅」は梅の果実を伝統製法で燻製にしたもの。
漢方薬の原料として、また染料として日本で1300年の歴史がある。
当時から薬として胃腸や肺、風邪や咳・熱の症状に効くと言われてきました。
2006.03.15
南あわじ市八木 村上邸のしだれ梅 (品種名 藤牡丹)
観光名所として知られる、南あわじ市八木の村上さん宅の「しだれ紅梅」
樹齢70年以上とされ、高さ 8m、枝幅 12.5m、幹囲り1.6m。
姿・色合いともに「日本一のしだれ紅梅」と大人気。
毎年、淡路島内外から多くの観光客が訪れる。
観賞できるのは、2月下旬から3月上旬までの20日程度。
ずっと以前に知人に連れられて、この「しだれ紅梅」を見に行った。
「我がやどに 盛りに咲ける 梅の花 … 」と詠まれている、万葉歌の梅も美しかったでしょうが。
今年も「しだれ紅梅」は美しくしだれて咲いて、大勢の見物客は感嘆の声を上げることでしょう。
元号「令和」は、万葉集巻五・梅花の歌 32首の序文から。
「初春の令月にして、氣淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫す」
「梅花の歌 32首の序文」の作者は、大伴旅人ではないかとする意見が最も有力だそう。
天平二年正月十三日に大伴旅人邸で宴会が開かれ、梅花の歌 32首が詠まれた。
序文は漢文で書かれている。
参考図書:やまと花萬葉
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JUGEMテーマ:お正月飾り
今年(2024年)は嬉しいことに元日からスズメが、しめ飾りの「稲穂」に来ましたよ〜♪
2023年1月15日の記事
昨年は、なぜか正月前からいや! もっと前から野鳥の姿が全く見えなくて不気味だった。
庭の梅の花が咲くころにようやくメジロ2羽が飛来。。
今年は元日早朝 にスズメが来たらしく、「稲穂」のもみ殻が玄関戸の下に、ほんの少しだけ落ちていた。
なぜ少しなの? と「しめ飾り」を見ると、うちの ”Okina” のミスで包装用の透明ポリ袋をかぶったまま……。
このミスはスズメに気の毒だった。
脚立に乗って飾り直してもらい2日の朝を待つ。
2日の早朝 は用心深いスズメ、庭の梅の木経由で「稲穂」に4羽が飛来。。。。
もう梅の木は小さなつぼみをつけている。
3日の早朝 は5羽に増えていたらしい。”Okina”からの報告。
4日・5日・6日 も来たのだろう。
落ちたもみ殻が増えている。
スズメが多かったころは「稲穂」争奪戦で賑やかな鳴き声が聞こえていたが……。
今年は少しだけお残ししている。(;^ω^)
うちの「稲穂」に飽きたのか、斜め向かいの家の「しめ飾り」に移動した。
と2階の窓から ”Okina” が確認している。
スズメが撮れていなくて残念!
2024.01.02 15:36
2024.01.03 09:00
2024.01.03 08:58
玄関戸の下に散乱している「もみ殻」 元日・ 2日・3日分。
2024.01.06 09:00
「稲穂」少しだけお残し。。。?! 11日現在も残っている。
2024.01.06 08:59
元日から玄関戸の下辺りを掃かずに置いていた。
風で吹き散らされた「もみ殻」を掃き寄せた。
元日から6日までの「もみ殻」
しめ飾りの古代米の「稲穂」は少しだけ、と見えたが結構ついていたんだ。
スズメが多くいたころは、大晦日からついばみに来ていた……。
この地に家を建ててから40年近くなるが。
毎年、伝統のしめなわに「古代米(赤米)」を飾りつけた「しめ飾り」を飾っている。
ご近所ではこのような「しめ飾り」を飾っている家は少なくなった。
リース風のおしゃれな「正月飾り」がほとんど。
正月が来てもスズメも楽しみが減ったことだろう。
少し足を延して田畑がある所に行けば、数は多くはないがスズメにも会える。
けれど、在来工法の家が減った住宅街、巣も作れないし食べ物もない。
もう何年かすればスズメが来なくなるかも知れません。
関連記事:
伝統のしめなわに古代米の「稲穂」を飾りつけた「しめ飾り」の説明を記しています。
しめ飾りの「稲穂」今年も雀さんが完食です 2020.01.03
しめ飾りの「稲穂」スズメさんが完食するのはいつかな!? 2023.01.01
庭の梅は咲いた! メジロは来た! スズメは まだかいな〜♪ 2023.02.14
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JUGEMテーマ:新年の挨拶 明けましておめでとうございます
辰という漢字。
見たことがない架空の生き物、干支の竜と龍。
伝説や神話に登場するドラゴン。
不思議な魚のタツノオトシゴ。
これらについて広辞林・Yahoo! JAPAN ニュース・weblio 辞書・平凡社大百科事典などで、今年の初学習をしました。
「辰」という漢字の読みは「しん」 十二支の一つ。たつ。
「辰年」のように「たつ」と読むのは、十二支に動物を当てはめたとき5番目の「辰」を「竜」として「たつ」と読むようになったからです。
「竜」とは、体が大蛇で猛獣や猛鳥の頭に角を持ち翼が生えている架空の動物のことを意味する表現。
十二支の動物の中では唯一、架空の動物です。
辰年(たつ年)は陽の気が動いて万物が振動するので、活力旺盛になって大きく成長し、形がととのう年だといわれています。
また、竜・龍(たつ)は十二支の中で唯一架空の動物で、権力や隆盛の象徴であることから、出世や権力に大きく関わる年といわれています。
「龍」という漢字は、4本の脚が生えた生き物の絵が元になっている象形文字。
龍とされる生き物が上を向き、全ての脚を右側に出している構図が変化して「龍」になった。
「龍」と混同されることが多い漢字としては「竜」が挙げられる。
竜は、龍を簡略化した文字であり意味は同じ。。
そのため、東洋の龍を指すために竜を使用しても問題はない。
西洋のドラゴンを指すために、龍の字を使用することは望ましくない。
日本に西洋のドラゴンの存在が伝わった際、龍ではなく簡略化された竜の字が当てられたためである。
現代では、東洋の蛇に似た生き物を龍、西洋のドラゴンを竜として、区別することが多い。
恐竜も同様に、簡略化された竜の字が当てられたものであるため、恐龍と表現することはまずない。
「dragon」は英語で、日本語では「竜」または「ドラゴン」と訳される。
この単語は、伝説や神話、ファンタジー作品などに登場する大きな爬虫類のような生物を指す。
一般的には、翼を持ち、火を吹く能力を有するとされる。
西洋と東洋でイメージが異なり、西洋では恐ろしい怪物として描かれることが多い一方、東洋では神聖な存在として扱われることが多い。
ヨウジウオ目ヨウジウオ科タツノオトシゴ属の海産魚の総称。またはそのうちの一種を指す。
属名の Hippocampus は首が馬、体がイルカの怪獣の意味で、英語でも seahorse といい、日本でもウマウオ(高知)、ウミウマ(和歌山)などと呼ばれる。
この仲間は頭部が直角に曲がり、馬を思わせる形態を持つ。
多くは体長10cm以下の小型魚で、体の表面が骨質板で覆われて硬く、いくつものとげが生えている。
背びれと胸びれはあるが、腹びれと尾びれは欠け、しりびれも小さい。
静かな浅い海にすみ、尾を海藻などに巻きつけている。
泳ぐときは立泳ぎのかっこうで、背びれを小刻みに動かしながら流れるように進む。胸びれもしきりに動かす。
細長い吻の先には小さな口が開き、プランクトンや他種仔魚などを食べる。
また、ヨウジウオに似て、特異な繁殖習性を示す。
すなわち、雄の腹部には育児嚢があり、求愛行動の後に、雌がその中へ多数の卵を産み落とす。
この産卵は、間をおいて数回繰り返され、卵が育児嚢上端の開口部を通過するとき、受精が行われる。
卵数は種によって異なり、数百に達する。
育児嚢の中で孵化した仔魚は、親と同じ形になってから産み出される。
この産出が楽々と行われるためか、雌雄を干物にして安産のお守りとする風習がある。
タツノオトシゴ H. coronatus はもっともふつうで函館以南に分布し、内湾の藻場に多く見られる。
全長8cm。体色は変化に富む。
このほか、体表に枝状の突起が多いハナタツ H. mohnikei、熱帯性で全長30cmに及ぶオオウミウマ H.kuda など8種が日本沿岸から知られている。 羽生 巧
平凡社大百科事典 より引用
須磨海浜水族園で撮影
須磨海浜水族園で撮影
オスが子供を産む魚。イクメンのタツノオトシゴ。
この画像の雄はずいぶん袋が膨らんでいるが、臨月だろうか?
タツノオトシゴの仲間はオスの尻尾の腹面に袋があり、メスはその中に産卵する。
オスは卵がふ化するまで守り、稚魚がふ化すると体をくの字に折り曲げるようにして、袋から産み出す。
画像はフォトライブラリー より拝借
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JUGEMテーマ:植物
2023.10.16 …… のその後です。
2023.12.25
今年7月に、花(大胞子葉)が咲いて実が生ったソテツ。
実は10月に見たときよりも成熟したのか赤くなっている。
花に保護されているが、花の締まりがゆるくなっているようで、実の様子がよく見える
実は12月以降になると、収穫できるらしい。
市立公園のソテツなので、実の収穫はできないから観察続けます。
2023.12.25
10月5日(木)に見た4本のソテツは青々と葉が茂っていた。
驚きましたよ! お正月が来るので散髪・剪定されていました。( ´゚Д゚`)ンマッ!!
4本並んで植えられているN公園のソテツ。。。。
向かって左端は 2015年に花を咲かせた雄株。
手前右隣が今年、花を咲かせて実が生った雌株。
その後ろは今年3つもの花を咲かせた大きな雄株。
手前向かって右端が今年花を咲かせた小さな雄株。
滅多に花が咲かないというソテツ。
赤い実が生ったソテツを見ていると「幸運」を呼んでくれそうな気がします。
初めて見るソテツの雄花・雌花に感激したので、今年のブログの締めは「蘇鉄(ソテツ)」
関連記事:
他所で見た乾燥した実の写真を載せています。
2023.10.20
最後までお読みくださりありがとうございます。
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JUGEMテーマ:クリスマス
2023.12.22
今年も楽しみました。。。d(*´▽`*)b
NORAD サンタ 追跡
最後にサンタを見た場所
サンタさんの日本通過は24日の23時過ぎから〜
硫黄島から札幌・東京・金沢・名古屋・京都・広島・下関・長崎を経て最後の沖縄・那覇から韓国へ。
Official NORAD Tracks Santa - Google Chrome
2023_12_24 23_05_09
日本列島に沿って北上。。。
太平洋側 茨城県沖通過中。
Official NORAD Tracks Santa - Google Chrome
2023_12_24 23_07_09
硫黄島から札幌に到着。ターンして東京へ向かう。
Official NORAD Tracks Santa - Google Chrome
2023_12_24 23_07_38
画像左上のカメラマークの所が札幌。
津軽海峡通過。下北半島恐山を通過中。
Official NORAD Tracks Santa - Google Chrome
2023_12_24 23_10_25
神奈川県通過。静岡県に入る。
Official NORAD Tracks Santa - Google Chrome
2023_12_24 23_11_25
金沢上空。
Official NORAD Tracks Santa - Google Chrome
2023_12_24 23_12_15
伊勢湾付近を通過中。
Official NORAD Tracks Santa - Google Chrome
2023_12_24 23_12_42
大阪湾上空。
Official NORAD Tracks Santa - Google Chrom
2023_12_24 23_14_13
広島通過。瀬戸内海を通過中。
Official NORAD Tracks Santa - Google Chrome
2023_12_24 23_15_14
下関を通過。福岡県通過中。
Official NORAD Tracks Santa - Google Chrome
2023_12_24 23_15_57
長崎。島原半島通過中。
Official NORAD Tracks Santa - Google Chrome
2023_12_24 23_16_39
鹿児島県大隅海峡を通過中。
沖縄・那覇通過 のキャプチャは失敗に終わり画像はありません。
世界中に配達されたプレゼントの数は、7,883,693,263
2022年は、7,623,693,263 でした。
下6桁が同じですね。(*´-ω・)ン?
プレゼントはどなたが手にしたのでしょう……?!
今年は楽しみ過ぎて、キャプチャがうまくできなかった!
こんなにたくさんキャプチャ画像を載せたけれど、これは著作権侵害かも知れません(心配)。
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JUGEMテーマ:クリスマス
↑ クリック
サンタトラッカーカウントダウンが始まっています。
毎年、クリスマス・イブになると、サンタさんとトナカイたちは北極の自宅を出発!
9頭立てのトナカイが引くハイテクなソリに乗ったサンタさんは、超高速で世界中を駆け巡り……。
各地にクリスマスプレゼントを配ります。。。
昨年2022年、サンタさんが世界中に配ったプレゼントの数は 7,623,693,263。
家にはプレゼントは届かなかったなー! 子どもがいないからよね。(^ω^)
昨年の日本通過は24日の23時ごろ。
硫黄島から札幌市・東京都・金沢市・名古屋市・京都府・広島県・下関市・長崎県を経て最後の那覇.沖縄 から済州市.韓国へ。
今年は何時ごろか? 超高速なので見逃さないように……。
京都府から広島県へ向かうサンタさん
2022.12.24 23:14 引用
クリスマスをテーマにした毎年恒例のプログラム。
クリスマスイブの夜に子供たちにプレゼントを届けるという使命を帯び、北極から世界の上空を飛行するサンタクロースの追跡を行う。
北アメリカ航空宇宙防衛司令部(NORAD)による任務活動の一つであり、1955年から毎年実施されている。
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JUGEMテーマ:クリスマス
「つかしん」のロマンチック広場で 2011.12.18
2006年から「つかしん」に登場していて、2007年・2011年にも見に行っている。
その後は見ることはなく、どうしたのだろうと思っていた。
今回検索したら、2015年に初めて日比谷公園に登場。
2022年と今年も「東京クリスマスマーケット」のシンボルになっている。
と判明。
画像を見るとたぶん同じものだと思いますが!? (*ゝ∀・)v<ガンバルネ♪
もう一度じっくり見てみたいのですが、東京までは行けない。
また「つかしん」に登場するだろうか……。
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JUGEMテーマ:興味深い話題・出来事など
あちこちでクリスマスツリーが飾られる12月になると思い出す。
2017.12.29
2017.12.14 夜 撮影 神戸港のメリケンパークで
神戸港のメリケンパークで2017年12月2日〜26日まで七色に輝いて……。
閉幕日の深夜から撤去作業、枝や幹などが切り落とされ、一夜にして材木へと姿を変えた。
材木の一部は生田神社(神戸市中央区)境内にある「生田の森」の中にある社の鳥居になった!
外部リンク
富山県氷見市の山中で「明日はヒノキ(桧)になろう」と……。
150年ほどもかかって、高さ約30mの巨木になったアスナロの木。
ついにヒノキには、なれなかったけれど…… 鳥居に生まれ変わった。
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万葉仮名 -- 蝦手 加敝流氐
大伴田村大嬢 万葉集 [巻八 1623]
「色づいた楓(かえで)を見るたびにあなたのことを心にかけていますし、恋しく思わない日はありませんよ」と妹の坂上大嬢に与えた歌。
異母妹思いの姉であったことがうかがえる。
「かへるで」は楓のこと。
名は葉の形が蛙の手に似ていることに由来し「かへるで」の「る」が省かれた。
楓(かえで)は紅葉の美しさでは代表格で「もみじ」の名でも呼ばれる。
種類は、いろは紅葉(高尾紅葉)・ 大紅葉・山紅葉・羽団扇楓などがある。
これらの葉は手のひらを広げた形をしているが、葉が全く裂けていない「一葉楓」
複葉の「三手楓」「目薬の木」などもある。
イロハモミジは葉の裂片が5〜7枚が多く。
オオモミジは7枚。
ヤマモミジは7〜9枚が多い。
画像は、プロペラ状の翼をつけたイロハモミジ(イロハカエデ)の若い果実。
5月の風に吹かれて〜〜〜ゆれている。
果実は秋になると実り、茶色に変化して。
紅葉前に翼の働きよって回転しながら、ヘリコプターのように舞い落ちる。
遠くまで種子を運ぶモミジの知恵に感心!
葉が7枚あれば「いろはにほへと」と数えられるが、このもみじは5枚。(*‘∀‘)
幹に「イロハモミジ」の名札が有ったが……。
イロハモミジ(イロハカエデ)
カエデ科 落葉高木 花期 4〜5月
カエデ属に共通する特徴は、長い柄をもつ葉がすべて対生で、果実に2枚の翼があること。
参考図書:やまと花萬葉
関連記事:
もみじ(紅葉・黄葉植物 の 総称) ** 万葉植物 ** 2023.12.08
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粟生 光明寺 の 紅葉・黄葉
万葉集 [巻十 2210]
「飛鳥川にもみじの葉が流れるのを見て葛城山の木の葉は、今こそ散っているに違いないなあ」
と晩秋の風情を思い詠っている。
「もみじ」は赤色や黄色などに染まった木の葉をいう。
色づいた葉「もみつ」= 紅葉つ(もみつ)・ 黄葉つ(もみつ)が語源。
万葉集の歌に詠まれる「もみじ」は「黄葉」と書かれているものが多く「紅葉」はわずか。
「黄葉(もみち)」をよんだ歌は100首を超えている。
紅葉よりも黄色く色づくものに注目していたようですが、理由は不明。
日本の紅葉は、木々がさまざまな色で織りあげてきらめき秋の山野を錦繍で彩る。
燃えるような赤色のカエデ、黄金色のイチョウやカツラ、黄褐色のケヤキなどなど、色彩が鮮やか。
今も昔も錦織のようで美しい、と愛でられている。
今年は久しぶりに、京都・粟生の光明寺の紅葉を拝観できました。
今はもう木枯らしに舞い散り始めていることでしょう。
樹木が紅葉・黄葉するそのメカニズムに感心するばかり。
紅葉のメカニズム
晴れた日が続くと樹木は光合成をして澱粉を多量に蓄える。
温度が下がると葉から茎への養分の移動が止まってしまう。
こうなると澱粉は葉に貯まり糖に分解され、クロロフィル(葉緑素)は老化してアミノ酸に分解される。
この時、急に低温になるほどクロロフィルの分解が促され、糖とアミノ酸が多くなる。
そして、糖とアミノ酸によってアントシアン色素が合成される。
黄葉のメカニズム
葉にはカロチノイドという黄色の色素もある。
温度が下がりクロロフィル(葉緑素)が破壊されると、それまで隠れていたカロチノイドが表に現れる。
褐葉のメカニズム
紅葉と同じ過程で、フロバフェン色素(茶色)が合成される。
ブナ・クリ・ケヤキなど。
参考図書:やまと花萬葉
関連記事:
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JUGEMテーマ:紅葉
2009年11月27日(金)に「光明寺の紅葉」を拝観。
その素晴らしさに、もう一度訪ねたいと思い続けていました。
2012.12.05 投稿
2009年11月27日の紅葉写真を載せています。
今年14年ぶり 2023年11月27日(月)に、ようやく2度目の拝観ができました。
今回は、一昨年末の大腿骨骨折のため用心に杖を持って、90歳の Okina に助けられながらです。
杖を持っての拝観で行動に制限があり、コンデジのシャッターは片手押し。
でも、紅葉の美しさはしっかり脳裏に焼き付けてきました。
2023.11.27 12:00
12:05
普通はここから上がって御影堂などへ参拝します。
階段は緩めですが平坦ではなく、、、
思案していたら左手の「もみじ参道」から上がってください。とお許しをいただく。
皆さんが参拝を済ませて下ってくる「もみじ参道」を逆行して上る。。。
12:10
「もみじ参道」
総門を入って左に分岐する参道で、両側に楓の古木が枝を広げて並んでいる。
紅葉のころには美しい錦のトンネルとなります。
このことから「もみじ参道」と呼ばれています。
嘉禄7年(1854)、第650回蓮生忌に整備され、 約200mの間に250本程の紅葉が植えられており。
秋には錦彩る紅葉の木々が、大きな友禅染の布を広げたような美しさになります。
(サイト:光明寺より)
12:13
参拝を終えた方々が下ってきます。
12:33
この辺りの紅葉の色は多彩。。。
「錦彩る紅葉の木々が、大きな友禅染の布を広げたような美しさ」
12:50 ごろ
「もみじ参道」の紅葉のトンネルを愛でながら、勅使門・大書院などのある所まで上って来ました。
ここでお団子・おうどんなどが売られていたので、床几に腰かけて昼食。
昼食後に大書院・勅使門・信楽庭などを拝観。
13:46
書院の「もみじの間」の襖。
「もみじの間」は撮影 OK だったので入室。
13:48
正座して生け花越しにお庭を拝見するのですが、失礼して立位で拝見。
13:48
「もみじの間」から拝見したお庭には、もみじが紅葉。。。
この後、大書院から出て境内の紅葉を拝観。
14:00
14:01
これから御影堂の境内に上がります。
14:25
御影堂の境内に移動して紅葉を拝観。
黄金色で葉先に紅色、美しいもみじ。
14:25
赤と黄色の紅葉のコラボ 。。
14:29
色とりどりで美しい! 紅葉。
14:34
小さな小さな もみじ。
色の変化が面白いのでアップで何枚も撮った 。。。
御影堂境内の紅葉拝観を済ませて「もみじ参道」から下る。
14:47
御影堂境内から、もみじ参道の降り口に戻り、再び紅葉を愛でながら総門へ向かう。
14:48
「薬医門」は人気の撮影スポット。
Ouna は写真を撮りながらで遅れ、、、Okina が心配気に振り返って見ている。
ここからの下りは撮影なしで総門に向かう。
この日は曇り空で2009年の紅葉のような輝きは見られなかったです。
14年間で成長した木、枯れた木もあったでしょうが、思い出しながら拝観。
これがたぶん遠出の紅葉見物の最後になると思います。
参道一帯が散りもみじの絨毯と化すころの光景も見事だそう。
投稿が遅れている間に、散りもみじになっているかも知れません。
※ 西山浄土宗総本山 光明寺 京都府長岡京市粟生西条ノ内26-1
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JUGEMテーマ:あげは・蝶
・・・の続きです。
伊丹市昆虫館・チョウ温室で、今までに会えたコノハチョウたち。
コノハチョウは他のチョウたちと違って、花の蜜を吸うことはほとんどなくて。
野外では、アカメガシワ・ミカン類などの樹液や動物の死がい、腐った果実の汁を吸う。
チョウ温室では、吊るされた餌皿に盛られたパパイヤ(パパイア)・ ミカンなどに枯れ葉が……。
最初は、だまされました〜〜! Σ(´□` ) ハゥ
よく見れば枯れ葉に似たコノハチョウが食事をしているのです。
2014.05.06
コノハチョウ2匹。
わが家では、たまにしか口にできないような高価なパパイヤ。
壁際の大きな植物の陰に吊るされた餌皿に2匹のコノハチョウ。
コノハチョウが落ち着いて食事ができる場所です。
2012.03.20
この日はミカン、かびてます。(>_<)
コノハチョウは、腐った果実の汁も大好きよ!
密状態で吸ってます。。。
2009.05.02
パパイヤの果汁を吸うコノハチョウ2匹。
チョウ温室で実ったパパイヤかも。
2009.05.07
5月2日に見た餌皿のパパイヤがこんなにグチャグチャに……!?
グチャグチャのパパイヤの果汁を吸うコノハチョウ2匹。
2009.05.07
温室内の水辺の奥まったところに吊るされた餌皿。
コノハチョウは腐った果実でもOKよ。大好き!
こちらも人目につかない落ち着いた場所、2匹が食事中か。
2020.10.28
蜜皿の蜜を吸う、コノハチョウ1匹。2匹かも。
花の蜜は吸わないコノハチョウですが、蜜皿のミツジュースは吸っている。
2013.06.22
蜜皿の蜜を吸う、コノハチョウ1匹。
オオゴマダラやリュウキュウアサギマダラと一緒。
チョウたち、お花のミツだけでは満腹にならないかもしれないということで。
特製ミツジュースを4か所のカラフルな蜜皿に入れています。
2015.01.24
集合に遅れて前編に載ることができなかったコノハチョウ。
タテハチョウ科 Kallima inachus.
前翅長 42〜50mm
大型で裏面は枯れ葉そっくりのもよう、形もよく似ている
翅表は青紫色に光り、前翅に斜めの橙色帯がある
雌は雄より大きくて色彩が淡い
沖縄島(おもに中〜北部)・ 八重山諸島(石垣島・西表島)
奄美諸島の沖永良部島(鹿児島県)では、人為的に移入されたものが定着している
沖縄県指定の天然記念物
(参考図書:検索入門 チョウ1 渡辺康之著)
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JUGEMテーマ:あげは・蝶
Ouna は老いて外出自粛をしているため、昆虫館見学もままならず……。
近年はコノハチョウさんのお出ましが少ないようです。
チョウ温室のチョウは午前中に舞うので、会えないのかも。
先日、久しぶりに見学したのですが、午後でコノハチョウに会うことができなかった。
コノハチョウは他のチョウと違って警戒心がつよく、なかなかうまく撮らせてくれない。
枯れ葉が舞うのはまだ少し先ですが、、、
以前に会えたコノハチョウたちを集合させてみた。。。
PCのフォトギャラリーで長いこと眠っていたチョウたち、集合がゆるくて……。
態度のよくないのは載せてません。(-´∀-)アハハ‥
コノハチョウは枯れ葉に擬態する昆虫で、羽を閉じると枯れ葉とそっくり。
擬態という見方には疑問がある、との意見もあるようです。
なぜ頭を下にして静止するのだろう!?
2012.03.20
頭を下にして木の幹に止まっているコノハチョウ。
幹に枯れ葉が1枚なんて不自然でしょう、コノハチョウさん!
2009.05.02
頭を下にして緑の葉にぶら下がっているコノハチョウさん。
緑の葉の中にいたら、コノハチョウだとわかりますよ。
2016.01.09
花の蜜をあまり吸わないコノハチョウ。 吸っているのかな?
羽に字が見える。
2016.01.09
お正月、カトレアの花に止まっているコノハチョウ。
研究のためでしょうか、羽に 28 M の字が書かれている。
コノハチョウの羽にナンバーが書かれているのは、
< 20年間 飼育・繁殖を続けている昆虫館は、全国でもここだけです。
成長記録を調べ、個体を判別するため、サインペンで番号を書いています。>
と掲示板に説明がありました。
2009.05.11
頭を下にして花に止まっているコノハチヨウさん、体をお花で飾っておしゃれですねー。
2009.05.11
天井近くの大きな葉に止まっているコノハチョウ。 何してるのかな!?
2009.05.07
羽がごわごわとした感じに見えるコノハチョウ。
緑の葉の上に枯れ葉が舞い散っているてか、、、 (ノω`*)んふふ♪
2013.03.30
天井近くで咲いているルリゴクラクチョウカ。盛りを過ぎている花。
羽は半開きでルリゴクラクチョウカの苞の液を吸っているのか。
数匹のコノハチョウが集まっている。
コノハチョウは人目につかない所が好き。
2013.03.30
頭上のルリゴクラクチョウカに数匹のコノハチョウがいる。
コノハチョウは縄張りを主張。
株元の葉に来たオオゴマダラとにらみ合っているようです。
微動だにせずに長いこと、、、結末は見とどけなかった。
コノハチョウのオスは枝先などに止まって縄張りを作り、他のオスを追い散らすこともあるとか。
2009.05.07
羽を広げると派手な模様。ちょっと怖い感じもするけど。
青とオレンジ色で、青い部分は光をあてると輝く。
2012.11.14
パキスタキス・ルテアの黄色い花に頭を下にして止まっているコノハチョウ。
2015.01.24
上を向いて止まっているコノハチョウ。 珍しい!?
2014.12.18
上を向いて止まっているコノハチョウ。
2020.02.13
こちらも上を向いて止まっている。
2016.01.09
お正月の洋ラン展のカトレアの花に止まっているコノハチョウ。
後羽が傷んでいる。
2016.01.09
お正月の洋ラン展のパフィオペディラムに止まっているコノハチョウ。
羽が傷んでいる。羽の裏にナンバー13Fか3F が書かれている。
このコノハチョウは羽の傷み具合と会った日が上のチョウと同じなので同一のチョウ。
伊丹市昆虫館・チョウ温室のコノハチョウは、鹿児島県沖永良部島産のものを飼育。
タテハチョウ科 Kallima inachus.
前翅長 42〜50mm
大型で裏面は枯れ葉そっくりのもよう、形もよく似ている
翅表は青紫色に光り、前翅に斜めの橙色帯がある
雌は雄より大きくて色彩が淡い
沖縄島(おもに中〜北部)・ 八重山諸島(石垣島・西表島)
奄美諸島の沖永良部島(鹿児島県)では、人為的に移入されたものが定着している
沖縄県指定の天然記念物
(参考図書:検索入門 チョウ1 渡辺康之著)
関連記事:
オオゴマダラとコノハチョウ 瑠璃極楽鳥花の葉の上で > にらみ合い <
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JUGEMテーマ:あげは・蝶
伊丹市昆虫館・チョウ温室は、南国の木や花々に囲まれた蝶の楽園です。
優雅に舞っている蝶たちですが、雄のラブコール・交尾・雌の産卵と……。
チョウ温室を見学する度に目にする光景です。
チョウたちは、子孫を残すべく懸命に営みを繰り広げている。
長時間にわたるチョウの営みの最初から最後まで、観察したことはありません。
開館から閉館までずっと見学すればですが、未だ付き合うことができていないのです。
(14:03)
帰宅後、撮った写真をパソコンに取り込むと、ジャコウアゲハ3匹(頭)がもつれ合っているのに気付く。おぉ-(o゚Д゚ノ)ノ
チョウ温室の通路で、13時34分に撮った交尾中のジャコウアゲハのカップルか。
そのカップルに新たにジャコウアゲハ1匹が加わったのか。(*´-ω・)ン?
交尾中のカップルを「からかい」に来ていたのかもしれない。
交尾か ……? 三角関係だろうか ……? 手前が雄で雌が2匹のようだけど。
ウイキペディアによると
< 成虫は雌雄の判別が容易で、雄の翅色はビロードのような光沢のある黒色だが、雌は明るい褐色である >
その時、このような事例があるか検索したが見当たらなかった。
今になって疑問を抱き、、、第三次ブームとして脚光を浴びている AI に聞いてみた。
以下がAI の回答です。
それは興味深い観察ですね。チョウが3匹で交尾しているのを見たというのは、一般的には珍しい現象です。チョウの交尾は通常、雄と雌の2匹で行われます。しかし、稀に3匹以上で交尾することが観察されることもあります。これは、主に雄が競争して雌と交尾しようとする場合に起こります。この現象は、生物学的には「交尾競争」と呼ばれ、多くの動物種で見られます。しかし、これが具体的にどの種のチョウで起こったのか、またその理由や結果については、詳しい観察や研究が必要です。それについてもっと知りたい場合は、専門家に相談することをお勧めします。それは素晴らしい自然の瞬間を目撃したことでしょう!
ジャコウアゲハ3匹(頭)がもつれ合っている以前の状態。
(13:34)
チョウ温室の通路脇 石の上で
(13:41)
上が雌で下が雄か。
(13:47) 伊丹市昆虫館・チョウ温室にて
手前がジャコウアゲハの雄。
13時34分に、チョウ温室内の見学通路でバタバタしているジャコウアゲハのカップルを見付けた。
踏まれるといけないので、持っていたチラシでそっと側へ移してしばらく観察。
このカップルは、止まることなく激しく動き回るので撮りにくいが何枚も撮った。
進展がないので他を見学。
チョウ温室を出る時に、交尾中のジャコウアゲハのいる通路を再び通り。。。
13時34分に見た交尾中のジャコウアゲハのカップルを撮った、つもりだった。
ジャコウアゲハが3匹になっていたことを帰宅後に知る。(トップの写真)
関連記事:
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JUGEMテーマ:コスチューム・衣装
海抜865mの六甲山頂付近に位し、北海道南部に相当する冷涼な気候。
年平均気温は北海道並の約9℃で、市街地よりも一足早く冬を迎える。
小便小僧の冬支度はマント着せ。。。o(*^▽^*)o~♪
2023年11月3日(金)
サンテレビ NEWS
2023年11月03日(金曜日)20:42
六甲高山植物園へはよく足を運んでいたのですが……。
「小便小僧のマント着せ」の行事はコロナ禍で中止された年もあり。
Ouna 足の骨折後は六甲山へ行くのは困難になっています。
植物園へは六甲ケーブル山上駅で下車して駅に上がる階段がネック。
構造上、手すりがない部分があって怖くて上れない。
今年の5月にクリンソウを見に行って、もう高齢だし今後は行かないと決めた。
今年の「小便小僧のマント着せ」の様子は、サンテレビの動画を拝借。
久しぶりに見る「マントを着た小便小僧」です。
過去に投稿した「小便小僧のマント」も見たくなり載せました。
小便小僧はたくさんのマントを持っていますがその一部です。
寒い六甲山で小便小僧が風邪をひかないようにと、心を込めて作られた「マント」たち。。。
1985年(昭和60年)「優勝!阪神タイガース」
今年、38年ぶりに日本一になった「阪神タイガース」(*^^)v
マントも特注してほしいですね。
1993年(平成5年)「手編みのマント」
マント着せ行事 20回目の年。
2005年(平成17年) 「虹」
2007年(平成19年) 「幸せのクローバー」
2008年(平成20年) 「シャーロックホームズ」
2000年(平成12年) 「高山植物の刺繍」
2003年(平成15年) 「燕尾服&シルクハット」
※ 画像は 2009.11.03 撮影
このマントたち、2014年11月3日(月・祝) 小便小僧広場に展示され、着てみることができたようです。
小便小僧 の マント着せ 〜歴代 の マントたち〜 六甲高山植物園で(1)
小便小僧 の マント着せ 〜2009年 カジュアルジャケット〜 六甲高山植物園で(2)
袴田京太朗氏の作品
小便小僧のかたちをコピーし、アクリル板の積層でつくられたもの。
ほんとうの小便小僧は隣のガラス室にあり、それぞれ連動した作品になっている。
2013年(平成25年) 「蜂」の マント
小便小僧 の マント着せ 〜サプライズ の 2013年〜 六甲高山植物園で(3)
画像はサイト六甲高山植物園から拝借、トリミング加工
小便小僧 の マント着せ 〜2015・2016年 青い色のマント〜 六甲高山植物園で(4)
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JUGEMテーマ:あげは・蝶
伊丹市昆虫館・チョウ温室で一番多く舞うのはオオゴマダラ。
羽(翅)は白と黒の二色、派手な色は入っていない。
けれど、幼虫は黒に白い縞模様と赤い斑点があり、さなぎは金色に輝いて美しい
展示室のガラス容器の中で。
金色をした「さなぎ」の大きさは4〜5cmほど。
幼虫の食草ホウライカガミの裏葉に尾部の1点で逆さにぶら下がる。
オオゴマダラの さなぎ期間は約14日。
2015.12.29
情報が古いですがこの年、羽化前の「さなぎ」2個が見られたので……。(*'▽')
今年もプチ展示で、輝く「さなぎツリー」が見られます。
楽しみ。(^^♪
金色に輝いて美しいわけは……
さなぎの中でチョウになるための準備で、黄色い液体がつまっているから。
それで金色に見える。(構造色)
妖しげな光を放ってぶら下がっている!
10日から2週間で、さなぎからチョウになるそう。
色が変わって、羽の模様が透けて見えだしたら羽化する合図。
1日ぐらいでチョウが出てくる。
こちらの さなぎ は正面向きで頭部などが分かり、ちょっと不気味!?
白いツリーに飾られた「さなぎ」は、オオゴマダラ・リュウキュウアサギマダラ・アサギマダラ・ツマグロヒョウモンなど。
本物の「さなぎ」で生きているのですよ。
〒664-0015 伊丹市昆陽池3-1昆陽池公園内(Google Map)
TEL 072-785-3582
FAX 072-785-2306
今年のさなぎツリー
11/22(水)〜 12/25(月)
プチ展示
輝くさなぎツリーをご覧ください
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JUGEMテーマ:あげは・蝶
伊丹市昆虫館・チョウ温室で
美しい翅(羽)で優雅に飛びまわり蜜を吸う、たくさんのチョウの姿に目を奪われがちですが。
南国・亜熱帯植物の茂みや天井近くまで伸びた花木に、目をやり見つめれば……。
ドラマチックに変身しながら成長する、チョウの卵・幼虫・蛹(さなぎ)を見つけることができる。
首尾よく見つけた時は童心に返って、わくわくする Ouna です。
チャチなコンデジで撮った不鮮明な写真ですが…… 。
ツマムラサキマダラの 卵・幼虫・さなぎ・成虫(チョウ)もいます。
さあ! お暇でしたら見つけてくださ〜い。
チョウ温室の南国・亜熱帯植物に・・・
シダの葉裏に 卵・幼虫・さなぎ
シダの葉裏で さなぎ が輝いている
シダの葉をはう幼虫 そばに成虫(チョウ)
雌雄とも翅の表面はこげ茶色に見えますが。
光の当たり具合によって翅の先が青紫・コバルトブルーに輝く。
雄は表裏ともに、こげ茶地に白い斑点が散在する。
雌は後翅の表裏に、線香花火が散るような白い模様がある。
学名:Euploea mulciber
科名:タテハチョウ科
食草:ガジュマル、ベンジャミン
分布:奄美諸島〜八重山諸島
※ 関連記事:
輝く「さなぎ」を載せています。。。
ツマムラサキマダラの「さなぎ」・・・見付けて感激! 2009.05.16 (月の滴)
ツマムラサキマダラの求愛 〜蝶の楽園での恋愛模様〜 2012.12.03
ツマムラサキマダラのカップル ☆結ばれました〜☆ 2012.04.26
ツマムラサキマダラ 2009.05.08 (月の滴)
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JUGEMテーマ:あげは・蝶
伊丹市昆虫館 のチョウ温室で、
花から花へ素早く飛び交うツマベニチョウ。。。
シロチョウ科の中では最大級の美しい蝶です。
翅(羽)表は白色の地色で、前翅(羽)端が鮮やかな橙赤色。
和名はこの橙赤色の斑紋に由来し「幸せを呼ぶ蝶」とも呼ばれている。
とても素早く飛ぶので撮るのに一苦労。
このツマベニチョウの幼虫を昆虫館・展示室で見てドッキリしました。
フクシアの花の蜜を吸っているツマベニチョウ。
後翅表に黒斑が少ないので雄のよう。
ペンタスの花の蜜を吸っている、ツマベニチョウ。
翅の裏が枯れ葉のようなツマベニチョウ。
翅を閉じれば枯れ葉に擬態して天敵からのがれる!?
ハイビスカスの花の蜜を吸うツマベニチョウの雄。
学名:Hebomoia glaucippe.
科名:シロチョウ科
分布:種子島・屋久島〜八重山諸島
前翅長 40〜55mm
翅表は白色の地色で前翅端が鮮やかな橙赤色。
雌は後翅表に黒斑が多い。
雌の表面の地色は白色から灰白色まで変異がある。
昆虫館・展示場の飼育容器の中の幼虫
コンデジを容器に密着させると、体の前半を持ち上げて威嚇された。
ヘビの頭のように見えてギョッ!
食樹はフウチョウソウ科のギョボク。
終齢(5齢)は 体長50mm
地色は青緑色、体側に赤い斑点、胸節に青色の目玉もようがある。
驚かせると体の前半を持ち上げ、胸部を膨大させ、胸脚を隠れさせてヘビの頭のような姿勢をとる。
第2胸節の側面にはヘビの眼のような大きな点がある。
さらに刺激すると口から多量の緑色の液汁を吐く。
展示室の飼育容器の中のさなぎ(蛹)。
体長は約40mm
チョウの前翅端の橙赤色の斑紋が透けて見えている。
鮮やかな黄緑色で葉裏に見える。木の葉に擬態か?
参考図書:検索入門 チョウ1 渡辺康之著.平凡社大百科事典
YouTube
ツマベニチョウ 幼虫・蛹・羽化・成虫 (NHKクリエイティブ・ライブラリーより、No.0061)
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JUGEMテーマ:あげは・蝶
伊丹市昆虫館・チョウ温室を訪ねたのは、夕方近かった。
温室のチョウたちが、盛んに舞う午前中を逃してしまったけれどラッキー!
紅筒花(ベニツツバナ)を気に入ったオオゴマダラが盛んに吸蜜中で……。
( ̄¬ ̄*)
その姿を見ていたら、消防出初式などで披露される「梯子乗り」が思い浮かんだ。
吸蜜 始め・・・(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ
紅筒花は多数の花が穂状花序をつくるが、長短の差がある花をつける。
梯子に見立てました。(*゚▽゚*)
位置を変えて
体を傾けて
梯子乗り終了。
梯子乗りの技は大きく分類すると頂上技・返し技・途中技・わっぱ技の4つあります。
各分類の中にはそれぞれ役8種類ほどの技がありますが……
「梯子乗りの技」調べました。
オオゴマダラの「梯子乗りの技」は、なかなかのものですね。(´∀`*)アハハ
学名:Odontonema strictum
和名:紅筒花(ベニツツバナ)
多数の花が穂状花序をつくるが、長短の差がある花が混じってつくのが特徴。
梯子のようにも見える。。。!?
関連記事:
オドントネマ・ストリクツム の * 赤い管状花 * と チョウ 2014.11.08
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JUGEMテーマ:植物
2023.09.01
今年、とあるマンション入り口のソテツに雄花が咲いた。
剪定がされてなくて葉が茂り、花が咲いているのに気づかなかった。
そのソテツが9月ごろにでも剪定されたようで、すっきりした姿になっている。
ソテツ雌株の根元に乾燥して、硬くなった実がこぼれているのを見つけて数個ひろった。
今年、雄花が咲いた後ろの株に、雌花が咲いて実が生っていたもよう。
それは今年でなくて前年のこと。
葉が茂っていたし背が高いので、雌花は人目についていなかっただろう。
雌株の下に落ちていたソテツの実。乾燥している。
ソテツの実 楕円形(卵形)
長さ・・・4cm
幅・・・3cm
重さ・・・16 g
乾燥したソテツの実を振ってみると、中でコトコトと音がする。。。
外皮はとても硬いのでトンカチでたたくと割れた。
中から栗のような種子が出てきた。少し縮小している。
表面は色がついているが、中は白っぽい。
これは毒があるのでそのまま食べてはいけません!
硬い皮を割って出した種子
長さ・・・ 2.7cm
幅・・・ 2.3 cm
重さ・・・9g
<ソテツは救荒植物として古くから利用されていた。
0.005 % のホルムアルデヒドを含むので、十分水洗いしないと中毒死する。
原産地では新葉の出る前に幹のうろこをはぎとり、髄と心材部を切り、乾燥させて粉にして水にさらす。>(平凡社大百科事典より)
2023.10.05
今年剪定された葉の切り口が新しい。
乾燥した沢山のソテツの実が花後に出た葉の下に見えている。。。
この実は硬いし鳥もついばめないでしょう。
調べてみると、ソテツの実は毒性があるがカラスの好物。
カラスは中毒成分が含まれていない皮の部分を上手に食べるらしい。
2023.10.05
2023.10.05
複数株ある中で雌株が一番大きい。
2023.08.31
正面中央の株に貧弱な雄花が咲いて、枯れかけていた。
葉が茂っていたので、裏手のソテツは見ていない。
見ても雌株に実が生っていたのは見られなかったと思う。
7月25日に N公園で雌花・雄花を見た ばかり。
ここにもソテツが花を咲かせている、今年はソテツの当たり年かな、と思った。
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JUGEMテーマ:植物
・・・の蘇鉄(ソテツ)に赤い実が生っていた。。。
10月5日(木)
まだ秋なのに冬が来たような木枯らしが吹いて……。
飛ばされそうになりながら、N公園へ蘇鉄(ソテツ)の雌花の様子を見に行った。
雌花を見たのが7月25日で久しぶりです。(更新が遅れました)
雌花はまだきれいで、よく見れば花(大胞子葉)の間に赤い実が幾つか生っているではありませんか。
うれしい悲鳴を上げながら写真を撮ってきました。
数は数えられないが多くはなさそう。
いいえ!見えている実は少しだけれど、中に沢山あるのかも知れない。
雌花は先が掌状で裂けた大胞子葉が多数束生し、花としてのまとまりが悪く花の原型を示す。
大胞子葉は黄褐色の柔らかい毛でおおわれる。
下半部に1〜3対の胚球を付け、胚球は秋から冬にかけて橙赤色で卵形の長さ4cmもの種子になる。
ソテツの雌花と幹。
葉が剪定されているので、花と赤い実がよく見える。
2023.10.05
4本並んで植えられているN公園のソテツ。。。。
向かって左端は 8年前に花を咲かせた雄株。
隣が今年、花を咲かせた雌株。
その右隣は今年3つもの花を咲かせた大きな雄株。
向かって右端手前が今年花を咲かせた雄株。
滅多に咲かないというソテツの花。
今年は当たり年か、と思うほど花が咲いた。
雄花は8年前に見ているのですが、雌花は初めて見たので感激だった。
同時に雄・雌の花が咲くのは珍しいことらしい。
ソテツは恐竜時代に栄えた植物の生き残りで、イチョウと同じ裸子植物。
風媒花と言われているが、虫媒花でもあるらしい。
こんなに雄株と雌株が並んで咲いていたら、風で花粉が飛んで来るよね。
けれど雌花は咲いていたが、見た目雄花は盛りを過ぎていたようだったし。
実が生るとは思っていなかった。
これから、どうなるのか観察続けます。。。
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JUGEMテーマ:昆虫写真
「コガタスズメバチ」〜 マーブル模様の巣作り 〜 巣立ちまでを観察 〜(前編)
「コガタスズメバチ」〜 マーブル模様の巣作り 〜 巣立ちまでを観察 〜(後編)
2012年1月9日
上記記事のコガタスズメバチの巣が空巣になっていることを確認して解体した。
空になった巣は再び使うことはないので解体。
外皮の材料はパルプ。
モルタル壁から取り外す時に一部がバラバラになった。
巣は外壁の波板取り付け金属部分に支柱を付けて、モルタル壁に沿って作っていたのでほぼ半球形。
巣は小さく、内部の巣盤も1層と2層だけで、育房の数も少なくて極小住宅!?
雨の当たらない安全な場所、モルタル壁を利用して少しの労力での巣作りは賢い!
働きバチは少なかったようで巣は小さいけれど、面白い色・形の巣を作ったと思う。
取り外す前 の 巣
巣を取り外した 跡
巣 の 外皮
材料はパルプ
朽木の木質部や樹木の樹皮をかじり取りだ液と混ぜて作る。
比較的もろいが水をはじき風雨から巣の内部を守ることができるとか。
モルタル壁に接していた 面
角度を変えて見た 巣盤
2層目の巣盤に幼虫の死骸らしきが見える。
角度を変えて見た 巣盤
2層目の巣盤に幼虫の死骸らしきが見える。
巣盤を見ていたら、巣から羽化した成虫は何匹だろう? と興味がわいた。
巣は2層だけ、とても小さいこの巣から羽化した成虫の数は、多くはないと想像できる。
新女王バチは無事に誕生したのだろうか?
1個の巣から羽化した成虫は何匹か、を知る方法を下記のサイトから学んだ。
『都市のスズメバチ』 スズメバチの巣と体のしくみ 成虫の羽化数
スズメバチの幼虫は蛹になる時に1回だけ糞をします.糞は黒い固まりとなって育房の底に塗りつけられています.育房は何度も子育てに利用されますが,糞には明瞭な境界があり,細かく分けることができます.この数を数えることにより,羽化した成虫の数を知ることができます.(成虫の羽化数から抜粋)
1層・2層の巣盤を切り離して観察した。
育房の中が乾燥していて分かり難く、正確に知ることができなかった。
巣の外皮の一部分・内側面
縦8cm ほど。 横10cm ほど。
上部中央の突起は、1層目の支柱切断部。
巣盤 の 表面
上は1層目・下は2層目の巣盤表面。
巣盤の大きさと育房の数
(上)
1層目の巣盤表面 --- 縦6cm、横7.5cm ほど。 個数 --- 63個ほど。
(下)
2層目の巣盤表面 --- 縦3.5cm、横4.5cm ほど。 個数 --- 18個ほど。
2層目の育房に3個の幼虫の死骸あり、乾燥して黒色。
育房から何個かの固まった糞が見つかったが、育房の中が乾燥していて分かり難い。
もう少し生しい巣を解体すればよかったかな。
夏から秋まで巣作り・巣を観察して……
巣作りしている働きバチの数が少ないようで巣が大きくならなかった。
幼虫やハチの死骸が巣の下に何匹か落ちていた。
働きバチの数が少なく悪天候などで外役活動ができないと、餌不足などが起こる。
育房から幼虫を引き抜いて、肉団子にして他の幼虫に与えるという。
また弱った幼虫を引き抜いて、巣の外に捨てることもあるらしい。
前年にも我が家2階軒下に、巣作り初期に廃巣になった小さな茶色のコガタスズメバチの巣があった。
我が家は大きな巣を作れる環境でないようです。
その後、巣を作られたことは無い。
巣作り期間中に、それまで見たことが無かったコガタスズメバチが、庭木のカリンに来ていたのを何度も見た。
この木を巣の材料や餌に利用したのかも知れません。
カリンの下のアマリリスにも来ていた。
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JUGEMテーマ:昆虫写真
・・・の続きです。
9月中旬ごろは新女王バチが生まれるため、働きバチが巣に対して非常に敏感になり危険な時期。
10月以降は新女王が交尾と越冬のため巣立ちをする。
そのため、新しい働きバチが生まれなくなり、働きバチの数も減り始める。
10月になって気温も低くなってきた。
ハチの出入りは見かけるが活発でなさそう。
庭のカリンの木でよく見かけていたコガタスズメバチの姿も時折で。
巣の下辺りでコガタスズメバチと幼虫の死骸を見た。
< 左側面 >
Ouna の独断ですが……。
9月末、気温が少し低くなってきた。右側面から西風が当たる。
出入口をやや左側面に向けたよう。
巣の外皮出入口の右側上部と下部に変化あり。
盛り上がりと空気室らしき部分が見える。
< 正 面 >
大きさ(壁に付けている横幅寸法 約13cm)に変化なし。
< 右側面 >
見張り番? のハチが見える。
10月12日
巣の下辺りに落ちていたコガタスズメバチ1匹。 体がバラバラにちぎれて。
< 左側面 >
8:46
2匹が出入口から顔を出していたが、そのうちの1匹が巣の外皮をくまなく点検!?
8:48
点検終了!? 頭から巣の中へ。
巣の下辺りにコガタスズメバチ1匹の死骸。
巣の中の様子はどうなっているのか知りたい。
2011.11.11
11月始めから巣の外皮の状態に変化なし。
ハチの出入りを時々見かけるが、出入口にハチの姿はなく。
新女王バチは誕生したのだろうか? 残念ながら巣立ちを目撃していない。
2012.01.09
空巣になったのを確認して巣を取りはずし解体してみた。
解体した巣の様子は別ページに載せます。
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JUGEMテーマ:昆虫写真
巣立ちまでの、観察記事をまとめました。
2011.10.13
★2011年7月8日 観察スタート★
Ouna の家に緊急事態発生!
ハチが勝手口の軒下に巣を作っている。
前年に大屋根の軒下に作りかけたが、高所で目立つので中止した模様。
冬眠から覚めた女王バチは5〜6月ごろ、1匹で巣作りを始め。
産卵・育児・狩り・巣作りなどを1匹でこなすという。
最初に産卵した働き蜂が羽化し始めると、共同で作業をする。
7〜10月ごろになると働きバチが次々羽化するので。
巣作り・狩りなどは働きバチに任せて女王バチは産卵に専念するという。
女王バチの凄いパワーを知って驚いています。
Ounaが観察スタートしたころは、働きバチが巣作り材料を集めて大きなマーブル調の巣に仕上げた。
女王バチが巣作り開始しているころに見つければよかったと思う。
2011.7.8
高所でよく分からないが「コガタスズメバチ」のよう。
巣の大きさは、径10cmほど。
色はベージュとブラウンでマーブル模様です。
ハチは何匹(何頭)いるのだろう?
1匹が巣の入口で監視しているようで、2匹が巣作りの材料・餌などを集めるのに飛び立つ。
飛び立ったり帰ってくるのは何回も見たけれど撮れていない。
< 体長3cmほど、民家の軒下や庭の木など人と接しやすい所に巣を作る。
巣を刺激しなければあまり襲ってこない比較的おとなしいスズメバチ。
雑食でいろいろな昆虫を食べる >
Okina に巣のことを知らせたら、大きくならない今のうちに退治する、と言うのだけど。
どうしよう。
2011.8.4
巣から落ちたのか? どうか分からないが、コガタスズメバチ1匹が巣の下に落ちて、もがいていたので紙の上に。
このハチの身に何が起こったのでしょうか? 羽が傷んでいる様子。
しばらく動いていたが、お尻から尿のようなものを出して昇天してしまった。
2011.8.18
巣の大きさはあまり変わりがないようですが、前面が張り出してきたよう。
出入口の位置が右方向へ移動し、表面のマーブル状の模様も変わった。
模様は巣作りが進行するときれいな模様になり芸術的です。
高所なのでよく見えないが、デジカメを向けていると見張り番に、にらまれているよう!?
軒下に巣作りしているこのコガタスズメバチ、駆除も考えたがハチの対処法などを検索して……。
コガタスズメバチやヒメスズメバチ,アシナガバチなどの比較的攻撃性が弱い種については,誤って触れてしまうような低い場所に巣がある場合を除いて,必ずしも駆除する必要はありません.”幼虫の餌にさまざまな昆虫を狩る益虫”という側面を大切にする意味でも,そのまま放置しておくのも一つの方法です.冬には成虫は死に絶えて巣は空になります.空になった巣は翌年再利用されることはありません.
ドロバチの仲間やクマバチなどの単独生活するハチは,”手で握ったりしない限り決して人を刺すことはありません”ので駆除する必要はありません.
Okina と相談、放置して観察することになりました。
高所の営巣、狭い足場で踏み台に乗ってコンパクトデジカメ高く差し出して撮る。
落ちないように要注意!
Ouna は高所での営巣なので、観察・撮影に苦労しています。
巣作りの材料が替わったのでしょうか? 巣の外皮の模様に変化が出てきた。
大きさ(壁に付いている横幅寸法)7月9日 約10cmから 約13cmに。
出入口に白くて丸い物が見える。
ハチが動かしているようで見え隠れする。
数分間の出来事でした。
働きバチは風雨にも負けず巣から飛び立ち、せっせと働いているようです。
今まで、巣の下辺りの地面に息絶えているハチを3匹ほど見た。
過労死!? いいえ! たぶん、役目を果たし昇天したハチさんでしよう。
<2011.09.11>
10:18
出入口に 白く丸い物が何個か見える。
10:20
ハチが見えるが 白く丸い物は見えない。
10:21
白く丸い物が再び見えたが その後見えなくなった。
< 正 面 >
10:26
< 右側 の 面 >
10:26
9:32
11日よりも 出入口下部の模様が 変わって膨らんだ。
出入り口に1匹のハチの頭が見える。
9:35
1匹が飛び立ち 別のハチが巣に帰ってきた。
9月30日
幼虫は黒く変色していた。
・・・後編へ続きます・・・
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JUGEMテーマ:あげは・蝶
伊丹市昆虫館・チョウ温室で。
美しく優雅なチョウが多いなかで、スジグロカバマダラは、ちょっと怖い感じもします。
赤褐色(かばいろ)の地色に前翅端が黒色、その中に白斑という強い配色の衣装で。
体内に毒を持っていることを知らせるために、ゆるやかに飛ぶ。。。
幼虫の食草は有毒植物のガガイモ科 リュウキュウガシワ。
幼虫時に体内に蓄えた毒を成虫になっても持ち続け、鳥などに捕食されるのを防いでいる。
ハナキリン(花麒麟)の茎は上に向かってどんどん伸び、2m近くまで生長する。
茎の表面には2cm ほどの太く鋭いトゲが無数に生えている。
このトゲの姿が他を寄せつけず近寄りがたい印象ですが、スジグロカバマダラが来ている。
沖縄の石垣島や竹富島では普通に見られるチョウですが。
Ouna は昆虫館のチョウ温室でいつも見ています。
ハナキリンの花形は普通の花と異なっているが、蜜はたっぷりと出ているようです。
鋭いトゲをもつ厳しい感じがする ハナキリンの赤花に似合うのは……?
スジグロカバマダラさんが一番ね!
と Ouna はいつも眺めて、にんまりしています。
距 の長い アングレカム・セスキペダレにとまっている スジグロカバマダラ。
長い距の花の蜜はチョウは吸えない。
花の周りにも密がにじみ出てるのかな。
オスとメスは似ているのですが、オスには後翅脈に性標と呼ばれる模様が入る。
交尾中のスジグロカバマダラの上がオス。
学名:Salatura genutia
科名:タテハチョウ科 マダラチョウ亜科
形態:前翅長 35〜43mm
赤褐色(かばいろ)の地色、前翅端が黒色、その中に白斑をもつ。
翅脈が黒く太い、雄の後翅の翅脈上に黒色の性標がある。
分布:宮古諸島・八重山諸島・沖縄島以北の南西諸島・本土でも迷蝶として記録がある。
出現期:八重山諸島では周年発生を繰り返す。
生態:海岸の樹林から山地まで広く棲む。
リュウキュウアサギマダラなどと共に、群棲することが多い。
ゆるやかに飛び、リュウキュウヒヨドリバナやランタナ・センダングサ類で吸蜜。
モンパノキで吸汁することもある。
食草:ガガイモ科のリュウキュウガシワ。
幼虫:体長 35mm、3対の肉質突起をもち、黒色に黄色と白色のまだら模様。
※ 参考図書:検索入門 チョウ2 渡辺康之著
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JUGEMテーマ:あげは・蝶
連休の日の 伊丹市昆虫館・チョウ温室は、子供連れの来館者で賑わっていて。
その中で何匹(何頭)ものオオゴマダラが、産卵に余念がなかった。
温室内に置かれている、オオゴマダラ幼虫の食草であるホウライカガミの鉢植え。
それほど大きくないので、我勝ちに産みつける裏葉を選んでいるもよう。
オオゴマダラは、幼虫の食草ホウライカガミの葉裏に卵を産みつける。
葉にとまって葉の裏に腹部先端を器用に回して1個ずつ産みつけていく。。
普通は裏葉に産卵するのですが、産卵ラッシュで花茎に産みつけている。
この日、ホウライカガミの説明板に卵1個を産みつけた、ドジなオオゴマダラがいた。
オオゴマダラは人なれしたチョウ。
オスは人の頭等によく群がることがある。
これは整髪料や香水にフェロモンの原料となるパラベンが含まれるためである。
産卵の瞬間をと、コンデジ向けている Ouna の頭に1匹のオオゴマダラがとまり。
しばらくしてから、ブラウスの袖に舞い降りた。
いつも、ふわりふわりと舞いながら頭や肩にとまりにくるので、気にしていなかった。
けれど、ふとブラウスの袖を見ると。
黄金の卵ならぬ、白い小さな卵(大きさ約1.5mm)が、2個産みつけられていたのです。
家に帰る途中で落ちたらいけない、と思って傍にいた方に写真を撮っていただいた。
卵は強力に接着されているようで、帰宅後も落ちずについていた。。
いつも、オオゴマダラの記事をブログに載せるので、お礼のプレゼントでしょうか。
学名:Idea leuconoe
チョウ目(鱗翅目)タテハチョウ科 マダラチョウ亜科 に分類される
白黒のまだら模様が特徴的な大型のマダラチョウ
蛹が金色になることでも知られている
前翅長 60〜75mm で非常に大型
翅は白色の地色に黒斑がある
雌は雄より翅型が丸みをおび、腹部が太く大きい
雄は腹端から毛筆器(ヘア・ペンシル)を出して芳香を放ち、雌をひきつける
奄美諸島(喜界島・与論島)沖縄諸島、宮古諸島、八重山諸島に分布
土着北限は奄美諸島の喜界島
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万葉仮名 -- 須須伎 乎花 加夜
六甲高山植物園で
万葉集 [巻十五 3681]
「帰ったら見ようと思っている、家の庭の秋萩(あきはぎ)・すすき、もう散ってしまっただろうか……」
万葉集 [巻十 2110]
「みんなは萩を見て秋らしいというが、ままよ私は尾花こそが秋の風物だといいたい!」
尾花(おばな)は、薄・芒(すすき)の花穂のこと。
尾花の名は花穂の形が馬などの尾に似ているところからで「花芒(はなすすき)」ともいわれる。
薄は秋の七草の一つで十五夜に飾られる代表的な草花。
秋の七草の萩もいいけれど、Ouna も尾花に秋を感じます。
子供のころ、薄の葉を扱い(しごい)て指を切った痛い思い出もある。
薄は寂しげな風情を漂わせているが……。
花が咲いて後に白い綿状の毛束になって風にそよぐ姿は美しく、風に乗って飛んでいくさまは風情がある。
けれど、枯れ尾花はとんでもないものに見間違えられたりで…… (ノ>。☆)ノ キャッ
薄は茅・萱(かや)とも呼ばれる。
昔は屋根を葺いたり、炭俵を編んだりで、とても役に立つ植物だった。
屋根葺き材は地域によって、薄・葦・麦わらなどが使われており、それらの総称を「茅(かや)」と呼んでいる。
かやぶきの里 北村で
ずっと以前のこと、京都府美山町の かやぶきの里 北村を訪ねた。
茅葺き屋根の家が多数あり、日本の農村の原風景を残して自然豊かでのどかだった。
画像の交流館・玄関前にも 薄・尾花が見える。(*゚▽゚)ノ
かやぶきの里 北村では、今も薄で屋根の葺き替えをしている家が多いようです。
能勢妙見山で
能勢妙見山で尾花が秋の風になびいていた。
この薄は山野に生える普通の薄。
薄は色々な変種があるようで「糸芒」「鷹葉芒」「縞芒」など。
葉に白い縦縞がある「縞芒」観賞用に植えられているのを見たことがある。
学名:Miscanthus sinensis
和名:ススキ
別名:オバナ・カヤ
科・属名:イネ科 ススキ属
分類:多年草
草丈:1m
花期:7〜10月
分布:日本・朝鮮・中国
日本全土の日当りのよい山野に普通にみられる。
群生することが多く、茎葉が密生して大株となる。
生態的には日本の乾いた草原の優占種で。
森林を切るとまずススキが生え、ススキ原を焼くとススキが栄えるという。
茎は高さ1m 前後の円柱形で、やや太く中実で節がある。
葉は長さ30〜50cm の線形、幅は6〜10mm、先はしだいにとがる。
中脈は太く白色で基部は長い鞘となり鞘口に長い毛がある。
花序は秋に茎の頂につき、長さ15〜30cm の散房状。
短い中軸上に7から多数の枝(総)をつけ、各総はその基部から先端まで小穂を密生する。
小穂は長柄および短柄の2個が対になり、小穂自体は長さ5mmほどで黄色く、先端に ※ 芒(のぎ)がある。
小穂の基盤に長さ7mm内外の白い毛を密生するため、総全体が銀白色の毛に包まれる。
※ 芒(のぎ)とは、イネ科植物の実の外殻にある針のような毛。
参考図書:平凡社大百科事典 小山鐵夫.やまと花萬葉
関連記事:
「かやぶきの里」美山北村を歩いて 屋根に惹かれた 。。。(後編)
「かやぶきの里」美山北村を歩いて 屋根に惹かれた 。。。(前編)
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万葉仮名 -- 芽 芽子 波疑 波義
万葉集 [巻十 2121]
「高円の野辺に咲く萩が日増しに吹く秋風に散っていくのは惜しいなあー」
高円(たかまど)は高円山(奈良市街地の北東にある山)のこと。
辺りは万葉のころにも萩が美しく咲いていたようで、他にも萩の歌が何首か詠まれている。
万葉集に萩を詠んだ歌は141首もあり、万葉植物(草木類)の中で最も多い。
詠まれている萩は、いずれも山野に生える落葉低木の「ヤマハギ(山萩)」
白露に濡れた萩や朝霧にたなびく萩、、、鹿や雁なども一緒に詠まれている。
万葉人は萩を庭にも植えて楽しんだ模様。
学名:Bush clover Lespedeza
古くから親しまれている日本の代表的な植物。
秋の七草の一つとして知られている。
古くは「芽子」と書き、ハギと読んだ。
万葉集の歌の原文では「芽子(はぎ)」と記されているのが多い。
一般にハギと呼ばれる植物は、マメ科ハギ属の中のヤマハギ節に属する数種類を含むもの。
特定の種類ではなく、外観の似ている種類の総称である。
ハギと呼ばれるのは、ヤマハギ・ミヤギノハギ・ニシキハギ・ツクシハギのことで、マルバハギも含まれる。
茎はよく枝分れするか、根元から多数に分かれて伸び、花期には枝のしだれることが多い。
葉は3小葉をもつ複葉であり、小葉はほぼ楕円形。
花は紅紫色で長さ1〜2cm、多数が穂に集まって咲く。
果実は小型で目だたず、扁平な楕円形、伏した短毛があり、中に1個の種子。
ハギは観賞用のほかに家畜の飼料としたり、砂防のため土手や道路わきなどの斜面に植えられる。
根は民間薬に、葉は茶の代用に、種子を粉にして飯に混ぜて食用にもした。
枝を切ってほうきにしたり、垣根や屋根に用いたが。今は観賞用にされている。
ハギは冬に株元10cmほどを残して刈り込まれることがある。
これは旧株から若枝を伸ばして成長する特性があるからで。
ハギの名は、古い株から芽生える「生え芽(木)- はえき(ぎ)」が語源ともいわれている。
学名:L. bicolor Turcz.
日当たりのよい山地の草原、林の周りなどに生育する半低木。
高さ2mに達する。
小葉は楕円形、先は少しとがるが円く、葉の表面は無毛または少し毛がある。
花はミヤギノハギより小さくて長さ11〜15mm。
花期は7〜9月。
花色は濃紅・紅紫色。
北海道〜九州にみられ、朝鮮・中国・ウスリー地方に分布。
学名:L. thunbergjj Nakai
秋に咲く花の庭園樹としての代表花でもあり、古くから植栽されている多年草。
毎年冬に地上部の枝は枯れ、春に株元から新芽をだして1年で2〜3mに伸び、枝葉が垂れるのが特徴。
小葉は長楕円形で先がとがる。
花の時期には、葉の表面は無毛。
夏から秋に咲く花は紅紫色で、長さ15〜18mm。
萼の裂片は狭卵形で、先は長く伸びてとがる。
本州の日本海側地方に生育するケハギから園芸化されたもので、日本の固有種。
六甲高山植物園で
学名:L. homoloba Nakai
ヤマハギによく似ているが、小葉は厚質で先はとがらず表面にはまったく毛がない。
花は晩夏から秋に咲き、花色は紅紫色で旗弁の背側はやや白い。
本州・四国・九州に分布。 日本の固有種。
学名:L. japonica Bailey
ミヤギノハギによく似ており、公園や庭で広く栽培されている。
日当たりのよい平地・山地に見られる半低木。
ミヤギノハギと異なり茎の下部は木質で、冬も枯れずに残る。
高さ約1.5mに達する。
小葉は楕円形で先はミヤギノハギほどとがらず、表面一面に細かい毛がある。
花は紅紫色で8〜10月に咲き、長さ12〜17mm。
本州中部以西・四国・九州。朝鮮・中国に分布。
学名:L. cyrtobotrya Miq.
以上のハギと異なって、花穂が短くあまり目だたない。
小葉の先は紫色、萼の裂片の先が針状に伸びている。
日当たりのよい山地に生える。
本州・四国・九州。 朝鮮・中国に分布。
学名:Lespedeza japonica
純白の清楚な花をたくさん咲かせるハギ。
枝葉が垂れる。
ミヤギノハギの変種といわれる。
またニシキハギの白花の栽培品種ともいわれている。
本州中部の日本海側の多雪地帯に分布。
京都・大覚寺で
「観月の夕べ」で大沢池の傍で見たハギ。
ハギの花は小さくて、花をよく見たことがなかった。
アップした写真でみると、マメ科特有のチョウ形の可愛いお花!
万葉集で萩は、梅や桜よりも愛でられて多く詠まれている。
「萩」を含む万葉歌は141首か142首。
「萩と鹿」の組み合わせの歌は22首あり。
子どものころ、よく遊んだ花札を思い出した。。。(^O^)
花札では「萩に猪」の図ですが、万葉集に「萩と猪」の組み合わせはない。
(*´-ω・)ン?
なぜだろうと検索してわかりましたが、話がそれますので……。
参考図書:平凡社大百科事典 やまと花萬葉
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万葉仮名 -- 藤袴
山上憶良 万葉集 [巻八 1538] 旋頭歌(せどうか)
秋の野に咲く花を名調子で詠み上げた歌で、秋の七草として有名。
この歌には「山上臣憶良、秋野の花を詠む歌二首」とあり。
秋の野に咲く花を詠んだ歌がもう一首。
山上憶良 万葉集 [巻八 1537]
学名:Eupatorium japonicum
科名:キク科
分類:多年草
花期:8〜10月
分布:本州(東北地方以南)・四国・九州・朝鮮・中国
名に袴がつくのは、 管状花の形が袴に似ていることから。
茎は直立し、高さ2mに達する。
地下部は弓状に湾曲して横たわり。そこから根がでる。
葉は普通3深裂、裏面に腺点がない。
花は散房状で花冠は長さ5〜5.3 mm、淡紅紫色の小さな頭花を多数つける。
頭花は管状花5個からなり、雌しべが花の外に突き出る。
藤袴は生乾きのときクマリンの芳香があり、桜餅のような甘い香りがする。
中国では古くから香草として身につけたり、湯に入れたり、洗髪に使用されたそう。
秋の七草はいずれも薬用植物。
藤袴は煎じて飲むと利尿などの薬効がある。
かつては日本各地の自然堤防などの草地に群生していたが。
現在では自然草地が開発されて数を減らしている。
絶滅危惧種に指定されており、野生の藤袴を見ることはほとんどない。
六甲高山植物園で撮影
夏には涼しい北へ、冬には暖かい南へと渡りをするアサギマダラ。
渡りの途中に六甲高山植物園に立ち寄り、フジバカマの芳香に誘われ蜜を吸っている。
参考図書:やまと花萬葉 平凡社大百科事典
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伊丹市昆虫館・チョウ温室で出会った「ソテツの仲間」の植物。
チョウ温室では、美しい蝶やカラフルな熱帯花木・観葉植物を楽しむことができる。
時としてドキッとするような不思議な植物にも出会うことがあります。
学名:Cycadaceae Gen.sp.
葉が出はじめている。
出会ったのはある年の6月22日。
葉柄根元の薄茶色のくねった蛇のようなものは何だろう!?
くねった蛇状の先が櫛のように開いたのと。
小さな丸い黄緑色のものが付いたのが幾つか見える。
もしかすると雌花かも。
「ソテツのなかま 学名:Cycadaceae Gen.sp.(ソテツ科)」の名札が付いている。
当時、図鑑などで調べたところ、ナンヨウソテツ(南洋蘇鉄)かな、と思ったのですが。
確かなことは分からなくて。
約1か月が経った7月26日、この「ソテツの仲間」はどのようになっているか?
気になっていたので観察に行った。
葉柄・葉も伸びて……。
葉柄の根元のくねくねとした蛇のような雌花は、ばらけている。
不思議な形の雌花が気になる。
「ソテツのなかま 学名 : Cycadaceae Gen.sp.(ソテツ科)」付けた植物。
真夏のチョウ温室はとても暑かったのですが。
約1か月前に出はじめていた葉は大きくなって涼しげに広がっていた。
葉柄の根元のくねった蛇のようなものに、小さな丸い黄緑色のものが付いていたが枯れている。
果実がつくのかと期待したが、チョウ温室には雄株がない。
「ソテツのなかま」の名札をつけた植物の観察は、ここまで。
その後の観察をおこたっていたことを悔やむ。
この度、検索で下記のサイトを見つけました。
「GKZ植物事典」より 引用
ナンヨウソテツはソテツ科の常緑樹である。
樹高は6〜12m程度となる。
樹皮は灰色で矩形からダイヤモンド型に剥離する。
葉は長さ2.5〜3mほどの羽状複葉で長さ35〜60cmほどの葉柄を持ち、幹に互生する小葉は、線形で表面は強い光沢がある。
各葉身に150〜200個の小葉がつく。
雄花序は長さ30〜60cm程度の卵形〜紡錘状の円柱形で異臭を放つ。
雌花序は茶色で長さ30cm程度となる。
果実は長さ4.5cm、幅3cm程度の楕円状で緑色を経て橙色から赤褐色に熟す。
「GKZ植物事典」のナンヨウソテツ・雌花の写真と突き合わせると。
チョウ温室の「ソテツのなかま」の名札をつけた植物は「ナンヨウソテツ」です。
関連記事:
「蘇鉄(ソテツ)の 雌花」 咲いたよ! と呼んでくれた! 奇跡的で感激 ♪ 2023.07.29
「蘇鉄(ソテツ)の 雄花」 開花から終末まで お疲れさん! (後編) 2023.07.25
「蘇鉄(ソテツ)の 雄花」 開花から終末まで お疲れさん! (前編) 2023.07.22
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(伊丹市昆虫館・チョウ温室で 2013.03.30)
伊丹市昆虫館・チョウ温室で、お初にお目にかかった観葉植物。
葉に葉の模様が描かれたようで、、、とても不思議な植物だと思った。。。(@_@)
素晴らしいタッチで葉が描かれているので。
絵を描くのがお好きな神様がおつくりになった植物か、と思ったりしていた。
撮った写真を眺めては、検索すること度々。。。
それでも名前が分からなくて。・゚゚・(>_<;)・゚゚・。
今のようにグーグルレンズなどがないころのこと。
「ご存じのお方様、お教えくださいませ、お願いいたします。(m。_。)m」
と写真を載せて投稿したところ。
暁さま から「カラテア ドッティ」と教えていただきました。
ずいぶん前のことで、このページで記事のまとめをします。
カラテア ドッティは、葉にピンクの線描きで葉の模様が描かれていて、美しくて印象的!
夜になると「就眠運動」という葉を上方向に向け、葉を閉じる姿へ変化する。
チョウ温室では鉢植えで並べられていたのですが、、、室内で楽しむこともできそう。
学名:Calathea dottie
科・属名:クズウコン科 カラテア属
分類:多年草 観葉植物
原産地:南米
草丈:〜100cm
越冬温度:12℃以上
関連記事:
「カラテア・ランシフォリア‥‥矢羽のような模様の葉と白い花」
カラテア・ランシフォリアも葉に葉模様・矢羽模様が描かれ、同じカラテア属の植物。
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万葉仮名 -- 月草 鴨頭草
万葉集 [巻七 1351]
「月草で衣を摺り染めにしよう。朝露に濡れてしまった後、たとえ色があせてしまうことがあっても……」
月草は万葉集に9首詠まれている。
「月草(つきくさ)」は露草(つゆくさ)のこと。
染料として古くから利用され、よく布に染めつくことから「着き草(つきくさ)」と呼ばれたそう。
けれど、この花で染めたものは色が落ちやすく、あせて変わりやすい。
万葉集で月草は、移ろいやすい恋心や、はかなさのたとえで詠まれている。
学名:Commelina communis
科名:ツユクサ科
分類:一年草
草丈:10〜50cm
花期:6〜9月
分布:日本全土・東アジアに自生
日の出とともに朝露に輝くみずみずしい姿から「露草」の名がついた。
青花(アオバナ)・ 藍花(アイバナ)・ 帽子花(ボウシバナ)・ 蛍草(ホタルグサ)などとも呼ばれる。
路傍や荒地のやや湿った場所に生える。
茎の下部は倒伏し、盛んに分枝する。
葉は互生し長さ5〜7cm。卵状披針形で鋭尖頭、平行脈が著しい。
基部は膜質の鞘となり茎を包む。
花は青紫色で苞葉に包まれた短い花序に数個つく。
1個ずつ咲くので一輪咲きに見える。
花の命は短くて、朝咲いて昼すぎにはしぼむ一日花。
苞葉は二つ折りでぴったりとくっつき、無毛か両側に毛がある。
花被は6枚あり、内花被3枚のうちの上側2枚が大型でよく目立つ。
雄しべは6本あるが、葯に花粉があるのは2本だけ。
他の4本は変形して仮雄蕊(かゆうずい)となる。
果実は楕円形、最初は白色汁質、後に乾いて?果(さくか)となり裂開する。
種子は?果1個あたり3〜4個、長さ約3mm。
形は不規則で硬質。
全草を乾燥させたものは薬用に、新芽は食用になる。
花が大輪の大帽子花(オオボウシバナ)は、観賞用・染料用に栽培。
青色色素のコンメリニンを含む花汁で染めた青紙は、友禅・絞染の下絵の絵具に用いられる。
Ouna は家の近くで露草を見ることはあまりないのです。
故郷へ Okina と秋の彼岸参りに行った折のこと。
道ばたで一面に広がって咲いているのを見て、子供のころの懐かしい記憶がよみがえった。
朝露にきらきら輝く鮮やかな青色の花を摘んで、綺麗な青い水を作って遊んだことを……。
思い出に浸っていると、Okina に置いてきぼりにされていること露知らず。
・・・花に寄せて・・・
手描き友禅の下絵を描くのに使われている「青花紙(藍紙)」
カーボン紙に似た青花紙は小さな短冊状に切って使うそう。
水に浸すと直ぐに真っ青な染料になる。
けれど絵筆で描いただけの青色は水で洗うと完全に消える。
興味あり。。。
青花紙とは原料となるアオバナ(オオボウシバナ)の色素を染みこませた和紙のこと。
花の絞り汁の青い液を美濃紙に塗り天日で乾かす。
この工程を70〜80回繰り返すことで、青花紙は元の紙の4倍もの重さになるそう。
参考図書:平凡社大百科事典 やまと花萬葉
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・・・の続きです。
魔術師!? のあなたは今年のナンバーワン!
2023.09.04 7:15
茎に苦労の跡が少し残っており、背丈も低いが開花♪
2023.09.02 9:16
つぼみ の苞が開きかけている。
今年はハマオモトヨトウの攻撃はまだのようだけど。
7月に産卵されていたし、黒い糞らしきものも見える。気をつけよう。
2023.09.02 9.15
朝陽が強く当たって写真が白飛びするので。
撮るのを後にして、用事を済ませてから見たら……。
自力で進路を修正したよう。助けることもありますが。
まるで魔術師のよう! (b゚v`*)グッジョブ♪
2023.09.02 8:30
朝起きて見たら、茎は曲がりくねり、モッコクの枝葉に つぼみ が挟まっている。
なぜ、こんなに蛇行した!?
8月31日の つぼみ の位置から手前に少し倒れて伸びればよかった、と思うが。
先輩たちがしたように。
斜めになると、花が咲いたら倒れることを考えたのか。
2023.08.31 7:05
約50日 休んでの つぼみ。
2023.07.17 7:01
結実しているのは少し。じゃまになるので切り取る。
庭のハマユウ(浜木綿)に実がなった。。。((o(^-^)o))わくわく 2013.09.19
2023.07.17 7:00
モッコクの枝葉を突き抜けて咲いた。
苞に包まれた つぼみ が傷つき、茎も細くて花は貧弱。
2023.07.13 9:41
モッコクの枝葉を突き抜けたので、苞に包まれた つぼみ の先端が曲がり。
つぼみ の基部が傷ついている。
2023.07.10 18:33
行く手に障害物(モッコクの枝葉)あるよ!
最悪のコース。
2023.07.03 18:01
こすり落として退治。
咲き終ったのは見苦しいので切り取った。
2023.07.03 17:58
6月23日に小さなつぼみが出た4本目が咲いた。
背丈は低いがすんなりと咲いた。
咲き終わった3本目が倒れている。
2023.06.23 7:05
関連記事:
今年 最速で咲き始めた「ハマユウ(浜木綿)」の その後・・・悲運がつきまとう!
2023.06.21
早い! 庭のハマユウ(浜木綿)もう咲いたよ! 立春に「モヒカン刈り」になったハマユウ
2023.05.15
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JUGEMテーマ:植物
2023.08.31
葉の剪定などがされていないソテツ(蘇鉄)。
花は枯れかかっている。
下部のソテツに葉芽がでかけている。
2023.08.31
葉が茂っているので花の基部が見えない。
花は枯れかかっている。
2023.08.31
自宅近くのマンション入り口のソテツ(蘇鉄)に雄花が咲いた。
もう枯れかかっている。
葉の剪定などがされてなくて、雄花が見えないので気づくのが遅れた。
7月25日に、N公園で雌花・雄花を見たばかり。
今年はソテツの花の当たり年かしら!?
8月27日付で
< これも猛暑の影響なのでしょうか。10年に一度咲くとも言われるソテツの花がこの夏、鳥取県米子市でなんと、4本も同時に咲きました。>
と Yahoo! JAPAN ニュースで配信された。
「ソテツとイチョウは生きている化石」
ともに原始的な特徴を残す裸子植物であり、種子植物では例外的に精子を作ることが知られている。
朝ドラ「らんまん」でも、ソテツがつながってくる。
ドラマでは「肉眼で見えない世界を明らかにする」顕微鏡を使った解剖学で。
波多野(池野氏)と野宮(平瀬氏)はついにイチョウの精虫を発見。
世界に向けて発表されることになる。
台湾から無事に戻った万太郎は二人の快挙を喜ぶが、自分は心に決めた研究に戻っていく。
ソテツとイチョウで精子を発見したのは、池野成一郎氏 と 平瀬作五郎氏である。
この発見は当時の世界中の植物学者を驚かせたそうです。
7月25日に N公園で見たソテツの雌花・雄花のその後を観察に行かなければ……。
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JUGEMテーマ:植物
ノジギク(野路菊)は牧野富太郎博士が22歳の時に命名した植物です。
我が兵庫県に群生地があり「県花」にもなっている。
学名:Chrysanthemum japonense(Makino) Nakai
海岸近くの崖に生えるキク科の多年草。
本州(近畿地方以西)・ 四国・九州に分布する。
茎は基部が倒れ上部が斜上し、よく分枝する。
葉の表面は散生して緑色。
裏面はT字状の毛を密生して灰白色。
花期は10〜12月。
花直径3〜4.5cmの頭花を多数、やや散房状につける。
頭花は雌性と両性の小花からなり、雌花は舌状花で白色。後に淡紅色になる。
両性花は筒状花で黄色。
痩果はやや円柱形で5肋(あばら)ある。
(参考図書:平凡社大百科事典)
今年の残暑はことのほか厳しいようです。
菊の花が香る季節はまだ先ですが、、、
朝ドラ「らんまん」に「ノジギク」登場です!
万太郎の妻・寿恵子は500円もの借金のために、東京・新橋の叔母の料亭で仲居として働き始める。
常連客の岩崎弥太郎の弟・岩崎弥之助が料亭で「菊くらべ」をしようと提案。
優れた菊を出品した者には多額の賞金を出すということになった。
寿恵子は万太郎に植物採集の時に菊をとってきて欲しいと頼みます。
万太郎は「草花に優劣をつけるのは性に合わん」と言いながらも承諾。
そして料亭の座敷で「菊くらべ」が始まる。
次々と見事な菊が紹介されていく中で、寿恵子は万太郎が採集した「ノジギク」を披露。
改良を加えた大きくて派手な菊に比べると、原種の素朴で小さな白い菊は見劣りします。
寿恵子はノジギクについて、万太郎の教えの通りに熱弁を振るう。
「これら派手な菊たちは、改良を加えられたもので日本古来の植物ではない」
との言い草に怒り出す人も。
寿恵子は毅然として言いました。
「ノジギクとこちらの菊たち、共にそろえば、大陸と海、それから幾星霜にも及ぶ、日本人の創意と工夫に思いをはせることができましょう」と。
1等に判定されたのは、弥之助がひいきにしている芸者・菊千代の菊でしたが。
ノジギクへの寿恵子の熱い説明に感動した弥之助は、ノジギクを300円で買い取る。
300円は今の貨幣価値にすると…… ? うちの Okina に聞いてみた。
300万円ぐらいだろう。。。(@_@。
生活に困窮する万太郎一家を救ったか「ノジギク」
外部リンク:
日笠山
日笠山ののじぎくを見上げたようす
日笠山の山道のようす
県内に、このようなノジギクの大きな群生地があるのを知らなかった。
恥ずかしながら、多分自生のノジギクを見たことがない Ouna。
開花時期になったら見に行きたい。
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JUGEMテーマ:水族館
今年の残暑はことのほか厳しいようです。
涼をもとめて水族館へ行きたいところですが……。
神戸市立須磨海浜水族園 は 2023年5月31日をもって閉園。
過去に、夏のイメージの水族館なのに、真冬に炬燵でお魚鑑賞をしたことがあって。
(*?∇?)ウフフフフ
その時、クラゲ展示コーナーの円筒型水槽内の「タコクラゲ」を見て驚く。(@_@。
みんな逆さまになって、ふわふわと浮遊していた。。。
不思議な動きが面白くて、水槽の周りを回りながら時を忘れて眺めていた。
クラゲには逆さになる「サカサクラゲ」がいるが、別の水槽内で逆さまになっていた。
今は、タコクラゲたちを見ることはできない。
2024年6月に開業予定の新たな「須磨海浜水族園・海浜公園」で見られるだろうか?
みんな逆さま。
傘の色が茶褐色なのは藻類がクラゲの体内に無数に共生しているため。
その藻の光合成により栄養を得ることができる。
水玉模様の白い部分はカルシュウムが含まれていて。
ドーム型の傘の強度を増すことに役立っている、と言われている。
仲良しさん!?
タコクラゲの寿命は野生下で1〜2年。
長い足のようなものが8本あり、タコに似ている。
かわいい水玉模様。。。ガラス細工のようで美しい。
意外と飼育しやすいようなので、飼育してみたい気もする。
Ouna は少女のころ、海水浴場で寒天のような「ミズクラゲ」と一緒に泳いでいた。
けれどタコのようだけど美しい「タコクラゲ」は、まったく知らなかった。
日本近海で見ることができる比較的身近なクラゲらしい。
Mastigias papua
ハチクラゲ綱タコクラゲ科の腔腸動物。別名ハチマンクラゲ。
水戸以南の暖海に分布し、沿岸に群れをつくるが、水温が20℃以下になると死んでしまう。 かさは直径9〜20cm のドーム型で、寒天質が厚い。 かさの下には複雑な口腕部があり、棒状の付属器が8本たれ下がっている。 かさの色は茶褐色で、白い斑点が散在ししているが、無色のものや、藍色の個体もある。茶褐色の色はクラゲの地色ではなく、ゾーキサンテラ Zooxanthella という下等な藻類がクラゲの体内に無数に共生しているためである。 この藻類がクラゲの体内に入るのは、高さ2mmくらいのポリプの時代であって、ポリプの口から胃腔内へ入り、その後組織へ移って、水温があがるに従って増殖する。一方、ポリプはこの増殖に刺激されて、クラゲへの変態が誘発されるという。雌雄異体。大きな口はなく、口腕部に開いている多くの小さな吸口から、水とともにプランクトンを吸いこんで細い管を通じて胃腔に送る。
(平凡社大百科事典より 引用)
今なら疑問に思ったことは、即座に質問して解決するが。
なぜ逆さまになっているのだろう、と思いながらもそのままで……。
今回、
Bing は AI 搭載の Web 用コパイロット
何でも聞いてください…
というので「タコクラゲが逆さまに泳ぐ理由」を聞いてみた。
タコクラゲは、体内に褐虫藻という藻類と共生しているクラゲです。褐虫藻は光合成をすることで、タコクラゲに栄養を与えます。その餌を与えれば食べますが、体内に共生藻を持っており、光合成によっても栄養をとることができます。そのため、自然海のタコクラゲは明るいところに集まり、水槽内でも光合成を助けるために強い照明を当てています。ため、タコクラゲは太陽光が強い浅瀬で逆さまに泳ぐことで、褐虫藻に光を当てるようにしています12。逆さまに泳ぐことで、水中の酸素も取り込みやすくなります2。タコクラゲは他のクラゲと違って遊泳力があり、自分で水流を作って移動することができます1。タコクラゲの逆さまに泳ぐ姿は、不思議で美しいですね。
詳細情報:
1. ja.wikipedia.org2. woriver.com3. woriver.com
1/30
心配したが ……
タコクラゲは体内に共生藻を持っており、光合成によっても栄養をとることができる。
自然海のタコクラゲは明るいところに集まる。
水槽内でも光合成を助けるために強い照明を当てているので、逆さまに泳ぐことで褐虫藻に光を当てる。
また水中の酸素を取り込みやすくしている。
…… 疑問は解決した。
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JUGEMテーマ:植物
2008年9月16日
秋の気配漂う 六甲高山植物園 で、はじめて見た「キレンゲショウマ」
今、朝ドラ「らんまん」に登場しているトレンドなお花です。
ただ1種だけからなるこの属は1890年、当時、東京帝国大学の教授であった矢田部良吉が、日本人として最初に発表した属で、和名がそのまま学名にされたもの。
学名:Kirengeshoma palmata Yatabe
科名・属名:アジサイ科 キレンゲショウマ属 (旧ユキノシタ科)
分類:多年草 山野草
草丈:茎の高さ 80〜120cm
花期:7〜8月
分布:紀伊半島(大峰山系)・四国・九州に自生
深山の湿った木陰にまれに見られる。
石灰岩地帯に多い遣存的な分布をする植物。
葉は対生し、下部のものには長い柄があるが、上部のものにはほとんど柄がない。
葉身は長さ・幅ともに10〜20cm。
浅く掌状に分裂し、裂片は三角形で先がとがり、葉身の基部は心形になる。
夏、茎の先にまばらな円錐状の集散花序をつくり、黄色の花を開く。
萼筒は半球形、先に浅い三角形の5裂片がある。
花弁は長楕円形で先がややとがり、長さ約3cm。花冠はラッパ状。
雄しべは15本、5本ずつ3輪に配列する。
花柱は3本、まれに4本で長さ2〜3cmで?果(さくか)の時期まで残る。
子房は半下位。
アジサイなどに近縁な植物である。
(参考図書:平凡社大百科事典)
@rokkoalpine
8月18日
キレンゲショウマ の群落が見頃です。
四国の高い山などで見られる深山の植物です。
六甲山は自生地ではありませんが、種から育てたものを園内では複数か所で群落としてご覧いただけます。
見頃は今月末ごろまで続く見込みです。
とツイートされました。
今年の花を見に行きたいのですが行けません。
昔撮った花はうつむいており、花の中をのぞいてみたい。
今年5月16日、六甲高山植物園へ Okina と行ったのですが……。
骨折後はじめての植物園行き。
六甲ケーブルに乗降する階段に手すりのない部分があり、ひやひやものでした。
学名:Anemonopsis macrophylla
科名・属名: キンポウゲ科 レンゲショウマ属
分類:多年草 山野草
草丈:40〜80cm
花期:7〜8月
花色:ごく淡い紫色
分布:本州(福島〜奈良県)
落葉広葉樹林の林床に咲く、1属1種の日本特産種です。
ろう細工のような花は涼しげに揺れてまさに絶品! ファンの多い花。
花弁状に見える萼片が少しずつ重なり合い、蓮の花を連想させることからレンゲ。
また、葉がサラシナショウマに似ているところからショウマの名がある。
よく似た名前のキレンゲショウマも同時期に咲く。
花の形を比べて見てください。
(六甲高山植物園ガイドブックより)
レンゲショウマには似ていない!? キレンゲショウマ! (-ω-;)ウーン
下記のサイトを見つけました。
外部リンク:mirusiru.jp
関連記事:
「キイジョウロウホトトギス」に 魅せられて〜 六甲高山植物園で 2023.04.22
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JUGEMテーマ:梅仕事
今年 ● 大豊作だった庭の青梅 ● 梅干しと梅ジャムになった。。
おうな(嫗・老女)・ お婆が漬けた梅干し、しわしわ〜〜。
過去にうまく漬からなかったので、今年は黄色くなるまで追熟させて漬けてみた。
しわしわながらも皮はかたくなくて、まずまずのでき上り。(*^^)v
つぶれた梅干しを味見した。
梅干しを食めば(はめば)残暑もどこへやら Ouna
梅酢が上がってきた状態
2023.06.25
6月12日に収穫した 5.5Kg の青梅。
その内から良いのを1kg 選び、黄色くなるまで追熟させた。
6月16日
よく洗ってザルに上げて水を切る。
煮沸消毒した広口ビンに梅1Kg と塩 180g を入れる。
6月17日
梅の量が少ないのと重しをしていないので、梅酢の上りが遅いかも。
猛暑で蒸し暑い、もしカビがはえたらいけないので。
酢を少量入れて容器ごと冷蔵庫の野菜室に入れた。
2023.06.26
購入した赤紫蘇(あかしそ)袋入り。
2023.06.26
赤紫蘇の茎など取り除き選別した 200g を 40g の塩で2回揉む。
かたく絞って下漬けの梅の中に入れる。
2023年6月26日
2023.06.26
塩で揉んだ赤紫蘇を入れて7月の土用を待つ。
2023年7月24日
2023.07.24
赤紫蘇で梅が赤く染まっている。
土用に入っているので天日干しをする。
三日三晩の土用干し!?
2023年7月27日〜29日まで
2023.07.28 撮影
ほんとうは「三日三晩の土用干し」ですが、昔と違って大気汚染もあるし。
夜は管理できないので日中だけ3回天日干しをした。
夜は容器の中の赤い梅酢に戻し、日中に天日干し。。。
2023.08.08 撮影
酸にも強い「耐熱ガラス製保存容器」に入れて保存。
梅干しの数は 32 個。 少ない! (#^.^#)
2023.06.26 撮影
ジャム用に追熟させた梅 2.5Kg。
梅はよく洗って水に1時間ほどつけてアクを出す。
ヘタが残ていれば爪楊枝で取り除く。
ホウロウ・耐熱カラス鍋などで茹でて種を取り除く。
皮は軟らかくなっている。
梅果肉 970g に砂糖(グラニュー糖)700g(果肉の70%ほど)を加えて弱火で煮つめる。
木・竹製のヘラなどで混ぜながら、もし途中でアクが上がってきたらすくい取る。
煮つめ過ぎないように……。
カラスコップに水を入れ、煮つめたジャム一滴を上から落とす。
途中で散らずにコップの底まで落ちれば OK よ。
梅ジャムは毎年作っているので、いいでき上り。(*^^)v
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万葉仮名 -- 紅 呉藍 久禮奈為
紅(くれなゐ)の深染めの衣(きぬ)色深く染(し)みにしかばか忘れかねつる
万葉集 [巻十一 2624]
「紅の染料が衣にしみこんで濃い色に染まるように、あなたのことが私の心にしみ込んでしまったせいか忘れられないのです」という恋の歌。
「紅(くれない)」は中国の呉の国から伝わった「呉の藍(くれのあい)」の意味で、今は紅花(ベニバナ)と呼ばれている。
紅花は「くれなゐ」として、万葉集に29首詠まれている。
● ● ●
学名:Carthamus tinctorius
科名:キク科
分類:二年草(越年草)
草丈:0.5〜1m
花期:6〜7月
西南アジア原産で、古くから南ヨーロッパ〜中近東・インド・中国で栽培された。
日本へは推古天皇の時代(6世紀末〜7世紀初め)に、シルクロードを経て中国から渡来したとされている。
けれど実際はもっと早かったようです。
染料・化粧料(紅)の原料としてベニバナ利用の歴史は古く。
前2500年のエジプトのミイラにまとってある布が紅花染めであるという。
藤ノ木古墳(奈良県)から出土した絹製品は、断片が約1000点、石棺の中の水に浮いていたそう。
2人の被葬者をおおっていた布は紅花染めと推定されている。
紅花栽培は、ふつうは秋に、寒地では春に種をまく。
草丈0.5〜1mに育ち、葉はアザミに似てとげがある。
上部で枝分かれし、初夏に各茎頂に橙黄色のアザミに似た花をつけ、日がたつと赤色に変わる。
この花が淡い黄色や鮮やかな紅色の染料になり、口紅などの化粧料などにも。
漢方では婦人病藥に利用される。
花を摘む作業は、とげが皮膚を刺すので早朝または朝露のある間に行う。
茎の末の方から花が咲き始めるのを摘み採ることから「末摘花(すえつむはな)」ともいう。
「末摘花」は源氏物語の巻名にもなっている。
1花に10〜100個の種子が実る。
種子はリノール酸が多く含まれており、上質の植物油となる。
血液中のコレステロールを除き、動脈硬化予防に効くとして需要がある。
この油を燃やした「すす」を集めて作った墨は「紅花墨」と呼ばれ高級品。
若い茎葉は野菜として食用にされる。
切り花やドライフラワーにも使われる。
紅花は、植物染料として江戸期に最も発達し、藍・麻と並び三草の一つに数えられていたが。
明治時代以降、中国産のベニバナが盛んに輸入され。
次いで化学的に合成可能なアニリン染料が普及したことから、ベニバナ生産は急速に衰退した。
現在では紅花染めや観光用などにわずかに栽培されている。
● ● ●
Ouna はずっと紅花・紅花染に興味があった。
2010年3月、月ヶ瀬梅林を訪ねたので、古くは月ヶ瀬の名産だった「烏梅(うばい)」のことを売店で尋ねてみたが。
今はほとんど生産していない、とのことでした。
「烏梅」は、紅花で染める紅染めの発色剤としてなくてはならないもの。
古代の日本では、わら灰汁や果実の酸を使って紅花染めをしたようですが……。
万葉人はどのようにして染めたのでしょう。
● ● ●
紅花染 新田の紅皿
月ヶ瀬梅林を訪ねた翌年、紅花で作られた口紅を買ってみた。
貴重な紅花で作られ、深いくれないの色あいで玉虫色の光沢を放っている。
いにしえのやんごとないお方も口紅に……。
憧れの紅皿、時おり眺めては楽しんだ。
もったいないので少しだけ、紅筆にとって紙に試し描き。
紅筆に水をつけ、紅皿の色素を溶いて……。
水を多めにするとやさしいピンク色に。 少なめにすると渋めの赤色になる。
参考図書:平凡社大百科事典 やまと花萬葉
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万葉仮名 -- 紫草 紫 牟良佐伎
笠女郎 万葉集 [巻三 395]
この歌は笠女郎が大伴家持に贈ったもの。
「託馬野に生えた紫草を着物に染めつけ、まだ着てもいないのに、人に知られてしまいました」
紫草になぞらえて「恋の思いが実を結ばないうちに、他人に知られてしまった」と訴えている。
2017年5月12日(金)
奈良・春日大社の神苑「萬葉植物園」へ。
園内には、歴史のある希少な萬葉植物のほとんどが植栽され、大切に育てられている。
藤園の藤の花はすでに盛りを過ぎており、今年の最終を飾る遅咲き白野田藤のみを愛でた。
園を出ようとした時に、咲き始めた「むらさき(ムラサキ)」の花に会えた。
「むらさき(ムラサキ)は、現在の自然界では滅多に出会えないという植物です。
このような小さな白い花が咲く植物から紫色が……!?
と思ったけれど、傍の説明板を見て納得。
太い根を乾燥させると赤味を帯びた紫色になり。
「紫根染」の重要な染料として使われ、名前はこれに由来すると。
紫草は古くから栽培され、万葉集に詠まれた植物の中でも代表格とされ、17首に詠まれている。
額田王 万葉集 [巻一 20]
額田王が大海人皇子に贈ったこの歌からは、紫草が自生地で保護栽培されていたことがよみとれる。
万葉集 [巻十二 3101]
この歌からは、紫染めには椿の木灰から採った灰汁が必要だったことがうかがえる。
紫草は古代、貴族が着用する紫の衣服の染色に使われた。
紫色は日本だけでなく、エジプト・ギリシャ・ローマ・中国などでも、高貴な色とみなされ尊重されてきた。
ムラサキ(紫)
万葉名:むらさき
現代名:ムラサキ
学名:Lithospermum erythrorhizon
科名:ムラサキ科
分類:多年草 乾燥した草原に生える
草丈:40〜90cm
花期:6月〜7月
茎は直立し、高さ40〜90cm。
葉は無柄で互生し、長さ3〜7cm、幅1〜2cm。
茎とともに粗い毛がある。
花は小さく白色で5弁、カタツムリ状花序の下方から上方へ咲き進む。
開花が進むにともなって、花序の軸は伸長し直立する。
花筒は長さ約6mm、先端は5裂して平開、萼筒は5深裂する。
子房は4全裂し花後4つの分果となる。
分果は灰褐色で平滑、光沢があり長さ約3mm。
地下には太い根があり、この根から紫色の染料シコニンがとれる。
紫草染はムラサキの根の浸出液と灰汁とに交互に布をつけて染める。
染めあがるまで数日かかるが、日光によって退色しやすい。
また、紫根は漢方で解熱・解毒の薬、皮膚病・やけどの妙薬などにも利用される。
昔は日本全土に分布し、栽培もされていたようですが。
現在では、絶滅の危機にひんした希少植物。
野生種は国内に約1,000株ほどと言われている。
と説明書きがありました。
栽培は難しく、種が入手できたとしても株を増やしていくのは至難の業とか。
そのような貴重な紫草の根で、紫根染めをしてみたいという好奇心が湧いてきた。。。
外部リンク:
色の万華鏡 吉岡幸雄 監修 色の万華鏡 紫
伝統的な方法で染められる「紫根染め」が紹介されています。
参考図書:やまと花萬葉 平凡社大百科事典
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2023年7月25日 (火)
2015年7月にN公園で、珍しい蘇鉄(ソテツ)の雄花の開花を見ていた。
観察記録5ページを投稿していたが、今回まとめ・リライトして……
2023年7月22・25日
「蘇鉄(ソテツ)の 雄花」 開花から終末まで お疲れさん!(前編)・(後編)
を投稿。
その(後編)に現在の蘇鉄の様子を載せたいと思い。
8年ぶりに後編投稿日(7月25日)の朝、N公園へ見に行った。
4本の蘇鉄は健在だったが、目を疑うような光景を見て絶叫した。
ソテツは20年、長いものだと40〜50年も花を咲かせないとか。
なのに8年前に花を咲かせていなかった3本に雌花・雄花が開花している。
雌株・雄株が同時に花を咲かせることは稀なことらしい。
今回、ソテツの記事を投稿しなかったら、N公園には行っていない。
ソテツの雌花と雄花がほぼ同時に咲いて。。。Ouna を呼び寄せてくれたに違いない。
奇跡が起こった!と感激。
はじめて見るソテツの雌花のことを AI に聞いてみた。
雌花はどんなのと聞いたら画像を生成してくれた。。ナントッ!!Σ(゚∀゚ノ)ノ
2023.07.25 09:11
右手のソテツは2015年7月に立派な雄花を咲かせた雄株。
中央が今回、花を咲かせている雌株。
左隣は背丈は低いが、今回雄花を咲かせている雄株。
左手前は大きな雄株。3個も花を咲かせている。
ソテツは雌雄異株で、雌花・雄花ともに茎頂に1個つき、夏に開く。
なのに、左手前の大きな雄株は小さいながら花を3個も咲かせている。。。
ソテツの幹は太く、葉柄基部が枯れ残って周囲をうろこ状におおう。
高さ2mほど、まれに5mを超すことがある。
しばしば、側方から芽を出して枝分れをする。
2023.07.25 09:26
雌花は先が掌状で裂けた大胞子葉が多数束生し、花としてのまとまりが悪く花の原型を示す。
大胞子葉は黄褐色の柔らかい毛でおおわれる。
下半部に1〜3対の胚球を付け、胚球は秋から冬にかけて橙赤色で卵形の長さ4cmもの種子になる。
左手のソテツは背丈は低い。雄花を咲かせている。
雄花は長さ50〜70cmに達する狭楕円体で、花軸のまわりにオール状の小胞子葉(おしべ)を多数つける。
この小胞子葉の裏面一面には小胞子嚢(花粉嚢)が密生する。
この雄花は標準よりも小さい。
普通は茎頂に花は1個つき、夏に開く。
この大きな株は枝分かれに花を咲かせたのか!?
花は貧弱だか3個も咲かせている。。。
雄花は2015年に観察している。
はじめて見た雌花がこれからどうなるのか、実がつくかを観察します。
参考図書:平凡社大百科事典
ソテツの雌花は、ソテツの幹の先端に丸くドーム状に膨らんだ花です。雌花は葉と同じく茎頂の生長点から生じ、結実後は雌花の中心から再び新葉を出して生長を再開します。雌花は花の器官分化が進んでいない原始的なものと考えられ、また花が葉から派生した進化の様子を示していると言われています12。
ソテツは雌雄異株で、雌花が受精するには雄花から飛散した花粉が必要です。しかし、同じ年に雌花と雄花が開花することは稀で、実がつくことも珍しいとされています3。実は成熟すると朱色に色づき、種子を含んでいます。種子からソテツを育てることもできますが、発芽までには数か月かかります3。
ソテツの雌花は、裸子植物特有の不思議な姿をしていますね。私はソテツの雌花を見るたびに、植物の進化の歴史に感動します。あなたはどう思いますか?😊
詳細情報:
1. ja.wikipedia.org2. kaxtukei.com3. pino330.com
雌花の画像を何枚も生成してくれたのですが1枚だけ載せます。
追記:
このページの雌花に実が生りました!
生った!生った!「蘇鉄(ソテツ)」に 赤い実が生った 。。。
2023.10.16
関連記事:
「蘇鉄(ソテツ)の 雄花」 開花から終末まで お疲れさん! (後編)
2023.07.25
「蘇鉄(ソテツ)の 雄花」 開花から終末まで お疲れさん! (前編)
2023.07.22
ソテツ(蘇鉄)の 花 今年は当たり年!? 朝ドラ「らんまん」にも ソテツ・・・
2023.09.01
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・・・の続きです。
2015年8月8日(土)
7月19日(木)満開になってハナムグリにモテモテだったソテツの雄花ですが……。
雄花としての役目を果たし終末を迎え、哀れな姿になっていた。
2015.07.30
狭楕円体(砲弾状)ではなく、バナナのように曲がってしまった。ヽ( ̄▽ ̄)ノ
上3枚の写真は、雄花の役目を果たし終末を迎えた花の姿。
あの つぼみ や開花のころのような力強さと黄金色の耀きは失せ、よれよれに枯れかけている。
これから、どのようになるのでしょう?
しおれてしまった小胞子葉(おしべ)が、パラリ・パラリと散るとは思えないし。
花首辺りで折れて、ポロリと落下するのでしょうね!?
これからも、この雄花の終末を見届けねばなりません。。。o(=¬ェ¬=)o
2015.08.08 N公園で
ソテツの幹下部から幾つかの芽らしきものが出ている。。。
定芽か不定芽か!?
定芽、不定芽とは、
茎や先端や葉腋から出る定芽に対し、それ以外の所(節間・葉・根)から出る芽は不定芽。
これらをもぎ取って植えて、育てれば立派なソテツに成長しそうに思えますが……。
子孫を残す手立てとして種子だけに頼ることなく、このような芽も出す!
万全の構えのようです。。。w( ̄o ̄)w
2015年8月20日(木)
蜜をお目当てのハナムグリたちに花粉媒介を託し、子孫を残す役目を果たした終末期の蘇鉄(ソテツ)の雄花。
その後どうなっているか見に行ってきた。
雄花が枯れた状態をどう呼ぶのか分かりませんので。
Ouna の独断と偏見で「終末期」としています。<( ̄∇ ̄)ゞ
2015.08.20 N公園で
7月30日の雄花の姿は、バナナのように曲がっていたが、小胞子葉(おしべ)は触ると硬かった。
21日経ったこの日の小胞子葉(おしべ)は、雨上りだったためか触ると柔らか。
全容は少し萎縮してお疲れ気味で、お辞儀をしたような姿になっている。
これから、どのようになって終末を迎えるのか……?
引き続き観察を続けます。
2015年9月12日(土)
終末期に入っていたN公園のソテツの雄花、もっと早くに見に行くべきだった。残念なことに、最後を見取ることができなかったのです。(w_−;
枯れた雄花は折れて落下したのだろうか、、、最後の様子を知りたいなー。
最後は見取れなかったけれど、花の後には若々しい葉が秋の空に向かって伸びていた。。。\(^o^)/
ぐんぐん伸びて広がって南国ムードを漂わせるか、楽しみに観察続けます。
若い葉の長さ目視で約50cm。
2015.09.12 N公園で
蘇鉄の葉は幹の上部で四方に伸びる羽形で、50cm〜1.5mになる。
小葉 は約8〜20cm。
蘇鉄の花言葉は「雄々しい」
蘇鉄の雄花の開花から新しい葉を出すまでを見てきたが、本当に花言葉の様に雄々しい。
雄花に対して雌花。
蘇鉄の雌花のことを知りたくて検索したが、蘇鉄の花は珍しいから記事・画像が少ない!?
今、流行りのAIに聞いてみたが、それもいい回答が得られなかった。
今朝 7月25日(火)
8年ぶりに蘇鉄(ソテツ)を見に行った。
4本の蘇鉄(ソテツ)。。。。健在!
8年前に花を咲かせなかった3本に、奇跡が起こっていた。w( ̄o ̄)w オオー!
これからまた、観察しなければならない。
へ続きます。。。
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2015年7月7日(火)
2日続きの雨が止んだ夕方、バラなど季節の花が楽しめるN公園へ行ってみた。
今までは、しげしげと見ることがなかった「蘇鉄(ソテツ)」の前で足が止まった。
子どものころ、寺・学校・役場に植えられていたが関心がなかった。
4本あるソテツの内の1本が幹の頂に、面白い形をした物をつけている。
初めて見るソテツの雄花だった!
ソテツの開花は20年、長いものだと40〜50年も花を咲かせないらしい。
珍しいものが見られてラッキー。
まだ、つぼみ のよう。
この黄金色の!? ソテツの雄花はこれからどのようになるのか、観察します。
雄花をつけているソテツは、刈り込まれたのか葉がない。
葉は幹の上部で四方に伸びる羽形で、50〜150cm。 小葉は8〜20cmの線形。
ソテツは雌雄異株。
N公園に雌株が植えられているか、わからないのですが。
雌花も見てみたい。
2015.07.07 17:19 N公園で
4本あるが3本だけが写っている。 手前が雄花をつけているソテツ。
学名:Cycas revoluta
英名:Japanese sago palm
科名:ソテツ科
分布:九州南部以南の海岸の岩場などに生育
分類: 常緑低木
樹高:2〜5m
花期:7〜8月
幹には年輪がなく、表皮は花柄の基部が残り、うろこ状になる。
蘇鉄(ソテツ)の名の由来は、
この木が衰弱したときに「鉄くぎ」を打ち込んでやると元気になる、という言い伝えにちなむ。
種子の胚乳と幹の髄にはデンプンを含み 救荒植物 としては古くから利用されてきた。
毒性があるので十分水洗いしないと中毒死するそう。
1895年、池野成一郎氏 がソテツの精子を発見。
種子植物とシダ植物との類縁性の存在を確証した。
ソテツについては、初めて知るむつかしいことが多いのでよく観察したい。
2015.07.19(木)
7月7日に見たN公園のソテツ雄花、台風の被害を受けない内にと急いで見に行った。
雄花は目視で55cmほどの砲弾状に伸びて満開!?
ハナムグリたちが盛んに吸蜜中だった。
ソテツは 裸子植物・ソテツ科の常緑低木。
雄花は長さ50〜70cmになる砲弾状(狭楕円体)で。
花軸のまわりにオール状の小胞子葉(おしべ)を多数つける。
小胞子葉の裏面一面には小胞子嚢(花粉嚢)が密生する。
裸子植物としては例外的に風媒に加え、虫媒でも受精するそうです。
ハナムグリが吸密中。
ハナムグリも蜜をもらって受粉に関わっている様子。
ゴツゴツした感じのオール状の小胞子葉(おしべ)の上を歩き、、、
もぐっての吸蜜は、チョウではなくハナムグリがよく似合う、と思いながら眺めた。
現在生きている植物の中では、ソテツはイチョウと共に最も原始的な物の一つとされている。
また、種子植物でありながら、独立した精子を作ることでも有名。
これはなかなか難解です。 雌花も見てみないと……。
小胞子葉(おしべ)が開いた様子は、松かさに似てる。
長さは7cmほど。
小胞子葉の裏面一面に小胞子嚢(花粉嚢)が密生している。
もう花粉は飛んでしまったのか、嚢は空っぽのように見える!?
幹の頂の雄花は高くてよく見えない、Ouna の学習のためにゴメンとことわって。
背伸びして力一杯で、むしりとった堅い小胞子葉一枚。m(_ _;)m
・・・後編 に続きます・・・
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2015年6月9日(火)
万博記念公園・日本庭園の水辺で、長く並んでお化粧に余念がないハンゲショウ(半夏生)の一群に会った。(*癶ω癶*)
学名:Saururus chinensis
別名:カタシログサ(片白草)
科名:ドクダミ科
花期:6月〜8月
暖地の水辺や湿地に白い地下茎をのばして群生する多年草
薬用植物
ハンゲショウは、茎の上部の数枚の葉は下半分が白色となって目立つ。
この葉の色から「半化粧」の名があるという説。
また、この葉を半夏生のころ(夏至から11日目、太陽暦では7月2日ころ)につける。
そのことから「半夏生」の名があるという説がある。
半夏生の花は小さくて目立たないので、虫をおびき寄せるために葉を白くする、といわれている。
花は上部の葉腋から、黄白色の長さ10〜15cmの細長い穂状花序をだし、多数の小花をつける。
花には花被がなく小さな苞葉の腋に、6本のおしべと1本のめしべがあるだけ。
下部から開花して垂れていた花穂が直立していく。
果実は球形で4個の袋果に分かれ、それぞれ1個の種子をもつ。
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奈良・春日大社の万葉植物園で、半夏生が園内の珍しい植物・希少な植物の一つとして紹介されている。
半夏生は、万葉集に詠まれている万葉植物かと思ったが、歌に詠まれていないようです。
紅花の開花時期を表す山形の言葉に「半夏(半夏生の略)の一つ咲き」というのがある。
半夏生のころに、紅花が一輪だけぽっと咲くことを昔の人はこのように表現したという。
Ouna の こじつけ ですが……。
半化粧しているハンゲショウに、ちょっと紅をさせば、もっと可愛くなる!?
お化粧に欠かせない紅、半夏生つながりから紅花を詠んだ歌を載せます。
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くれなゐ (ベニバナ) キク科
紅(くれなゐ)の深染めの衣(きぬ)色深く染(し)みにしかばか忘れかねつる
万葉集 [巻十一 2624]
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媼の Ouna、最近は ほとんど化粧をしない。
外出するときは多少するけれど、急ぐとその手順を忘れている。
出先で鏡に映った顔…… (/▽\)きゃー♪
ファンデーションとバウダーで白塗り、頬紅・口紅を忘れていた!
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※ 2023.07.15 更新
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万葉仮名 -- 韮 久君美良
万葉集 [巻十四 3444]
「伎波都久の丘に生える ”みら” を私一人で摘んでも、なかなか籠に一杯になりません。あなたと一緒に摘めば、たくさん摘めますよね」と詠っている。
みら(韮)を詠んだ歌は万葉集には1首のみ。
「みら」は韮(にら)で「くくみら」は茎韮(くきにら)のこと。
伎波都久の丘はいったい何処なのでしょう? 場所はわからないらしい。
韮は古代(900年ごろ)から栽培もされ、万葉びとも韮を摘んで粥などに入れて食していたでしょう。
学名:Allium tuberosum Rotrl.
科名: ヒガンバナ科 (旧)ユリ科・ネギ科
分類:宿根多年草
花期:8〜9月
別名:フタモジ 古名:ミラ コミラ
東南アジア原産といわれ、中国・フィリピン・インド・インドネシア・台湾などに広く分布。
東洋的な野菜で欧米での栽培はないとか。
日本では900年ころから栽培されている。
本州から九州に野生している。
鱗茎から生じた株は盛んに分げつし、葉が多数になる。
葉長は20〜30cm。
葉身部は扁平で細長く葉肉は厚い。
葉色は鮮緑色で独特の強臭がある。
8〜9月に30cmほどの花梗を抽出し、茎頂に散形花序の白い小花をつける。
日本での品種は小葉・大葉などに分類されている。
小葉には在来品種が多く、大葉には満州、グリーンベルトなどの品種がある。
ニラは栄養に富んでいるが、葉や茎に特有の強い臭味があるので戦前の利用は少なかった。
戦後、餃子など中国料理が普及するにつれて需要が増えた。
ふつう葉を利用するのですが花茎を利用することもある。
「陽起草」ともいわれ、漢方では種子を血液浄化剤・強心強壮剤にも使う。
トップの写真のニラは、淡路島の道路脇の木陰で咲いていたもの。
白い星形の小花がたくさん集まってレース編みのような美しい花。
これがニラの花だとは思わなかった。
自生していたのか? 植えられたものかは不明。
花は台風の残り風に揺れていた〜。
この時、花茎や葉のにおいを嗅いでみるということを思いつかなかった。
ニラのにおいの原因は、ニンニクやネギにも含まれる 硫化アリル。
ニラはわが家の食卓に上がることは、あまりないのです。
たまに、餃子を作るときぐらい。
参考図書:平凡社大百科事典 やまと花萬葉
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恥ずかしげに脱皮してます。。。 なまめかしいかも。
2010年4月30日(金)
吹田市のO大学付属病院で診療を終え、足を延ばして万博記念公園・日本庭園へ。
久し振りにサワラ林内の園路を散策しながら、、、シャガが咲く竹林に到着。
若竹が皮をはいでいくのを脱皮と言っていいのかどうかですが……。
すくすく伸びた若竹(孟宗竹)、恥ずかしげに皮を脱いでいるように見える。
なまめかしくも見える(笑)。
今年は、若竹の脱皮が遅れているのかなー、若竹になる筍の数も少ない。
よく手入れされた竹林、筍は間引かれたのでしょうか?
こちらはシャガが咲く立派なお屋敷。
まだ脱皮まではいかない筍が見えている。
成竹・若竹・筍と大家族です。
3本の竹は紐で結ばれて、、、どれかが切られる運命!?
そばには古い切り株が見える。
シャガの群生の中に筍と脱皮中の若竹。
2010.04.30
シャガのお花に見惚れて、、、斜めに!?
竹は真っすぐ上に伸びないと…… NG。
万博公園の竹林は広い。
まだ筍もあるがずいぶん伸びている若竹もあります。
こちらもやはり筍生活のようで……!?
<たけのこの皮を一枚一枚はいでいくように、衣類や家財を売りながら生活費にあてるような暮らし>(大辞林より)
今は、死語となっているようですが、特に第二次大戦直後によく使われたフレーズです。
Ouna 子どものころは、包装材などによく利用していた筍(タケノコ)の皮。
若竹が皮を脱いでいく様子が興味深くて、筍(タケノコ)・ 皮について調べてみた。
Wikipedia 「タケノコ」によると
固いタケノコの皮(稈鞘)は柔らかい本体(稈)を保護するだけでなく、節の生長を助ける役割をもっている。
このため若竹の皮を無理に取るとその節の成長は止まってしまう。
竹の地下茎(根茎)は節ごとに根と芽を備え、主に3 、4年目の芽が温帯では春先に、熱帯では夏に伸長を始める。
地面から顔を出したタケノコ、その成長は非常に速いが、2〜3ヶ月ほどで成長は止まる。
やがて若竹となって皮を落とすが、高さや太さはそれ以上変化せず硬化が進み、成竹となって10年ほど生きる。
サイト「竹の性質」によると
竹には60個ほどの節があるが、成長して増えるのではなくてタケノコの時から同じ数の節を持っている。
この節に成長点があり、この成長点がすべて伸びるのである。
節と節の間隔が広がることによって背が高くなる。
画像の竹は孟宗竹(モウソウチク)。
孟宗竹の稈(かん)の高さは10〜20m、直径8〜20cm程、節の環は1個。
稈(かん)とは、稲・竹などの中空になっている茎のこと。
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2023年7月3日(月)
今年の初ミョウガが出たようで、昨年よりも3日早くOkina が11個収穫した。
ミョウガの葉が茂っていて出ているのに気づかなかったらしく。
花が咲いているのもある。
うちのミョウガは、お店で買うミョウガのように美しくなくて。
ほったらかし栽培なので貧弱です。
渋い古代色の十二単をまとっており。
食するには3枚ほどかたい衣をはがさなければなりません。
淡黄色の花は食べられるけれど……。
即日投稿しなかったので、4日(火)の夕方に8個。
5日(水)朝に3個。続々と出ているもよう。
たくさん出られても困ります。
ミョウガは、さわやかな辛みと香気を持っていて美味ですが。
食すると物忘れをするというので「鈍根草(どんごんそう)」の異名がある。
昔から面白い笑話がいくつも伝えられている。
過去に何度もミョウガのことを投稿してきたのですが、ミョウガについてはうとい。
なので調べてみました。
ミョウガは、日本では最も古くから栽培されていた野菜の一種。
全草に独特の香りと辛みがある。
延喜式 には供御の漬物などの料とするものの栽培規定が<料理物語>に見えている。
汁の実・なます・刺身・あえ物・すし・漬物によいとされている。
すしというのは室町時代から行われていた野菜のすしの一種で<料理塩梅集(1668)>によると。
桶などに飯と刻んだミョウガを交互になん重にも敷きつめ、重石をかけて漬け込むもの。
このほか、江戸時代の料理書には丸のまま熱湯をくぐらせたミョウガを串にさして、、、
トウガラシ味噌をつけて焼く「ミョウガ田楽」が見られる。
うちでは、下処理したミョウガを丸のまま熱湯にくぐらせてザルにとり、冷めたら甘酢に漬ける。
紅色に染まって美しくて美味! 肉や魚の添物にしている。
学名:Zingiber mioga
花や若い茎葉を野菜として利用するショウガ科の多年草。
本州以南沖縄までの温暖地に自生し、栽培もされる。
肥厚した地下茎から葉鞘(ようしょう)が、まき重なった高さ50〜100cmの偽茎を出し、広線形の葉を2列に展開する。
苞につつまれた短柄の花序は7〜9月に地下茎から直接生じ、花は一日花。
日本で栽培化されており、早生の夏ミョウガ、中生・晩生の秋ミョウガに分けられている。
参考図書: 平凡社大百科事典
関連記事:
ミョウガ(茗荷)の 収穫・・・ 今年も やっぱり 古代色!? 2022.07.08
みょうが(茗荷) 採るのがおくれて花満開 *** 2020.07.14
* 秋茗荷 * 今年も出ました!十二単で古代色! 2017.10
よく似た記事が多くあるのでまとめてリライトする予定。
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白色の萼と赤色の花冠の対比が美しいゲンペイカズラ(源平葛)。
源氏と平家が争った源平合戦では、源氏の旗は白色で、平家の旗は赤色。■ ■
源平の旗に見たててゲンペイカズラ(源平葛)の名がある。
ゲンペイカズラの赤い花に「幸せを呼ぶ蝶」とも言われているツマベニチョウが、次々と蜜を吸いに来ていた。
ツマベニチョウたちは蜜がある赤い花を選び。
チョウ温室での源平合戦は、赤旗の平家に軍配が上がったよう。。。■
蜜がある花冠とない萼片では、勝敗は明らか!
花は長期間咲き、花弁が落ちたあと萼片は紫色に変化する。
ゲンペイカズラの花には、黒いチョウが似合うと思う。
黒いチョウを待っていたけれど、待てど暮らせど、だったわ。
(伊丹市昆虫館・チョウ温室で 06.04)
学名 : Clerodendrum thomasoniae
科目 : クマツヅラ科
分類 : 常緑つる性低木
原産地 : 熱帯西アフリカ
樹高 : 〜4m
越冬温度 : 5℃以上
※ 関連記事:
ツマベニチョウ〜幼虫・さなぎ(蛹)も見ました〜(*゚o゚*) 2012.04.07
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